2021年9月の読書記録

9月の読書記録を残しておきます。

事務所や部屋の引っ越しがあり疲れてしまってコミックばかりになってしまいました。

おまけに8月の読書記録を残せませんでした。。。(T_T)

 

9月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:1807ページ
ナイス数:1656ナイス

なんて素敵にジャパネスク 人妻編 11 (花とゆめCOMICS)なんて素敵にジャパネスク 人妻編 11 (花とゆめCOMICS)感想
ついに最終巻。瑠璃姫が帥の宮を止められず万事休すという時に高彬が駆けつけて帥の宮を殴り倒して止めることに成功した。高彬、格好いい。そこからは高彬の手筈通りに行動した瑠璃姫。無事に帥の宮と桐壺女御を逃がしたが、高彬が大火傷をおってしまった。知らせを聞いた瑠璃姫は気を失ってしまう。ヤキモキしたけれどもなんとかハッピーエンドになりました。良かった。
読了日:09月26日 著者:山内直実
なんて素敵にジャパネスク人妻編 第9巻 (花とゆめCOMICS)なんて素敵にジャパネスク人妻編 第9巻 (花とゆめCOMICS)感想
負けを認めた帥の宮に出家して都を離れる事を約束させた瑠璃姫。しかし帥の宮の愛する姫がいるために少し時間が欲しいと告げる。
読了日:09月20日 著者:山内 直実,氷室 冴子
なんて素敵にジャパネスク人妻編 第10巻 (花とゆめCOMICS)なんて素敵にジャパネスク人妻編 第10巻 (花とゆめCOMICS)感想
大弐を問い詰めてすべてを聞き出した瑠璃姫。帥の宮と桐壺女御との秘密は驚愕するものだった。最後のかけに出た帥の宮を止めるべく瑠璃姫は急ぐ。しかし帥の宮は瑠璃姫を気絶させて去っていく。どうなるか?
読了日:09月20日 著者:山内 直実,氷室 冴子
なんて素敵にジャパネスク人妻編 第8巻 (花とゆめCOMICS)なんて素敵にジャパネスク人妻編 第8巻 (花とゆめCOMICS)感想
帥の宮の陰謀を止めたかのように思われたが、そんな甘いものではなかった。そして桐壺女御につかえている大弐が怪しいと気づいた瑠璃姫は彼女と対峙する。人殺しも厭わない帥の宮に愛してきた姫がいると告げられ、その姫こそ桐壺女御と気づいた瑠璃姫。人間模様が複雑になってきました。
読了日:09月19日 著者:山内 直実,氷室 冴子
なんて素敵にジャパネスク人妻編 第7巻 (花とゆめCOMICS)なんて素敵にジャパネスク人妻編 第7巻 (花とゆめCOMICS)感想
東宮と生母桐壺女御を守る為に文使いとして牛車に乗った瑠璃姫。ところが、帥の宮に全てバレていて捕らえられてしまう。それにしても帥の宮は酷すぎる。どうしてそこまで残酷になれるのか?本当に宮なのか?と思ってしまうほど、悪党にしか見えない。果たして瑠璃姫は帥の宮の企みを阻止できるのか?続きが気になります。
読了日:09月14日 著者:山内 直実
なんて素敵にジャパネスク人妻編 第6巻 (花とゆめCOMICS)なんて素敵にジャパネスク人妻編 第6巻 (花とゆめCOMICS)感想
大皇の宮計らいで後宮に女房として入った瑠璃姫。そこへ帝がやってきたので御簾の影に隠れて驚かせようとするが、そばには帥の宮が。そして高彬までやってきて登場する機会を失ったかのように思えたが、そこは瑠璃姫。怒り心頭で思わず飛び出してしまう。しかしそのせいで高彬の妹の由良姫の入内の話が動き始めてしまう。瑠璃姫の画策が始まる。
読了日:09月13日 著者:山内 直実,氷室 冴子
なんて素敵にジャパネスク人妻編 第5巻 (花とゆめCOMICS)なんて素敵にジャパネスク人妻編 第5巻 (花とゆめCOMICS)感想
