2019年9月の読書記録

大変遅くなりましたが、9月の読書記録を残しておきます。 

 

9月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:2370ページ
ナイス数:2120ナイス

赤い白球赤い白球感想
物語とはいえ、現実に似たような事はたぶんあったのでしょう。言葉がありませんでした。日本統治下の時代の朝鮮半島。日本人の吉永龍弘と朝鮮人の朴龍雅は共に甲子園を目指す野球少年で親友。その二人を軸に、野球少年たちの残酷な未来が描かれていきます。ネタバレになるので詳しくは書けないけれども、特攻で命を落とした少年たちを犬死だなんて思いません。私たちが平和を維持できなくなったら、犬死させてしまった事になるのではないでしょうか。そうならない為に何ができるのかを考えて生きていかなければなりませんね。
読了日:09月29日 著者:神家 正成
どうぶつのおかあさん (幼児絵本シリーズ)どうぶつのおかあさん (幼児絵本シリーズ)感想
先に英語版を読んで今回は日本語版を借りました。絵がかわいいです。動物のおかあさんは一生懸命子育てしているのですから、人間も見習いたいですね。
読了日:09月22日 著者:小森 厚
癒し屋キリコの約束癒し屋キリコの約束感想
カッキーにそんな辛い過去があったなんて…。でも自由になれて良かった。キリコさん、めんどくさい人ですが、好きです。キリコさんも親友の息子さんも過去から解放されたのですね。良かった。
読了日:09月21日 著者:森沢 明夫
チョコレートの町チョコレートの町感想
自分は故郷を愛しているだろうか?と読んだあと自分に問いかけてみた。愛していると思う。でも同時に両親のルーツでもある鹿児島も愛している。大阪を悪く言われると確かにそういう面もあるよねと思うし、褒められると気持ちがいい。主人公は中途半端な故郷を出て東京で働いて不動産会社の店長まで務めるまでになった。でも故郷の店長の不祥事で代役店長として勤務を命じられる。家族や幼馴染たちとのやりとり。嫌いだったチョコレート工場の匂い。やがて自分の中の故郷への愛に気づく。本社の吉村さんがいいですね。チョコレート工場の高橋さんも。
読了日:09月19日 著者:飛鳥井 千砂
学校生活じぶん防衛軍学校生活じぶん防衛軍感想
主に青少年向きの自分を守る為の処世術。でも、大人でも当てはまる事はあるので、参考になりました。人間の根本的な心って全て善とか全て悪とかありえない。両方持っているから悩むのですものね。まずは自分を許すことから始めよう。
読了日:09月17日 著者:宮田雄吾
ヒロシマ 消えたかぞく (ポプラ社の絵本 67)ヒロシマ 消えたかぞく (ポプラ社の絵本 67)感想
広島で写真館を営んでいた一家の写真。表紙の少女の笑顔が素敵すぎる故に、原爆の残酷さを感じずにはいられない。原爆で一家全滅してしまった悲しい歴史。戦争反対、原爆反対と言い続けて、次の世代に伝えていく事の大切さを感じました。私も戦争を知らない世代ですが、本や資料、両親から聞いた戦争の話を伝えていく事は義務だと思いました。
読了日:09月15日 著者:指田 和
どうぶつのおかあさん・英語版―ANIMAL MOTHERS (こどものともファースト・イングリッシュ・ブック)どうぶつのおかあさん・英語版―ANIMAL MOTHERS (こどものともファースト・イングリッシュ・ブック)感想
英語版の方を間違って借りてしまいました(汗)でも英語の苦手な私でもとても分かりやすかったです。絵も可愛らしいです。次は日本語版を借ります(^-^;
読了日:09月15日 著者:小森 厚
ヨシアキは戦争で生まれ戦争で死んだヨシアキは戦争で生まれ戦争で死んだ感想
エリザベスサンダースホームの事は知っていましたが、そこで育ったヨシアキさんの事は初めて知りました。今も昔も戦争は悲劇しか生まないと強く思いました。米兵と日本人女性との間に生まれた後田義明さん。日本でもアメリカでも差別されることに変わりはなく、自分は何者なのか、アメリカ国籍を取得してもよそ者でしかないのか、と悩みながら生きた短い人生。表紙の写真通り、とても穏やかな性格でスポーツ万能で愛された人でありながら、天はなんて残酷な運命を彼に与えたのだろうと思わずにはいられませんでした。
