2022年12月の読書記録

遅くなりましたが12月の読書記録を残しておきます。

 

12月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3039ページ
ナイス数:1182ナイス

それでも猫は出かけていくそれでも猫は出かけていく感想
面白かったのですが、壮絶でもありました。いろんな猫たち、家猫も外猫にも作者の愛が溢れていました。病気を持っていたり障害をもっていたりする猫を捨てるのは酷い。そしてそういった猫たちをお世話する著者は凄い。そして文句を言いながらも診てくださるD病院の院長も素晴らしい人だと思います。避妊手術をうけさせて不幸な外猫を増やさない。生き物を飼うのならば最後まで責任を持ってほしい。登場する猫たちが個性的でした。
読了日:12月27日 著者:ハルノ 宵子
きのう何食べた?(14) (モーニング KC)きのう何食べた?(14) (モーニング KC)感想
シロさん、客先からまさかのクレーム。でもそれは絶対ありえないと所長が突っぱねてくださった。当然よね。シロさんはその手のお店に興味がありませんものね。結局客先の人が勝手なことをしていたことが判明し、謝罪に来られた。やれやれですね。ケンジさんのお店の店長、ついに奥さんに三行半をつきつけられた。ケンジさんが思っていた通りの展開。ところが、そのせいでケンジさんは店を任せられる事に。
読了日:12月25日 著者:よしなが ふみ
ベルサイユのばら 5 (集英社文庫(コミック版))ベルサイユのばら 5 (集英社文庫(コミック版))感想
アンドレを失ったオスカルはそれでも部下たちを引き連れ民衆の為に闘い、壮絶な死を迎えた。ここも涙した。フェルゼンの手配に寄りマリー・アントワネットや国王一家を国外逃亡させようとしたが、バカなフランス側の部下のせいで失敗する。そして処刑の日。マリー・アントワネットは最後まで王妃として誇りをもってふるまった。哀れだ。ボタンの掛け違いで彼女の運命は大きく狂ったと思う。ラスト、フェルゼンも又民衆の手によって命を落としたことが描かれ幕を下ろす。豪華で壮大で悲しみに満ちた物語だった。
読了日:12月11日 著者:池田 理代子
ベルサイユのばら 4 (集英社文庫(コミック版))ベルサイユのばら 4 (集英社文庫(コミック版))感想
パリの民衆の不満は膨れ上がり、オスカルの部隊は王宮を守る為に民衆を迎え撃つ役割を与えられる。オスカルはアンドレを愛している事を自覚しついに二人は結ばれる。オスカルは民衆側につくことを決意し、アンドレ以下部下たちも付き従う。そしてアンドレを失う。一番涙した場面。
読了日:12月11日 著者:池田 理代子
ベルサイユのばら 3 (集英社文庫(コミック版))ベルサイユのばら 3 (集英社文庫(コミック版))感想
パリの街に出没し貴族の屋敷を襲う黒い騎士を追い詰めたオスカルとアンドレアンドレが黒い騎士に目を傷つけられてしまう。これが後にアンドレを苦しめることになる。オスカルは近衛隊を辞めて衛兵隊に。荒くれ兵士たちはオスカルをバカにして従わない。しかし本気で兵士たちの事を思うオスカルの気持ちがやがて伝わっていく。が、オスカルの父親がオスカルに結婚話を薦める。追い詰められたアンドレはオスカルを道連れに死のうとするが直前で思いとどまる。好きな場面だ。アンドレは片目に追ったケガの影響で両目とも見えなくなりつつあった。
読了日:12月11日 著者:池田 理代子
ベルサイユのばら 2 (集英社文庫(コミック版))ベルサイユのばら 2 (集英社文庫(コミック版))感想
ロザリーの母の仇は皮肉な事に自分の産みの親のポリニャック婦人だった。娘として正式に引き取りたいと言う申し出を断る。当然よね。馬車でひき殺しておきながら平然と立ち去った女ですものね。マリー・アントワネットの母で偉大なオーストリアの女帝マリー・テレジアの逝去。娘のマリー・アントワネットの事がさぞかし心配だったことだろう。マリー・アントワネットは僅か14歳で嫁ぎ子供だった。彼女をちやほやした廻りの大人が悪い。
読了日:12月11日 著者:池田 理代子
ベルサイユのばら 1 (集英社文庫(コミック版))ベルサイユのばら 1 (集英社文庫(コミック版))感想
宝塚歌劇団の公演を見てすっかりファンになった作品。原作を読んだことはなく、今回図書館で借りて初めて読みました。オスカル他フェルゼン、マリー・アントワネットの3人の誕生。そしてオスカルは男性として育てられ近衛隊所属に。マリー・アントワネットはフランスへ嫁ぎ、フェルゼンとの運命的な出会い。貧しい家の娘ロザリーとの出会い。と盛りだくさん。
読了日:12月10日 著者:池田 理代子
声の在りか声の在りか感想
あるあるとうなずきながら読みました。現実にありうることばかりですっと物語の世界に入り込めました。スマホの画面ばかり見て希和の話を全然聞いていない夫には、生活全般の面で腹が立ちましたが、最後の方で希和に漏らした言葉で、え?本当にそう思っていたの?と驚いてしまいました。でも歩みよりの姿勢が見られて希望があります。保護者の中にはボスになりたい人はいますよね。上から目線で人の話をちゃんと聞かない。子供に恥ずかしくないのかと思います。
読了日:12月09日 著者:寺地 はるな
あずかりやさん 満天の星あずかりやさん 満天の星感想
『金魚』『太郎パン』『ルイの涙』『シンデレラ』の4篇。『ルイの涙』はそれこそ涙腺崩壊。ダメですね。動物ものは。ルイの健気さに抱きしめたくなりました。
読了日:12月06日 著者:大山 淳子
きのう何食べた?(13) (モーニング KC)きのう何食べた?(13) (モーニング KC)感想
佳代子さんの旦那さん、最高に笑わせてもらいました。ケンジさん、シロさんとの初詣楽しみにしていたのにまさかの発熱。でもシロさんが優しいと喜ぶ姿がカワイイです。お誕生日えおお祝いする場面では、年齢にこだわるケンジさんにそんなにこだわらなくてもカッコいいよと思ってしまいました。同級生が病死したり孫がいたり、シロさんもそういう年齢になったのですね。私もだ。
読了日:12月03日 著者:よしなが ふみ
星新一 空想工房へようこそ (とんぼの本)星新一 空想工房へようこそ (とんぼの本)感想
星新一氏の創作メモや蔵書や所持品などと、関係のあった新井素子さんやお嬢さんのマリナさんの書かれた星さんについての事、楽しく読ませて頂きました。主に中学から高校の頃、SFにどっぷりはまり、星さんの作品もその頃に読んでいました。作品を又読み返したくなりました。マリナさんが書かれていた、大阪万博は行列に並ぶことなくパビリオンを見る事が出来たなんて羨ましい限りです。でも私も幼かったから、太陽の塔アメリカ館しか覚えていないのですけれどもね。
読了日:12月01日 著者: 

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