あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

2020年となりましたね。

今年のお正月はわりとゆっくり過ごす事が出来ました。

昨年12月の読書記録を残しておきます。

 

 

 

12月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3559ページ
ナイス数:2145ナイス

音怪 一志耳袋音怪 一志耳袋感想
木原さんを師匠と仰ぐ一志さんの遺作。六十五噺で絶筆となってしまった怪談に、師匠である木原さんがコメントや解説を付けて出版されたもの。正直粗削りで怪談とは言い難い話も多く、詰めが甘い感が否めない。木原さんの解説やツッコミがなかったら、ちょっとわかりにくいものもありました。急逝しなければきっと木原さんから指導を受けてもっと完成度の高い本になっていたことでしょう。残念ですね。でも本を出したいという本人の願いを木原さんが叶えてくださって、きっと天国で喜んでいらっしゃることでしょう。
読了日:12月30日 著者:一志
九十九怪談 第十夜九十九怪談 第十夜感想
著者が最後に書いていらっしゃいます。「おかしな体験というのは、いつどこで誰にでも訪れると言ってもいいのではないか」本当にその通りだと思います。このシリーズはけっして大げさにではなく、体験者の体験を淡々と書いてあるところが魅力です。本作の中では『トラ』が切なくて好きです。命を助けてもらった猫の恩返し。そして『みそ汁』も。異国の地でお腹を空かせて亡くなったであろう日本兵が切ない。『引越先』や『能力』・『コンパス』に登場する彼女や『おじいちゃんその一~八』に登場するおじいちゃんが凄いです。
読了日:12月28日 著者:木原 浩勝
ネコのなみだ 猫と人の涙あふれる20の物語 (アース・スターブックス)ネコのなみだ 猫と人の涙あふれる20の物語 (アース・スターブックス)感想
猫に関する20の実話。やっぱり動物のお話はダメです。ウルウルきてしまいます。なんと健気なと思ってしまいます。猫は飼ったことがないけれども、セキセイインコとはたくさん出会いと別れを経験してきたから、重ねてしまいます。猫っていいですね。
読了日:12月27日 著者: 
九十九怪談 第九夜九十九怪談 第九夜感想
『ファミリーランド』おじいちゃん、そんなに孫と一緒に行きたかったのかなとちょっと切なくなりました。『友達』お父さんの気持ちを思うとこれも切ない。『市松人形』人形は魂がこもりやすいので、私は好きではない。この場合、新品の人形なのに、恐ろしすぎる。『猫守り』猫が守ってくれるなんて凄い。でもさすがに2階は怖かったのね。ただ猫の人形でも異変が起きなくなったというのが不思議。
読了日:12月24日 著者:木原 浩勝
九十九怪談 第八夜九十九怪談 第八夜感想
今回も結構怖い話が多かったです。お札貼りまくりの家はそりゃ怖いでしょう。小泉八雲が失われつつある怖い地元の話を残した事と縁があって著者が松江の観光大使の方が怪談をアニメ化することになり、松江にちなんだ話が淡々と書かれてあって結構怖かったです。
読了日:12月22日 著者:木原 浩勝
リヴァー・フェニックス―翼の折れた天使リヴァー・フェニックス―翼の折れた天使感想
映画『スタンド・バイ・ミー』ですっかり魅了されてしまったリヴァー・フェニックス。その後も彼の主演作品をいくつか見ましたがどれも良かった。変わった両親の元、特別で複雑な環境で育った彼の事、全然知りませんでした。ある日突然麻薬で死亡したというニュースが流れ、まさか!と驚いた事を覚えています。こんなにも繊細で優しくて強くて苦しみ続けた人生だったのですね。ハリウッドの子役たちがその後麻薬などで転落していく姿が今も報道で見ることがあります。特に男の子が多いように感じます。どうか毒される事のない環境になりますように。
読了日:12月20日 著者:ジョン グラット
九十九怪談 第七夜九十九怪談 第七夜感想
この巻は怖い話が多かったです。人の強い思い、例えば未練とかはきっと残るものなのでしょう。他人を巻き込もうとする強い思いが恐ろしかったです。 【すみません。私が読んだのはこちらの方でした。登録しなおします】
読了日:12月15日 著者:木原 浩勝
あずかりやさん  彼女の青い鳥あずかりやさん 彼女の青い鳥感想
『ねこふんじゃった』『スーパーボール』『青い鳥』『かちかちかっちゃん』『彼女の犯行』の5編。『ねこふんじゃった』はその正体を想像しながら読むとやっぱりとなり、面白くもあり、切なくもある作品。『スーパーボール』は切ない。『かちかちかっちゃん』は笑える。『彼女の犯行』一ノ瀬はずみちゃんの事の方が気になってしまった。二人の女性のお互いへの想いは、私にはちょっと馴染みにくいものでした。『青い鳥』店主の為にさえずるルリビタキが可愛らしくて好き。
読了日:12月12日 著者:大山 淳子
花が咲くとき花が咲くとき感想
心に傷を負う小学6年生の大介。その隣に住む謎の老人、北海。北海が気にしている庭木の花芽をそぎ落とす大介に始めは嫌な子供だなと思っていた。ひょんなことから北海と大介の旅が始まる。道中、いろんな人と関わる事で大介は成長していく。戦争の悲惨さが重い。仕事に貴賤はない。自分の仕事に胸を張る人々との出会いは大介を本当に成長させたと思う。そして戦争による悲劇、北海と池田昭三との間に起こった事が、より一層大介を人間的に成長させた。自分を虐める義春と対決した大介は格好良かった。ラスト、高校生になった大介に逞しさを感じた。
読了日:12月08日 著者:乾 ルカ
つきのふねつきのふね感想
読みだした途端、しまったなあと思いました。私には合わないと感じたのです。でもなんとか読み終えました。最後までしっくりこないお話でした。心の病や、各々の気持ちはなんとなく分かるのですが、私には合わなかったです。心に響いてきませんでした。作中に「月の船」が登場するので【2019年花鳥風月読書会】参加にて読了。
読了日:12月05日 著者:森 絵都
星月夜の夢がたり (文春文庫)星月夜の夢がたり (文春文庫)感想
ファンタジーかと思ったのですが、ホラー的な話もありました。一番印象に残ったのは『天馬の涙』どうやら私は切ない話が好きなようです。いろんな童話や昔話のその後が書かれてあるもの面白かったです。【2019年花鳥風月読書会】参加にて読了
読了日:12月03日 著者:光原 百合
九十九怪談 第六夜九十九怪談 第六夜感想
第七十七話の『おじゃみ』が切なかった。おそらくおばあさんのお姉さんは疎開先で亡くなったのだろうと思われる。たんたんと書かれてあるだけに切ない。怪談となっているけれども、怖い話だけではなく、切ないものや、笑えるものもあるからなんとなくこのシリーズが気に入っている。
読了日:12月02日 著者:木原 浩勝
新章 神様のカルテ新章 神様のカルテ感想
大学病院でのイチさんの奮闘ぶり。そして御嶽荘の面々と持ち上がった問題。イチさんとハルさんの娘の小春ちゃんの事。全てが久しぶりに『神様のカルテ』の世界に引き込んでくれました。まして、知人を膵臓癌で亡くしたばかりのこのタイミングで図書館から回ってくるとは思いませんでした。二木さんの人間的な強さ、凄いです。そして大学病院の抱える矛盾。現役のお医者様だからこそ書けることだと感じました。相変わらずイチさん夫婦の仲の良さと御嶽荘の皆さんの仲の良さにほっと出来ました。辰也さんも次郎さんも良かったです。
読了日:12月01日 著者:夏川 草介

読書メーター

 

 

年間200冊の目標は達成できました。

今年も頑張ります。

2019年11月の読書記録

随分遅くなりましたが、11月の読書記録を残しておきます。

 