読了日:09月14日 著者:面高 直子
初回限定版 魔法使いの嫁 12 B(小冊子&特製収納BOX付) (BLADE COMIC SP)初回限定版 魔法使いの嫁 12 B(小冊子&特製収納BOX付) (BLADE COMIC SP)感想
ルツのお話の小冊子がついていて良かった。ルツ大好きです!本編の方は学院内でやっぱり不穏な空気がありますね。どうなっていくのか気になります。
読了日:09月11日 著者:ヤマザキコレ
今日の風、なに色?―全盲で生まれたわが子が「天才少年ピアニスト」と呼ばれるまで今日の風、なに色?―全盲で生まれたわが子が「天才少年ピアニスト」と呼ばれるまで感想
全盲のピアニストとして有名な辻井伸行さんの誕生から幼少期の事をお母さまの辻井いつ子さんが綴った実話。題名はいつ子さんが伸行さんに色を教える為に「リンゴの赤」というように言っていたので、風にも色があると思って伸行さんが発した質問です。風に色があるという発想は私にはありませんでした。新鮮でした。もしかしたら共感覚の方には風に色が見えているかもしれませんね。生まれつき音に敏感だった伸行さんの才能を見出して音楽の世界へ導いていったいつ子さん。音楽とは無縁だったけれども我が子の為に突き進む姿に偉いなあと思いました。
読了日:09月10日 著者:辻井 いつ子
図書館の神様 (ちくま文庫)図書館の神様 (ちくま文庫)感想
仕方なく高校の講師となった清。文芸部の顧問になるが部員はたった一人。垣内君。この垣内君がなかなかいい味を出している。好きだなあ。こういう人。不倫をしている清を好きではなかったけれども、潔く縁を切ったところはほっとした。高校生の時に追った心の傷。そのことで、弟の拓実と同級生のお墓参りをずっとしている事でも清を好きになれた。拓実も良い。良い姉弟だと思う。同級生の母親からの手紙が胸を打つ。もう1篇の『雲行き』も義理の父親と娘とのやり取りがなんとなくほのぼのしていて好きです。
読了日:09月06日 著者:瀬尾 まいこ
僕とぼく 妹の命が奪われた「あの日」から僕とぼく 妹の命が奪われた「あの日」から感想
御手洗さんの長男(僕)と次男(ぼく)の、妹の怜美さんが事件に巻き込まれるまでとその後の事を語る形式で書かれてある。離れて暮らしていて歳も離れている長男と、いつも一緒にいた次男とでは、当然感じ方も受け止め方も違ってくる。どちらにしても、現在、御兄弟がしっかり前を向いて生きていらっしゃる事がよかったと思いました。
読了日:09月03日 著者:川名壮志
私の身に起きたこと ~とあるウイグル人女性の証言〜私の身に起きたこと ~とあるウイグル人女性の証言〜感想
読みました。こんな事が起こっているなんて言葉がありません。酷いです。
読了日:09月03日 著者:清水 ともみ

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9月には嬉しいことがありました。

琥珀さんと9年ぶりに会う事が出来ました。

京都までライブの為にやってきた琥珀さんとランチを楽しみ

濃厚な時間を過ごす事が出来した。

ところが、台風の影響で電車が止まり、琥珀さんは帰る事が出来なくなりました。

京都に一泊されて、翌日は京都観光を楽しまれたとの事。

良かったと思っていたら、私が携帯電話を無くしてしまいました。

いったいどこで紛失したのか、さっぱり分からず、交番に届けを出しましたが

結局見つかりませんでした。

大殺界真っただ中で、昨年からケガばかりしている私を

実家の母が心配して、身代わり仏様のストラップをくれたので

それをつけていました。

きっと私を守って身代わりになって消えてしまったのだろうと思います。

思わぬ事でガラケーを卒業し、スマホデビューとなりました。