帥の宮に反撃する為に守弥、煌姫を巻き込んで動き出した瑠璃姫。大皇の宮の女房として忍び込んだ瑠璃姫。早速大皇の宮と東宮の母君である桐壺女御に挨拶に向かうが・・・。さてどうなることやら。
読了日:09月12日 著者:山内 直実,氷室 冴子
なんて素敵にジャパネスク (人妻編4) (花とゆめCOMICS (3009))なんて素敵にジャパネスク (人妻編4) (花とゆめCOMICS (3009))感想
やはり罠が完璧すぎて帥の宮に見破られ、瑠璃姫はピンチに。それにしても瑠璃姫のお腹を殴るなんて酷い❗でもこれで帥の宮の正体が分かったように思う。帝の信頼を得ながら影で次の帝の座をめぐって暗躍しているのだと思う。お腹を殴られて倒れた瑠璃姫を心配して助けてくれた煌姫をちょっと見直しました。
読了日:09月05日 著者:山内 直実
なんて素敵にジャパネスク (人妻編3) (花とゆめCOMICS (2900))なんて素敵にジャパネスク (人妻編3) (花とゆめCOMICS (2900))感想
煌姫を引き取りたいという人物が現れた。なんと帝の叔父の帥の宮だった。煌姫と協力して帥の宮に罠をかけることになった。考えたのは勿論守弥。しかし敵もさるもの。一人になった瑠璃姫に不審な影が忍び寄る。
読了日:09月05日 著者:山内 直実
なんて素敵にジャパネスク人妻編 第2巻 (花とゆめCOMICS)なんて素敵にジャパネスク人妻編 第2巻 (花とゆめCOMICS)感想
食えない煌姫ですね。でも瑠璃姫も負けていません。瑠璃姫の所へ刀を持って乗り込んできた高彬。隠れていたのは守弥であって遠野ではなかった。そして吉野での事を話してなんとか誤解は解けたけど、まだまだ波乱は続きそうな予感。
読了日:09月05日 著者:山内 直実
なんて素敵にジャパネスク人妻編 第1巻 (花とゆめCOMICS)なんて素敵にジャパネスク人妻編 第1巻 (花とゆめCOMICS)感想
無事に結婚した瑠璃姫と高彬。幸せに過ごしているのかと思いきや、母上が新妻の心得を毎日説きにきて瑠璃姫はうんざり。そこへ高彬が守弥の思い人と思い込んでいる煌姫を三条邸で面倒をみて欲しいと連れてくる。吉野で拾った記憶喪失の男、峯男が実は守弥だと分かり、吉野での事は高彬には内密にすることになる。煌姫がやってきた事で又騒動が起きそうな雰囲気。次巻が気になる
読了日:09月03日 著者:山内 直実,氷室 冴子
雨降る森の犬雨降る森の犬感想
良かったです。母がアメリカへ男性と行ってしまった為、伯父の道夫の家に世話になる中学生の雨音。道夫の家にはワルテルという犬がいた。ワルテルに子分扱いされ馬鹿にされる雨音。でも次第にワルテルと心を通わせていく。別荘地の為隣家に休みの時にやってくる国枝家。息子の正樹は雨音の事を覚えていて、すぐに呼び捨てにして妹扱いされる。腹を立てながらも正樹とも心を通わせていく。正樹も又家庭に問題を抱えていた。少年少女と犬が信州の美しい自然の中で成長していく物語。ワルテルが大好きな森が素敵です。ワルテルの最期には涙がこぼれた。
読了日:09月03日 著者:馳 星周
丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。6 (角川文庫)丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。6 (角川文庫)感想
吉原不動産の第六物件管理部が株式会社第六リサーチとなっていよいよ始動。会社の入っているビルのオーナーが又凄い経歴の持ち主で変わり者。でも第六にとっては心強い味方になるかもしれない。井原さんは変な依頼ばかり持ってくるけれども、双子の妹の事ではちょっと可哀想でした。もっと早く次郎に打ち明けていればもしかしたら?と思うのは罪な事ですよね。
読了日:09月02日 著者:竹村優希