 

11月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:1914ページ
ナイス数:1494ナイス

九十九怪談 第五夜九十九怪談 第五夜感想
一番印象に残ったのは『息子』人を中傷し続けるなんてそりゃあ、ご住職が仰るように業が深いと言わざるを得ない。たくさんの人を泣かせてきたのだから。『轢き逃げ』も因果応報という感じを受けた。人にした事は自分に返ってくる。だからやっぱり人に対しては良い行いをしたいと思う。『心中』は怪談というよりもその人の遺書のお蔭で助かったという、なんともいえないお話。切ない。
読了日:11月27日 著者:木原 浩勝
猫をおくる猫をおくる感想
猫が集まってくるお寺、木蓮寺。周囲からは猫寺と呼ばれている。猫専門のペットセレモニーをする事になり、木蓮寺の住職の真道の誘いに、藤井、瑞希が自然と集まって関わるようになる。各々と猫との関わり、そして麦や希実子や透子などの登場人物との関わりが静かにつづられている。猫の尾に秘密があったとは知りませんでした。素敵な秘密ですね。
読了日:11月25日 著者:野中 柊
ねことねこねことねこ感想
ねことねこを比べるだけの絵本。でも可愛いです。
読了日:11月24日 著者:町田 尚子
松井冬子画集 世界中の子と友達になれる (エーテー・アートブック)松井冬子画集 世界中の子と友達になれる (エーテー・アートブック)感想
なんとも不気味で不思議な世界が広がっていました。一番感じたのは『痛み』でした。日本画は色々見てきたけれども、ここまで徹底した世界は見たことがありませんでした。静寂と痛みと見るものを圧倒する世界。不思議な日本画家ですね。
読了日:11月22日 著者:松井 冬子
九十九怪談 第三夜九十九怪談 第三夜感想
第一話の『借り』が初っ端から強い印象を受けました。300年前の借りを返しにくるなんて、なんて律儀なと。そして現実のあの大きな事故との関係にぞっとしたのです。いろんなパターンで異常な現象が登場してきますが、二十一話の『墓参り』が怖かったです。十九話の『ネズミ』はちょっと笑えました。そして馬好きな私にとっては十四話の『仔馬』がとても気になりました。なぜ走り回っているのだろう?と仔馬の事が気になって仕方がありませんでした。
読了日:11月17日 著者:木原 浩勝
九十九怪談 第四夜九十九怪談 第四夜感想
シリーズ第4弾。世の中には不思議な力を持った人がいるものですね。大人では四十九話の入社式で会った男性が忠告してくれた話など。子供の場合、大きくなったらその頃のことを全然覚えていない話が多かったです。お札が力を発揮した話はいいのですが、反対に貰った紙人形が変な現象を起こすのは困りものですね。くれた人に言うことも出来ず、捨てるわけにもいかず、結局そういう扱いになるよねといった話がありました。
読了日:11月17日 著者:木原 浩勝
ひだまりひだまり感想
切なくてとても温かいお話でした。乱暴者の猫のトラビス。優しい三毛猫のミケーレと出会い、とても楽しい日々を過ごす。今まで一人で平気だったのに、ミケーレがいなくなったらどうしようと怖さを感じるようになる。やがてその時が…。トラビスとミケーレが仲良くひだまりにいる姿が可愛らしい。そしてミケーレを失って自暴自棄になったトラビスの心に少しずつ変化が。ラストは希望がある。
読了日:11月17日 著者:林 木林
不思議プロダクション (幻冬舎文庫)不思議プロダクション (幻冬舎文庫)感想
今までの不思議シリーズの中ではちょっと物足りなく感じました。それでも人間のエゴや愛が伝わってきました。シロクマ大福さん、物まねよりも探偵に向いているように思います。兼業にしてみては?なんて思ってしまいます。
読了日:11月14日 著者:堀川 アサコ
月の名前月の名前感想
月って神秘的だと思います。特に女性にとっては縁のあるものだと思います。ところがこの本によると昔は月は男性を象徴するものだったとか。月にはいろんな名前があって、素敵な名前も多かったです。日本語ってやっぱり繊細で表現が深くていいですね。【2019年花鳥風月読書会】参加にて読了
読了日:11月05日 著者:高橋順子
九十九怪談 第二夜九十九怪談 第二夜感想
怖い話は怖がりのくせに大好き。不思議な話、恐ろしい話、笑える話、様々でした。母は田舎育ちなので、子供の頃、母の体験として近所のおじさんがタヌキに化かされた話など聞かされていましたが、似たような話が載っていて面白かったです。
読了日:11月03日 著者:木原 浩勝

読書メーター

 

 

疲れていたので、気が付くと猫と怪談の本ばかり読んでました。

 

2019年10月の読書記録

遅くなりましたが、10月の読書記録を残しておきます。

 

10月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:2671ページ
ナイス数:1523ナイス

怪談レストラン(8)鏡のうらがわレストラン怪談レストラン(8)鏡のうらがわレストラン感想
鏡に関する各国の怖いお話。「あわせ鏡」は有名な話で子供の頃学校でも噂になっていましたね。やってみたことはないけれども。「鏡にうつった校長先生」は怖いというよりも切なく悲しいお話でした。【オール・ハロウズ・イヴHorror読書会】参加
読了日:10月31日 著者: 
ハリー・ポッターと秘密の部屋 携帯版ハリー・ポッターと秘密の部屋 携帯版感想
屋敷しもべのドビーのせいで面倒な事に巻き込まれたハリーとロン。学校に戻ってからも、恐ろしい事件が続発する。『秘密の部屋』にまつわるスリザリンの伝説。ハリーは蛇語を解することで周囲から誤解を受ける。ハリーとロンとハーマイオニーの友情と勇気は相変わらず。たった一人で秘密の部屋の継承者と怪物との闘いに挑んだハリーの成長ぶりがよかった。ドキドキハラハラするけれどもとても楽しい魔法の世界観が好きです。【オール・ハロウズ・イヴFantasy読書会】参加にて読了。
読了日:10月30日 著者:J.K.ローリング
これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ 4 (集英社オレンジ文庫)これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ 4 (集英社オレンジ文庫)感想
経理部に新しく入ってきた朝吹美華。歯に衣着せぬ物言いで早速トラブルメーカーになり、沙名子は頭を悩ませる。勇さんや真夕ちゃんとも良くない雰囲気に…。でもだんだん皆がチームとしてまとまっていくところがよかったです。沙名子と太陽とのやりとりは、やっぱり笑えます。なんか可愛らしい。朝吹美華の「有本さんは頭が悪いと思います」には思いっきり笑ってしまいました。石鹸つくりのマイスターの気持ち、ちょっと切なかったです。そして同僚の不倫を目撃してしまった沙名子。さてあの二人は今後どうなるのだろう?
読了日:10月23日 著者:青木 祐子
怪談レストラン(7)魔女のレストラン怪談レストラン(7)魔女のレストラン感想
昔から魔女って色々な話が残されてありますが、薬に詳しいのは女性一人が生きる為の知恵だったのではないかなあと思っていました。魔女狩りにあった女性のほとんどはたぶん、そんな悪い魔女ではなかったと思います。「走るおばあちゃん」は面白かったです。【オール・ハロウズ・イヴ Horror読書会】参加
読了日:10月21日 著者: 
お月さまってどんなあじ?お月さまってどんなあじ?感想
とても可愛らしいお話でした。お月様を食べたいと思ったカメがゾウに協力を求め、ゾウがキリンに協力を求め、と次々に動物たちが協力して最後には…。【花鳥風月読書会】参加
読了日:10月20日 著者:マイケル・グレイニエツ
怪談レストラン(6)金しばりレストラン怪談レストラン(6)金しばりレストラン感想
10代の頃はよく金縛りになっていましたし、『夢でみた場所』のように夢で見たことが本当に起きたりもしていました。その時は心臓がドキドキしながら夢と同じセリフを口にしていました。そして相手も夢と同じセリフを返してきて、終わった後は手が震えました。『空をとんだ話』のように自分の体を抜け出して天井が迫ってきて、気が付くと夜空に浮かんで町を見下ろし、物凄いスピードで空を飛んでいた事もありました。だからこの巻のお話は昔の自分の事を思い出させてくれました。【オール・ハロウズ。イヴHorror読書会】参加
読了日:10月15日 著者: 
怪談レストラン(5)妖怪レストラン怪談レストラン(5)妖怪レストラン感想
懐かしい口裂け女人面犬など様々な妖怪たちが登場しました。一番印象に残ったのは『つぎはおまえだ』でした。そして『カタリン』いくらなんでもケーキの代わりにそんなものをいれてはいけないでしょう?と思いました。何をいれたかはネタバレになるので書かないでおきます。【オール・ハロウズ・イヴHorror読書会】参加
読了日:10月14日 著者: 
あっちがわ (えほんのぼうけん 92)あっちがわ (えほんのぼうけん 92)感想
絵本なのにこの不気味さ、なんとも言えません。表紙の絵からしてとても不気味。でも怖いお話大好きな私。そういうこともあるよねと思いながら読了。フランス人形には酷い目にあったことがあるので、その話だけはちょっとぞっとしました。【オール・ハロウズ・イブHorror読書会】参加
読了日:10月13日 著者:イシズ マサシ
マンガ雨月物語マンガ雨月物語感想
中学生の頃『雨月物語』を読んで凄く魅かれたので再び読んでみようと思ったのですが、体調不良の身ではちょっと古典は辛いと思い、軽くコミックで読みました。人間の心理って昔からちっとも変ってないなあと思います。一番好きなお話は「浅茅が宿」夫を待ち続けてた妻の気持ちが切ないです。「いにしへの真間の手児奈をかくばかり恋ひてしあらん真間のてこなを」この歌が中学生の私にも凄く印象的でした。【2019年花鳥風月読書会】及び【オール・ハロウズ・イヴHorror読書会】参加
読了日:10月07日 著者:岸田恋
お金に頼らずかしこく生きる 買わない習慣 (アスペクト文庫)お金に頼らずかしこく生きる 買わない習慣 (アスペクト文庫)感想
消費税が10%に上がったので、出来るだけ買わずに過ごせないものか?と思い、手に取りました。買い物をするときのコツ五か条には納得。今までも無駄なものは買わない(メモに書いた物しか買わない)ようにしていましたが、もっと家にある食材や物を厳しくチェックしてみようと思いました。
読了日:10月05日 著者:金子由紀子
イギリス式 買わない暮らし ~今あるモノでキレイに住まう~イギリス式 買わない暮らし ~今あるモノでキレイに住まう~感想
イギリス人は古いものを再利用したり、食べるものも自分で菜園で作ったり、代々教えてもらって手作りする料理を大切にしている事がわかりました。私のように不器用な人間にはなかなか難しい。でも何か利用できないか?と考えることはいいことですよね。すぐに捨てて新しいものを買う前に、一度考えてみる事にします。
読了日:10月05日 著者:井形 慶子
馬と話す男―サラブレッドの心をつかむ世界的調教師モンテイ・ロバーツの半生馬と話す男―サラブレッドの心をつかむ世界的調教師モンテイ・ロバーツの半生感想
読みごたえがありました。面白かったです。モンティ・ロバーツさんという調教師の自伝。8月にホーストレッキングでお世話になったクォーターホースの事が出てきて興奮しながら読みました。カウボーイにとって欠かせない馬だったのですね。その馬をモンティさんのお父さんの時代には縛って脅して調教していました。子供の頃からその虐待するようなやり方が嫌だった彼はやがて馬と会話しながら心を通わせていく方法を身に着けていきます。子供でありながら野生馬の観察を通じてその方法を見つける彼には驚きました。本当に馬が大好きなのですね。
読了日:10月05日 著者:モンティ ロバーツ
風に舞いあがるビニールシート風に舞いあがるビニールシート感想
『器を探して』『犬の散歩』『守護神』『鐘の音』『ジェネレーションX』『風に舞いあがるビニールシート』の6篇。テーマは価値観。どこに価値観を置くかは人それぞれ。『犬の散歩』では保護犬活動をする主婦に対して「世界には食うに困って飢え死にしていく人間だっているのに犬助けとは優雅なことだ」と言い放つ男性が登場する。では貴方はその飢えに苦しんでいる人の為に何かをしているのか?と問いたい。いろんな価値観を持っている人が各々自分の信ずる道を選んで行動することは大切な事だと思う。面白かったのは『ジェネレーションX』
読了日:10月01日 著者:森 絵都

読書メーター

 

 

10月後半から知人の会社に午後からお手伝いに行っています。

お手伝いなので、当然無報酬です。

今まで事務しかした事のない私が電話をかけて商品を勧める仕事をしています。

慣れない仕事なので神経も使うし、

夕食の片づけが終わるともう眠気が襲ってきてしんどいです。

やっぱり歳には勝てませんね。

以前大変お世話になった方から頼まれたので嫌とは言えないのです。

でも、無理がたたって、家族の前で眩暈を起こして倒れてしまいました。

なのに、先方は12月31日まで来いと、今日言われました。

勘弁してほしいです。

愚痴でした。

 

2019年9月の読書記録

大変遅くなりましたが、9月の読書記録を残しておきます。 

 