読書メーター

2021年7月の読書記録

遅くなりましたが、7月の読書記録を残しておきます。

 

7月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:4328ページ
ナイス数:2383ナイス

祝祭と予感祝祭と予感感想
蜜蜂と遠雷』のスピンオフ。各々の登場人物たちの側面を知る事が出来て良かった。「春と修羅」の曲にそんなエピソードがあったなんて。。。風間塵は相変わらずで笑ってしまった。
読了日:07月31日 著者:恩田 陸
怪談実話 終 怪談実話シリーズ (竹書房文庫)怪談実話 終 怪談実話シリーズ (竹書房文庫)感想
今回は既読の話が多かったので、自分のチョイスにちょっとがっかりした。話自体は色々あって良かったのですが。ただ、『落下』だけは話者に対して腹が立った。飼い猫でしかも老猫に対してどうしてそんな残酷な事が出来るのか?いくら子供でも言い訳にしか思えない。おまけに未だに猫に対して謝罪も供養もしていないようなので腹が立ったのです。動物の命も人の命も大切にしてほしい。
読了日:07月30日 著者:黒木あるじ
怪談実話 叫 (恐怖文庫)怪談実話 叫 (恐怖文庫)感想
今回もぞっとする話が多かったです。そんな中、『満月』だけはほっこりしました。村人をだましてばかりいた狐にも情と言うものがあったのですね。なんにせよ、見えない物への畏怖の心は忘れないようにしようと思った。
読了日:07月29日 著者:黒木 あるじ
百物語 (3) (新潮コミック)百物語 (3) (新潮コミック)感想
シリーズ最後の3巻目。今回は怖いというよりは可哀想に思う話が多かった。無事に御隠居さんが99話を聞き終えて、最後のお線香をあげたところで終了。その99話目の『杢兵衛の孫の話』が一番印象に残った。
読了日:07月25日 著者:杉浦 日向子
百物語 (2) (新潮コミック)百物語 (2) (新潮コミック)感想
シリーズ2巻目。やっぱり幽霊というよりは奇妙な話が多い。人の力ではどうしようもない辛い話もある。
読了日:07月24日 著者:杉浦 日向子
おたがいさま れんげ荘物語おたがいさま れんげ荘物語感想
コナツさんもチユキさんも問題を抱えていたが解決して良かった。それにしてもコナツさん、母性溢れる人だったのですね。彼の息子さんを可愛がっているみたいで。そしてチユキさんにはビックリ。山の彼の所とれんげ荘を行ったり来たりの生活。二人とも事実婚。確かに女性が姓を変えるのは不便ですよね。クマガイさんは相変わらず颯爽としていてカッコイイです。キョウコはまるで今はやりのFIRE( 「Financial Independence(経済的自立), Retire Early(早期退職)」のはしりみたいですね。
読了日:07月21日 著者:群ようこ
太陽の子 文芸書新装版 (理論社の文芸書版)太陽の子 文芸書新装版 (理論社の文芸書版)感想
ずいぶん昔にNHKのドラマで見た覚えがあり手に取りました。当時の沖縄はこんなにも差別されていたのか?と驚きました。ふうちゃんのご両親のお店[てだのふぁ・おきなわ亭]は温かくて素敵なお店です。そこに集う沖縄出身の人々は陽気で優しい人たちですが、戦争の悲惨さ残酷さと差別を知った上でのことでした。12歳の少女ふうちゃんが父親の病気が良くなる事を願いながら、悲しみを抱えながら生きている沖縄の人々の幸せを願いながら、沖縄の事を知ろうと努力する姿が健気です。
読了日:07月19日 著者:灰谷 健次郎
百物語 (1) (新潮コミック)百物語 (1) (新潮コミック)感想
江戸時代、御隠居さんが退屈しのぎに会う人に珍しい話を聞かせてくれと頼み、百物語を集めようとしだす。それほど怖いとは思わないが、奇妙な世界観は好きです。
読了日:07月18日 著者:杉浦 日向子
あかいふうせんあかいふうせん感想
文字のない絵本。赤い風船がどんどん形を変えていきます。次は何になるのかを想像しながら見ました。
読了日:07月17日 著者:イエラ・マリ
怪談実話 震 (竹書房文庫)怪談実話 震 (竹書房文庫)感想