9月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:2370ページ
ナイス数:2120ナイス

赤い白球赤い白球感想
物語とはいえ、現実に似たような事はたぶんあったのでしょう。言葉がありませんでした。日本統治下の時代の朝鮮半島。日本人の吉永龍弘と朝鮮人の朴龍雅は共に甲子園を目指す野球少年で親友。その二人を軸に、野球少年たちの残酷な未来が描かれていきます。ネタバレになるので詳しくは書けないけれども、特攻で命を落とした少年たちを犬死だなんて思いません。私たちが平和を維持できなくなったら、犬死させてしまった事になるのではないでしょうか。そうならない為に何ができるのかを考えて生きていかなければなりませんね。
読了日:09月29日 著者:神家 正成
どうぶつのおかあさん (幼児絵本シリーズ)どうぶつのおかあさん (幼児絵本シリーズ)感想
先に英語版を読んで今回は日本語版を借りました。絵がかわいいです。動物のおかあさんは一生懸命子育てしているのですから、人間も見習いたいですね。
読了日:09月22日 著者:小森 厚
癒し屋キリコの約束癒し屋キリコの約束感想
カッキーにそんな辛い過去があったなんて…。でも自由になれて良かった。キリコさん、めんどくさい人ですが、好きです。キリコさんも親友の息子さんも過去から解放されたのですね。良かった。
読了日:09月21日 著者:森沢 明夫
チョコレートの町チョコレートの町感想
自分は故郷を愛しているだろうか?と読んだあと自分に問いかけてみた。愛していると思う。でも同時に両親のルーツでもある鹿児島も愛している。大阪を悪く言われると確かにそういう面もあるよねと思うし、褒められると気持ちがいい。主人公は中途半端な故郷を出て東京で働いて不動産会社の店長まで務めるまでになった。でも故郷の店長の不祥事で代役店長として勤務を命じられる。家族や幼馴染たちとのやりとり。嫌いだったチョコレート工場の匂い。やがて自分の中の故郷への愛に気づく。本社の吉村さんがいいですね。チョコレート工場の高橋さんも。
読了日:09月19日 著者:飛鳥井 千砂
学校生活じぶん防衛軍学校生活じぶん防衛軍感想
主に青少年向きの自分を守る為の処世術。でも、大人でも当てはまる事はあるので、参考になりました。人間の根本的な心って全て善とか全て悪とかありえない。両方持っているから悩むのですものね。まずは自分を許すことから始めよう。
読了日:09月17日 著者:宮田雄吾
ヒロシマ 消えたかぞく (ポプラ社の絵本 67)ヒロシマ 消えたかぞく (ポプラ社の絵本 67)感想
広島で写真館を営んでいた一家の写真。表紙の少女の笑顔が素敵すぎる故に、原爆の残酷さを感じずにはいられない。原爆で一家全滅してしまった悲しい歴史。戦争反対、原爆反対と言い続けて、次の世代に伝えていく事の大切さを感じました。私も戦争を知らない世代ですが、本や資料、両親から聞いた戦争の話を伝えていく事は義務だと思いました。
読了日:09月15日 著者:指田 和
どうぶつのおかあさん・英語版―ANIMAL MOTHERS (こどものともファースト・イングリッシュ・ブック)どうぶつのおかあさん・英語版―ANIMAL MOTHERS (こどものともファースト・イングリッシュ・ブック)感想
英語版の方を間違って借りてしまいました(汗)でも英語の苦手な私でもとても分かりやすかったです。絵も可愛らしいです。次は日本語版を借ります(^-^;
読了日:09月15日 著者:小森 厚
ヨシアキは戦争で生まれ戦争で死んだヨシアキは戦争で生まれ戦争で死んだ感想
エリザベスサンダースホームの事は知っていましたが、そこで育ったヨシアキさんの事は初めて知りました。今も昔も戦争は悲劇しか生まないと強く思いました。米兵と日本人女性との間に生まれた後田義明さん。日本でもアメリカでも差別されることに変わりはなく、自分は何者なのか、アメリカ国籍を取得してもよそ者でしかないのか、と悩みながら生きた短い人生。表紙の写真通り、とても穏やかな性格でスポーツ万能で愛された人でありながら、天はなんて残酷な運命を彼に与えたのだろうと思わずにはいられませんでした。
読了日:09月14日 著者:面高 直子
初回限定版 魔法使いの嫁 12 B(小冊子&特製収納BOX付) (BLADE COMIC SP)初回限定版 魔法使いの嫁 12 B(小冊子&特製収納BOX付) (BLADE COMIC SP)感想
ルツのお話の小冊子がついていて良かった。ルツ大好きです!本編の方は学院内でやっぱり不穏な空気がありますね。どうなっていくのか気になります。
読了日:09月11日 著者:ヤマザキコレ
今日の風、なに色?―全盲で生まれたわが子が「天才少年ピアニスト」と呼ばれるまで今日の風、なに色?―全盲で生まれたわが子が「天才少年ピアニスト」と呼ばれるまで感想
全盲のピアニストとして有名な辻井伸行さんの誕生から幼少期の事をお母さまの辻井いつ子さんが綴った実話。題名はいつ子さんが伸行さんに色を教える為に「リンゴの赤」というように言っていたので、風にも色があると思って伸行さんが発した質問です。風に色があるという発想は私にはありませんでした。新鮮でした。もしかしたら共感覚の方には風に色が見えているかもしれませんね。生まれつき音に敏感だった伸行さんの才能を見出して音楽の世界へ導いていったいつ子さん。音楽とは無縁だったけれども我が子の為に突き進む姿に偉いなあと思いました。
読了日:09月10日 著者:辻井 いつ子
図書館の神様 (ちくま文庫)図書館の神様 (ちくま文庫)感想
仕方なく高校の講師となった清。文芸部の顧問になるが部員はたった一人。垣内君。この垣内君がなかなかいい味を出している。好きだなあ。こういう人。不倫をしている清を好きではなかったけれども、潔く縁を切ったところはほっとした。高校生の時に追った心の傷。そのことで、弟の拓実と同級生のお墓参りをずっとしている事でも清を好きになれた。拓実も良い。良い姉弟だと思う。同級生の母親からの手紙が胸を打つ。もう1篇の『雲行き』も義理の父親と娘とのやり取りがなんとなくほのぼのしていて好きです。
読了日:09月06日 著者:瀬尾 まいこ
僕とぼく 妹の命が奪われた「あの日」から僕とぼく 妹の命が奪われた「あの日」から感想
御手洗さんの長男(僕)と次男(ぼく)の、妹の怜美さんが事件に巻き込まれるまでとその後の事を語る形式で書かれてある。離れて暮らしていて歳も離れている長男と、いつも一緒にいた次男とでは、当然感じ方も受け止め方も違ってくる。どちらにしても、現在、御兄弟がしっかり前を向いて生きていらっしゃる事がよかったと思いました。
読了日:09月03日 著者:川名壮志
私の身に起きたこと ~とあるウイグル人女性の証言〜私の身に起きたこと ~とあるウイグル人女性の証言〜感想
読みました。こんな事が起こっているなんて言葉がありません。酷いです。
読了日:09月03日 著者:清水 ともみ

読書メーター

 

 

9月には嬉しいことがありました。

琥珀さんと9年ぶりに会う事が出来ました。

京都までライブの為にやってきた琥珀さんとランチを楽しみ

濃厚な時間を過ごす事が出来した。

ところが、台風の影響で電車が止まり、琥珀さんは帰る事が出来なくなりました。

京都に一泊されて、翌日は京都観光を楽しまれたとの事。

良かったと思っていたら、私が携帯電話を無くしてしまいました。

いったいどこで紛失したのか、さっぱり分からず、交番に届けを出しましたが

結局見つかりませんでした。

大殺界真っただ中で、昨年からケガばかりしている私を

実家の母が心配して、身代わり仏様のストラップをくれたので

それをつけていました。

きっと私を守って身代わりになって消えてしまったのだろうと思います。

思わぬ事でガラケーを卒業し、スマホデビューとなりました。

 

夏の思い出と8月の読書記録

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メリーちゃんと私


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メリーちゃんと私

8月14日にホーストレッキングに行ってきました。

森林の中を歩いたのでとても涼しくて楽しい時間を過ごせました。

私を乗せてくれたのは27歳のメリーちゃん。

カリフォルニア生まれのクォーターホースという品種の馬です。

だいたい35歳くらいまで生きるそうです。

そして死ぬまで仕事を続けるそうです。

なんだかちょっと切なくなりました。

トレッキングの後は厩舎で他の馬たちとも触れ合う事が出来ました。

皆大人しくて人懐っこくていい子たちばかりでした。

おでこを撫でてあげると気持ちよさそうに目をつぶって、とても可愛らしかったです。

皆、これからも元気でいてほしいなあと思いました。

そしてまた会いに行きたいと思いました。

 

 


随分と遅くなりましたが、8月の読書記録を残しておきます。

 

8月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:3617ページ
ナイス数:1558ナイス

たましくる―イタコ千歳のあやかし事件帖 (新潮文庫)たましくる―イタコ千歳のあやかし事件帖 (新潮文庫)感想
2作目から読んでしまったので、分からなかった人間関係がこれではっきり分かりました。イタコの千歳よりも幸代さんの方が霊感がありそうですね。でも、千歳の人間観察力と推理力はなかなかのものですね。でも『紅蓮』ではイタコの力を発揮して霊に語り掛けて真犯人が名乗り出るように仕向けたし、千歳って不思議な人です。
読了日:08月30日 著者:堀川 アサコ
一流の人が言わない50のこと一流の人が言わない50のこと感想
確かに人格の高い人はこういう事を言わないなあと思いました。こういう言葉を口にする人は自分に自信がないのだとずっと思っていましたが、やっぱりなあと思いました。そして自分も言ってしまっている言葉がありました。「不安だ」という言葉です。常に先行きに不安を抱えている私。言葉には言霊があることを分かっていながら、どうしても言ってしまう時があります。気を付けます。
読了日:08月27日 著者:中谷 彰宏
めんどくさがる自分を動かす技術めんどくさがる自分を動かす技術感想
年を取ると共に、だんだんめんどくさがる自分がいる事に気が付き、嫌悪感を抱きつつもどうにもしようがなくて、この本を手に取りました。若い時にはサクサク出来ていた事がどうして出来ないのか?どうにも億劫でしょうがない自分がいます。この本に書かれてある事は、若い時にはやっていたなあと思い出しました。最近はさぼっていましたね。目標達成に必要な「不足行動」と邪魔する「過剰行動」。 もう一度見直してみます。
読了日:08月26日 著者:冨山 真由
パパ ママ バイバイパパ ママ バイバイ感想
1977年9月に起きた米軍機墜落事件。そいういう事があったことは当時ニュースで知っていたけれども、子供だった私は無関心でした。子供なりの人間関係(虐め)や勉強の事など悩む事が多かったのです。恥じ入ります。無関心ほど悪いことはないですよね。この絵本を読んで本当にそう思いました。折角辛い治療に耐えたお母さんが、とても信じられない最期を迎えられたことがショックでした。そして幼い兄弟たちの最期の言葉に涙が出ます。裕ちゃんの「パパ、ママ、バイバイ」、康ちゃんの「はとぽっぽ」の歌。どうにも堪らなかったです。
読了日:08月25日 著者:早乙女 勝元,門倉 エイ,鈴木 たくま
夢の猫本屋ができるまで Cat’s Meow Books夢の猫本屋ができるまで Cat’s Meow Books感想
猫が本屋を助け、本屋が猫を助けるお店、そんなコンセプトの本屋さんを開業された安村さんの実体験。実際にどれくらいの経費がかかったとか、開業後の損益なども掲載されていて驚いた。読メのオフ会でお薦めされていた本。読んで良かった。とても楽しく読めました。資金集めにクラウドファンディング利用されていて最近の方法だなあと思った。私も馬関係のクラウドファンディングには資金を提供する側で参加しているので。そしてりんご猫という呼び方が可愛らしい。猫エイズキャリアの猫たちが店員としてお出向かえしてくれる素敵な本屋さん。
読了日:08月25日 著者:井上 理津子,安村 正也
死神の選択死神の選択感想
DR、死ぬ権利を行使できる世界。その専門医である神恵一と看護師の英理子。DRを行使しにくる人々と彼らとのやりとり。そして自分が殺してしまったと悩む恵一。そんな恵一を明るく支える看護師の英理子さんが良い。恵一は優しすぎる。軽い気持ちで受けた取材。それが雑誌に悪意のある書き方をされ、追い詰められていく。恵一を逆恨みして襲ってきた男に腹が立った。元はと言えば自分が蒔いた種だろうに。人のせいにしてなんて自分勝手な人なんだと思った。恵一が助かることを願うばかりだ。
読了日:08月20日 著者:嘉山 直晃
これはこの世のことならず: たましくる (新潮文庫)これはこの世のことならず: たましくる (新潮文庫)感想
2作目から読んでしまった。でも、お話に入り込むことは出来た。イタコの千歳の前に現れた霊の言葉。その意味が分かるまでに起こった悍ましい事件。霊よりも人間の方が恐ろしい。『魔所』も『これはこの世のことならず』も『白い虫』も人間の欲が怖かった。『馬市にて』東北のオシラサマの事を初めて知りました。姫の神様と馬の神様、バラバラにされていたオシラサマが一緒になれて良かった。幸代さんの「人間はどこら辺りまで人間なんでしょうね?」のセリフにドキッとした。確かに。現代だからこそ余計に考えてしまう…。
読了日:08月19日 著者:堀川 アサコ
人魚の傷 (るーみっくわーるどスペシャル)人魚の傷 (るーみっくわーるどスペシャル)感想
シリーズ2作目。『夢のおわり』のなりそこないの人生が切なかった。『約束の明日』苗さんが哀れだ。英二郎の狂った愛情が恐ろしい。『人魚の傷』8百年子供の姿のまま生き続ける男の子。憎まれ口をたたきながらも、涙をぬぐう姿にずっと孤独で寂しかったのだろうと感じた。湧太と真魚は一緒にいる限り孤独ではない。でも旅はいつまで続くか分からない。『舎利姫』我が子を愛する父親の愛。分からなくはないが、やはり神の領域に手を出すのはどうかと思う。なつめが哀れ。結局人間は普通に生き老い、死んでいくのがいいのだと思う。不老不死は不要だ
読了日:08月18日 著者:高橋 留美子
人魚の森 (るーみっくわーるどスペシャル)人魚の森 (るーみっくわーるどスペシャル)感想
人魚の肉を食べて不老不死になってしまった湧太。普通の人間に戻る為に人魚を探す旅を続けていて、ついに人魚を見つける。そこには真魚という少女がかくまわれていた。昔読んだ時は、萩尾望都様の『ポーの一族』を思い浮かべた。永遠に死ぬことも老いることもできない人生。人魚に関わった様々な人々のなんともいえない人生。悲しすぎる。湧太と真魚の旅は続く。
読了日:08月18日 著者:高橋 留美子
そよかぜさんそよかぜさん感想
仕掛け絵本。そよ風のいたずらでいろんな物を飛ばされた動物たちが追いかけていく内に一緒になってラストは…。かわいらしいお話でした。【2019花鳥風月読書会】
読了日:08月18日 著者:たちもと みちこ
アウシュヴィッツの図書係アウシュヴィッツの図書係感想
実話を元にした小説。でも実際にアウシュヴィッツに家族収容所があり、子供たちが学ぶ場所があったことに驚きました。そして『本』があり図書係の少女がその本を守り抜いたことにも驚きました。アウシュヴィッツと聞くと、ガス室で大勢のユダヤ人が虐殺されたとしか思い浮かばなかったのです。その中にあって勇気ある人々が生き抜いた姿に感動しました。ただ、あまりに酷い環境に身震いしました。そんな中、主人公の少女はよく生き抜いてくれました。確かに本ではお腹は膨れません。でも本によって希望を持つことは出来るのだと思いました。
読了日:08月17日 著者:アントニオ・G・イトゥルベ
いまのわたしにできることいまのわたしにできること感想
やっと犬を飼う事を許してもらったマディ。スターと名付けた子犬を飼うことになりました。そのスターのお母さん犬がシェルターから来た事を知ったマディ。シェルターへ行きたいと言います。そしてシェルターにいる犬や猫たちの現実を知ります。「いちばんだいじなことはずっとすきでいること」と教わったマディ。ママと話しているとママが「あなたにもできることがたくさんありそうね?」と言います。今の自分に出来ることをマディは一生懸命考えて行動していきます。幼い少女に出来たこと。私たちにも出来ると思いませんか?
読了日:08月11日 著者:リサ・パップ
きらきら眼鏡きらきら眼鏡感想
愛猫のペロを亡くし、会社の先輩からはアプローチを受け、自分の心の位置が定まっていなかった明海は、ふと手にした古本に挟まっていた名刺に興味を持ちます。名刺の持ち主のあかねと連絡を取るとその本は間違って売ってしまったものだから返してほしいとの事。こうして出逢った二人の微妙な距離を保ったお付き合いが始まります。大人の切ないラブストーリー。それにしても明海があっていた虐めは酷い。ましてや自分の息子を信じずに手を挙げる父親も酷いと思ってしまった。切ないけれども未来に希望が見えるお話でした。
読了日:08月09日 著者:森沢 明夫
キラキラ共和国キラキラ共和国感想
ポッポちゃんに会えました。モリカゲさんとQPちゃんと、とても温かい家族生活が見られて気持ち良かったです。周囲の人々も皆温かくやっぱり素敵なお話でした。ただ、鳩子の母親の唐突な登場には驚きました。本当に母親なのかしら?とずっと疑問を持ったまま読んでました。未だに疑問を持っています。あと、男爵の告白にも驚きました。どうなるのだろう?続きは出るのでしょうか?とても気になります。
読了日:08月06日 著者:小川 糸
ねこの風つくり工場ねこの風つくり工場感想
猫たちが工場で『風』を作っているという可愛らしいお話。猫たちと一緒に仕事がしたくてハックが工場で働き始めます。でもハックには秘密が…。ハックが又工場で猫たちと一緒に働けるようになって良かった。【2019年花鳥風月読書会】
読了日:08月04日 著者:みずの よしえ
コンパニオンバード No.29: 鳥たちと楽しく快適に暮らすための情報誌 (SEIBUNDO Mook)コンパニオンバード No.29: 鳥たちと楽しく快適に暮らすための情報誌 (SEIBUNDO Mook)感想
漸く読了。一番笑えたのがもふもふ川柳。うちの子にもあてはまるなあと。嘴の病気は参考になりました。気を付けてやろうと思います。
読了日:08月03日 著者: 

読書メーター

 

 

 

 

 

2019年7月の読書記録

毎日暑いですね。 皆さま、どうぞ熱中症にはお気を付け下さい。 7月の読書記録を残しておきます。

7月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:3733ページ
ナイス数:2521ナイス

陰陽師陰陽師感想
面白かったです。晴明と博雅の仲の良さが伝わってきました。「玄象といふ琵琶鬼のために盗らるること」「梔子の女」「黒川主」「蟇」「鬼のみちゆき」「白比丘尼」の6篇。一番印象に残ったのは「鬼のみちゆき」どうして帝は龍胆とのそんな大切な約束を軽々しくも忘れたりしたのだろう?ちゃんと約束を守りさえすれば彼女は鬼にならずに済んだものを。哀れでした。
読了日:07月30日 著者:夢枕 獏
なまえのないねこなまえのないねこ感想
この表紙の猫ちゃんの表情にノックダウン。商店街の猫たちはみんな名前があるのに、野良猫の自分には名前がない。名前を探し回る猫。雨の中ベンチの下でいると…。本当に欲しかったのは名前ではない事に気づく。ラストはほっとした。そうよね。本当に欲しかったのは、商店街の猫たちみたいに自分を愛してくれる人。
読了日:07月28日 著者:竹下文子
天国の郵便ポスト天国の郵便ポスト感想
愛する来夏が息子湊人を残してこの世を去り、シングルファーザーとして生きることになったちょっとヘタレな真人。来夏の元彼たちに助けてもらいながら、カフェを経営し、子育てを頑張っていた。ひょんな事からお店の前のポストが天国へ手紙が届く郵便ポストとの噂が広まる。天国に思いを届けたい、その願いはよく分かるのだが…。サワばあちゃんの手紙が一番心に残った。きっと思いは天国に届くと思う。そう信じていれば。
読了日:07月28日 著者:折原 みと
へんな生きもの へんな生きざまへんな生きもの へんな生きざま感想
読み応え(見応え)がありました。とても面白かったです。地球上にはこんなにも多種多様な生物が存在しているのですね。カラフルな生き物、不気味な生き物、自分の身を犠牲にする健気な生き物、ちょっと笑えるような生き物、本当に様々。解説文がまた独特で面白かったです。クマムシの事は知っていましたが、こうやってドアップの写真で見ると不気味としか言いようがありません。クマムシに罪はないんですけどね…。
読了日:07月27日 著者:早川 いくを
レターズ・フロム・ヘヴンレターズ・フロム・ヘヴン感想
大好きなおばあちゃんの死が受け入れられないケイティ。弁護士から受けとったおばあちゃんからの手紙にすぐに返事を書きます。そして天国からおばあちゃんの手紙が届きます。ケイティは手紙を書き続けます。幼い少女の傷ついた心に大人たちは気づきません。両親も祖母の弟も皆、おばあちゃんを失って寂しかったから。やがてバラバラだった家族の結びつきが強くなっていきます。ケイティも成長していきます。少女の心の成長と家族の物語。
読了日:07月25日 著者:レイチェル アンダーソン
ひみつの植物ひみつの植物感想
著者の植物愛が半端ないです。表紙のハオルシア オブツーサ、透明の部分と緑のコントラストがとても綺麗です。ブヨブヨしているように見えて実は硬いとの事。自分で育ててみようとは思わないけれども、いろんな植物や花に目を楽しませてもらいました。色変わりの花はちょっと興味をそそられました。蕾から花が開いていく過程で色が変わっていくなんて素敵です。
読了日:07月24日 著者:藤田 雅矢
謝るなら、いつでもおいで謝るなら、いつでもおいで感想
2004年6月1日佐世保市で起こった小6女子の同級生殺害事件。当時の衝撃は計り知れないものがありました。著者は被害者となった御手洗怜美さんの父親で毎日新聞佐世保市局長の部下。怜美さんは支局の上の階に父親と兄と3人で暮らしていたので、川名さんも毎日のように会っていた。その少女が、学校で同級生に殺害されるというショッキングな事件が起こり、いかに混乱しながらも記者として活動していたかがわかりました。ただ、加害少女についての記述を読むと恐ろしくてなりませんでした。人を殺したというのにその実感がまるでない。続く
読了日:07月22日 著者:川名 壮志
私はフーイー 沖縄怪談短篇集 (幽BOOKS)私はフーイー 沖縄怪談短篇集 (幽BOOKS)感想
不思議な沖縄民話の世界。独特の世界観が好きです。「弥勒節」「クームン」「ニョラ穴」「夜のパーラー」「幻灯電車」「月夜の夢の、帰り道」「私はフーイー」の7編。「月夜の夢の、帰り道」が一番好きです。過去と未来の繋がり。少年の未来が明るく変わりそうで嬉しくなりました。その次に表題作の「私はフーイー」が好きです。何度も生まれ変わるフーイー。ラストはやっと自由になれたのだろうと感じた。
読了日:07月19日 著者:恒川光太郎
風のマジム風のマジム感想
マジムとは沖縄の言葉で真心のこと。素敵なお話でした。沖縄のサトウキビを使って沖縄産のラム酒を作る一人の女性のお話。モデルとなった方がおられるとの事で凄いと思いました。小説では総務部で派遣社員として働いていたまじむ(名前)が社内のベンチャーコンクールに参加して、色々な人に助けられながらコンクールを勝ち抜いて夢を叶えていきます。私は下戸なのでラム酒が飲めないのが非常に残念。風を感じるお酒とし小説の中で語られていて、とても爽やかなお酒なんだろうなあと想像しています。【2019年花鳥風月読書会】
読了日:07月16日 著者:原田 マハ
見えない誰かと見えない誰かと感想
瀬尾さんの教師時代のエッセイ。なかなか正規の教師になれなかった事や、厳しい教頭先生が実は一生懸命自分を育ててくれていた事や生徒たちとの温かいエピソード。楽しく読ませて頂きました。「図書室の神様」では一人の男子生徒が文学部を作りたいと申し出て瀬尾さんが顧問になり、顧問一人、部員一人の部活だった事。そしてこの経験が後に『図書館の神様』の元になった事を知りました。読みたい本に登録してあるので、近々読んでみたいと思いました。
読了日:07月15日 著者:瀬尾 まいこ
岩合光昭写真集 ねこ輝く岩合光昭写真集 ねこ輝く感想
表紙の写真、リラックスしていて全くカメラを意識していなくて自然で良いですね。各地で暮らしている猫たちの輝いている瞬間を切り取った写真集。岩合さんの前では猫たちは素顔を見せてくれるのですね。琵琶湖の水を飲む猫。岩合さんは海と勘違いして海水なのに大丈夫なのか?と一瞬思ってしまわれたそうです。子供の頃の琵琶湖の水は澄んでいて浅瀬でも平気で小魚や小海老が寄ってきたものでした。今はどうなっているのかな?綺麗な水のままなのかな?そんな事を思いました。
読了日:07月14日 著者:岩合 光昭
精神科病院で人生を終えるということ その死に誰が寄り添うか精神科病院で人生を終えるということ その死に誰が寄り添うか感想
読みやすかったです。でも、う~んと唸ってしまいました。精神科病院で長期入院してそこで亡くなる方々。その最期に寄り添うのは家族であったり、友人であったり、病院のスタッフだったり…。なぜ長期入院しなければならないのか?そこには『差別』が厳然と存在しています。現実として私は女なので警戒心が強いし、大声をだしたり、ブツブツ言いながら歩く人を見かけるとどうしても避けてしまいます。怖いと思ってしまいます。ごめんなさい。難しいです。
読了日:07月14日 著者:東 徹
大型版 あらしのよるにシリーズ(1) あらしのよるに大型版 あらしのよるにシリーズ(1) あらしのよるに感想
美容院にて待っている間に読了。嵐の夜に小屋の中でお互いの正体を知らずに一夜を過ごす事になったヤギとオオカミ。お互いに違う餌を思い浮かべながら妙に会話があってしまう所がなんともいえませんでした。すっかり仲良しになってしまった2匹。「あらしのよるに」を合言葉に会う約束をして別れますが、その後どうなったかは知りませんとあったので、あれ?そうなの?と思ってしまいました。
読了日:07月13日 著者:きむら ゆういち,あべ 弘士
ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)ぐりとぐら [ぐりとぐらの絵本] (こどものとも傑作集)感想
美容院にて待っている間に読了。大きな卵を見つけたぐりとぐらが美味しいケーキを作って皆と分け合って食べる可愛らしいお話。でもあの大きな卵はいったい何の卵だったのだろう?とちょっと気になってしまいました。
読了日:07月13日 著者:なかがわ りえこ
ブロッケンの悪魔 南アルプス山岳救助隊K-9ブロッケンの悪魔 南アルプス山岳救助隊K-9感想
全編クライマックスという謳い文句通り、ハラハラドキドキしぱなっしでした。松戸さん、格好良かったです。でも無茶しないでぇ~と身が縮む思いで読んでいました。静奈さんも凄く恰好良かったです!相手が倒れた時スカッとしました。静奈さんにもう惚れ惚れしました。山梨県警航空隊の納富さんも恰好良かった!夏実が鷲尾さんに言ったセリフもラストの行動も人間として格好良かった。ああ、もう恰好良かったとしか言ってないですね!仲間割れしたテロリストたちの最期は山が怒ったからだと思います。神聖な山を汚すから天罰が下ったのだと思います。
読了日:07月12日 著者:樋口明雄
ヒカルの卵ヒカルの卵感想
いつもニコニコしているムーさんが卵かけご飯の専門店を、限界集落ともいえる田舎の奥に作ると宣言した所から、周囲の人々をも巻き込み、やがて行列のできる店になっていき、集落の人々が元気に働く姿が見られるようになるまでのお話。とても面白かったです。「おれはついてる」と言い切る人の良いムーさん、いいですねぇ。ただ、養鶏場の鶏たちがイタチに殺された場面は辛かった。しかもアローカナという種類。読み友さんの所でかつて鶏が殺された時の事を思い出して辛かったのです。
読了日:07月09日 著者:森沢 明夫
水曜日の手紙水曜日の手紙感想
なんだか漂流郵便局を思い出しました。漂流郵便局は返事が返ってこないので、水曜日郵便局とはそこが違いますね。実際にあったのですね。開局していた頃に知っていたら、手紙をだしていたかもしれません。井村直美さんの空想の手紙が今井洋輝さんの背中を押し、今井洋輝さんの手紙が井村直美さんの心に変化を及ぼし、未来が明るく思える作品でした。水曜日郵便局の局長の光井さん父娘のお話も良かったです。
読了日:07月05日 著者:森沢 明夫
風切る翼風切る翼感想
ツルの群れ。幼い命がキツネに奪われた時、お前のせいだとクルルは標的にされ、仲間外れにされた…。絶望して飛べなくなってしまったクルル。冬を前にして仲間は渡っていく。そんな中カララだけが舞い戻ってきた。何も言わずただクルルに寄り添うカララ。ラストは清々しかった。心が傷ついたとき、何も言わずともただ寄り添ってくれるだけでどれだけ嬉しいことか、力になることか。ラストは嬉しくて涙が出ました。【2019年花鳥風月読書会】
読了日:07月01日 著者:木村 裕一,黒田 征太郎

読書メーター

2019年6月の読書記録

遅くなりましたが6月の読書記録を残しておきます。

 

 

6月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:3432ページ
ナイス数:2148ナイス

夜明けの図書館(5) (ジュールコミックス)夜明けの図書館(5) (ジュールコミックス)感想
『あの頃、風になって』「人はひとつの希望を失った後でも立ち上がって人生を生きて行く事が出来る」という言葉が一番心に残った。『芽生えるアイデア』空っぽと彼氏から言われた女子高生がアイデアを生み出し成長していく素敵なお話。『みんなのサイバーシティ前・後編』ヒューマンライブラリー、素敵な事ですね。ハイチの血を引く准君、専業主夫の望月さん、ヒューマンライブラリーでお話が出来て良かった。
読了日:06月30日 著者:埜納 タオ
夜明けの図書館(4) (ジュールコミックス)夜明けの図書館(4) (ジュールコミックス)感想
『蔵書一斉点検』『軒下の小さな希望』『小桜さんの誇り』『すべての人にすべての本を』の4編。蔵書一斉点検は大変だろうなあとは思っていましたが、本当に大変なんですね。そんな中、難しいレファレンスにみんなで協力して本を探し出して喜んでもらえて良かった。『軒下の小さな希望』良いお話でした。『小桜さんの誇り』確かに図書館の正社員は少ないと聞いています。でも誇りを持って頑張っている小桜さんのような方々がいないと図書館は成り立たないと思います。ラストのお話、学習障害をもっと広く知ってもらえるといいなあと思いました。
読了日:06月30日 著者:埜納 タオ
夜市夜市感想
とても私の好きな世界観のお話でした。ホラーですが、『夜市』も『風の古道』もノスタルジックな雰囲気のある、どこか懐かしい匂いのする作品でした。ハッピーエンドとは言えないラストですが、人間としての良心とか、愛とか、エゴとか、そういった物を突き付けられて、自分だったら?と考えさせられました。この作者の作品を読んでいきたいと思います。
読了日:06月28日 著者:恒川 光太郎
ウソをつく化粧品ウソをつく化粧品感想
化粧品の宣伝のうたい文句にすっかり騙されていました。思えばお化粧を初めて母に教えてもらった時、化粧落としはポンズのクリームを塗って柔らかいティッシュで拭きとってから石鹸で洗顔していました。母のやっていた方法は正しかったのですね。今は時間がなくて忙しくて、化粧落としはいつもお風呂で洗い流せるクレンジングを使っていました。自分で自分の肌を傷めつけていたのですね。20代の頃の元のやり方に戻す事にします。
読了日:06月26日 著者:小澤貴子
女子の武士道女子の武士道感想
武士の娘だった祖母の言葉を「女子の武士道」としてまとめて解説されてありました。おばあ様の言葉は確かに納得できるものもありました。でもなかなか実行するのは難しいです。それだけ私は甘いのでしょうね。
読了日:06月21日 著者:石川真理子
夜明けの図書館(3) (ジュールコミックス)夜明けの図書館(3) (ジュールコミックス)感想
「はじめてのレファレンス」ひなこが初めて経験したレファレンス。転校生の阿川君と仲良くできて良かった。「ヨウコの迷言」私の大好きなヨウムが登場してウキウキしながら読んだ。ヨウムのヨウコのお蔭でおじいさんの思いがケン坊に通じて良かった。「石森さんの腹の内」すれ違っていた母と娘が仲良くなれて良かった。「第二の人生を歩く」企業戦士だった人は定年すると暇になってこんなはずじゃなかったって思いますよね。でもひょんな事から生きがいが見つかって良かった。
読了日:06月16日 著者:埜納 タオ
中高年からのやわらか筋トレとストレッチ入門 (セレクトBOOKS)中高年からのやわらか筋トレとストレッチ入門 (セレクトBOOKS)感想
中高年向きに優しいストレッチや筋トレが載っていました。まだ、痛みがあるので、出来ませんが、治ったら少しずつやってみたいと思います。ただ、モデルの方々が水着で、ビキニの方もいらして、ちょっと目のやり場に困りました。もっと違う服装でも良かったのではないかしら?
読了日:06月16日 著者: 
ネコのジュピター (新しい日本の幼年童話)ネコのジュピター (新しい日本の幼年童話)感想
可愛らしいお話でした。登場する猫たちの名前が全て星に関する名前。そこからなんとなく読んでいる最中に、ラストの予想がつきました。でも皆良かったね。
読了日:06月16日 著者:茂市 久美子
人に必要とされる会社をつくる人に必要とされる会社をつくる感想
とても読みやすかったです。阪神淡路大震災で何もかもを失った著者が再起して素晴らしい会社、いえ、素晴らしい社員がいる会社を作った成功例。まがりなりにも夫も中小企業の社長なので、同じ事を言っていた箇所もあり、楽しく読めました。全ての企業が真似をすればいいわけではなく、その会社にあった方法を見つければいいと思いました。この本に出会えた事に感謝です。
読了日:06月13日 著者:松浦 信男
強運の持ち主強運の持ち主感想
瀬尾さんらしいお話でした。強運の持ち主である恋人と一緒に暮らしながら、日々占いを生業として過ごしているルイーズ。確かに占いなんてお客さんの気持ちを良くしてあげて帰すのがベターかも。ルイーズのいい加減な占いに笑ってしまいましたが、でも、根は良い人で相手にしっかり寄り添ってアドバイスしていました。人間関係が煩わしくて一人で出来る占い師になったものの、結局、人は人と繋がって頼り頼られて生きていくものなのだと気づくルイーズ。うん、そうだよね。お互い様の精神。
読了日:06月10日 著者:瀬尾 まいこ
夜明けの図書館(2) (ジュールコミックス)夜明けの図書館(2) (ジュールコミックス)感想
シリーズ2巻目。「ありがとうの音」姉の妹への愛情に納得。「男子の自立」葵の「無駄じゃなくてチャンスだよ」という言葉が良かった。「こおろぎや」良かった!人間って記憶違いはあるけれども本当に大切な事は覚えているものなのだなあ。「笑顔のバトン」クラスメイトと馴染めなかった転校生の少女。葵の自分自身の過去と繋がったアドバイスで笑顔になれて良かった。
読了日:06月09日 著者:埜納 タオ
夜明けの図書館 (ジュールコミックス)夜明けの図書館 (ジュールコミックス)感想
コミックなのでとても読みやすかったです。新米図書館司書の葵ひなこの成長物語。昔の資料や新聞を探しに、レファレンスをしてもらった事が遠い過去にあります。でも今は忙しくて、本を返して次の本を受け取って直ぐに帰ってくるだけになってしまっています。図書館でゆっくり書棚を見て回る余裕が欲しいものです。第3話に出てくる男の子が探している影が光る話は直ぐにブロッケン現象だとわかりました。これも数々の本を読んできたおかげ。やっぱり本て良いですね。
読了日:06月09日 著者:埜納 タオ
フォルトゥナの瞳フォルトゥナの瞳感想
人の死が見えるなんて考えただけでも恐ろしい。そんなフォルトゥナの瞳を持ってしまった木山。心優しい彼は人の命を救ってしまう。その行為で自分に恐ろしい事が跳ね返ってくる事も知らずに。やがて同じ瞳を持つ黒川と知り合い衝撃的な事実を知る。黒川を責める事なんて出来ない。自分だったら?と思うとやっぱり関わりたくないと思うから。木山と桐生葵との恋。推理してしまう癖があるから、あらゆる所に伏線が張ってあり最後のどんでん返しは驚かなかった。やっぱりそうだったかと思った。私が葵の立場だったら多分同じ気持ちだったと思う。
読了日:06月09日 著者:百田 尚樹
ハルカの空: 南アルプス山岳救助隊K-9 (文芸書)ハルカの空: 南アルプス山岳救助隊K-9 (文芸書)感想
夏実とメイに又会えました。今回は短編集。夏実だけじゃなく、静奈や関の話もありました。タイトルのハルカは山小屋で夏休みの間アルバイトをしている遙香の事。正義感が強くてマナーの悪い登山客への苛立ちは共感できました。夏実が一段と逞しくなっていて、独りで同僚を助けに行く話は大丈夫なのかとドキドキしました。又遙香の愚痴を聞いて大人の対応をする姿にも成長が伺えました。このシリーズ、好きです。引き続き読んでいこうと思います。
読了日:06月07日 著者:樋口明雄
おうちで、できたて!デパ地下サラダ―人気総菜店を徹底的に研究!おうちで、できたて!デパ地下サラダ―人気総菜店を徹底的に研究!感想
気になるメニューがいくつかあったので、作ってみようと思います。ドレッシングも載っていたので、今まで買う事が多かったのですが、自分で作ってみたいと思います。
読了日:06月05日 著者:岩﨑啓子
軍艦島の生活<1952/1970>:住宅学者西山夘三の端島住宅調査レポート軍艦島の生活<1952/1970>:住宅学者西山夘三の端島住宅調査レポート感想
端島軍艦島)での生活状況を写真と論文等で表した本。徹底的に会社によって管理がなされていたので、外部からの来客には常に監視の目がつき、思うように住民に話を聞くことも難しかった時代があったそうです。でも閉山間近になるとそれも緩くなってきたとの事。それでも僅かの人数にしかアンケートは取れなかったようです。ましてや、古い時代に強制的に連れてきた韓国人や中国人捕虜を働かせていた状況については、台風で資料が流されてないとの企業側の返事に、時代の暗い部分を感じました。
読了日:06月05日 著者: 
キッパリ!―たった5分間で自分を変える方法キッパリ!―たった5分間で自分を変える方法感想
どうしてもやる気の出ない時はあります。そんな時は掃除や整理整頓をして、気持ちを整えてから仕事をしていました。表紙のポーズ、なかなかのインパクト。今度やる気が失せた時にやってみようかな?本当に誰でも出来るちょっとした事が60項目。ちょっとした事からやってみます。
読了日:06月04日 著者:上大岡 トメ
「時間がない」から、なんでもできる!「時間がない」から、なんでもできる!感想
3人の子供を連れてハーバード大学院へ留学って凄い人なんだろうなあ、だから出来たんだろうなあと思って手に取りました。タイトルに魅かれたのもあります。実際とてもバイタリティあふれる方でしたが、共感できたのは、人に頼る事=迷惑をかけるという考え方を捨てる事。これは骨折していた時に知人に同じ言葉を掛けられました。お互い様だと。やるべきことを一気に片づけようとしない、できるしか見えないメガネをかける、自転車は走り続けるから倒れないなどユニークな発想も参考になりました。
読了日:06月04日 著者:吉田穂波

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