怪談実話。色々な事があるものですね。遭遇したくないようなお話が多い。『寺猿』は無縁仏の為にとった猿の群れの行動が不思議だ。人間よりも人の心を持っているかのようだった。『逆爺』は切なかった。C子さんに謝る為に出てこられたのが律儀すぎて。『花火』もお爺さんの孫への思いが切なかった。
読了日:07月16日 著者:黒木 あるじ
怪談実話 痕(しるし) (竹書房恐怖文庫)怪談実話 痕(しるし) (竹書房恐怖文庫)感想
既読のものも含まれていたが、今回も中々なものでした。特に『猫目』はこういっては体験者に失礼かもしれないけれども、そんな非道な事をするから因果応報の目にあったのだとちょっと溜飲が下がった。『根絶』も同じ。そんな酷い事をしておきながらのうのうと生きている事。詫びもせず贖罪もせず許されるはずがないと思う。自業自得だ。ちょっと辛目になってしまったが、要は生きとし生けるものの命を尊ぶこと、目に見えない存在への畏怖を忘れないことが大切なのだと思う。
読了日:07月15日 著者:黒木 あるじ
みつばちと少年みつばちと少年感想
発達障害を疑われている少年雅也。養蜂家のおじさんの所へ一人で泊まりに行く事になった。ところがおじさんの所では泊まれなくなり、北の太陽という家に預けられる。そこは身寄りのない子供など訳アリの子供たちが暮らしている家だった。発達障害は難しい。本人も分かってもらえない苦しさがあり、周囲も理解できないとまどいがある。作中でも雅也の言動にヒヤヒヤした。でも北の太陽の家で暮らすうちにだんだん成長していく様子が見えて良かった。少なくとも心を通い合わせることができる友達が出来て良かった。普通に生きるってどういう事だろう?
読了日:07月12日 著者:村上 しいこ,高山 裕子
時をさまようタック (児童図書館・文学の部屋)時をさまようタック (児童図書館・文学の部屋)感想
森の中の泉の水を飲んだ為に不老不死になってしまったタック一家。萩尾望都様の『ポーの一族』を思い浮かべた。死があるから、命に限りがあるからこそ、命が輝き生に意味を見つけられるのかもしれない。
読了日:07月11日 著者:ナタリー バビット
怪談を書く怪談 (幽ブックス)怪談を書く怪談 (幽ブックス)感想
作者の怪異体験談。特に『船玉さま』は形は違えど何時なんどき我が身に降りかかってくるかもしれない怖さがある。『島の髑髏』はヤシガニの所業がユーモラスだった。ただお骨を島の外に持ち出して弄ぶのはいただけない。身近に潜む怪談実話。とても恐ろしいわけではないけれども、気をつけようと思えるぐらいには残った。
読了日:07月11日 著者:加門七海
きのうの神さまきのうの神さま感想
『1983年のほたる』『ありの行列』『ノミの愛情』『ディア・ドクター』『満月の代弁者』の5編。個人的には『ノミの愛情』が好みです。優秀な小児外科医の夫、外面のいい夫を内助の功で支える元看護師の妻。この妻になんとなく共感出来て、ちょっと面白がっている自分がいました。閉鎖的な村の事。へき地の医療の現実。重いのですが、どこかユーモラスでした。
読了日:07月08日 著者:西川美和
神様には負けられない神様には負けられない感想
義肢装具士を目指し専門学校に通うさえ子、真純、戸樫の3人のお話。3人のキャラが良い。こんな素敵な仲間、羨ましいです。義手や義足の製作って本当に細かい作業が多くて専門用語もたくさん出てきて目が回りそうでした。尊敬します。無器用な私にはムリです。バリアフリーと最近はよく耳にしますが、浸透するのはなかなか厳しそうですね。ひとりひとりの意識が変わっていき、世間が変わっていくのにはまだまだ遠い道のりのようです。でも戸樫君の言うように、ある日突然には無理だけど、毎日ほんの少しずつならば変えることが出来るはず。
読了日:07月06日 著者:山本 幸久
あの日の交換日記 (単行本)あの日の交換日記 (単行本)感想
面白かったし良かったです。交換日記で紡がれる人と人の心の交流。『入院患者と見舞客』『教師と児童』『姉と妹』私も入院していた妹と交換日記をしていたので懐かしく思い出した。『母と息子』『加害者と被害者』先生の事が衝撃的でした。そして誠心誠意謝る彼が素晴らしい。義父を引き殺して逃げている加害者に読ませてやりたいし、爪の垢を煎じて飲ませたい。『上司と部下』『夫と妻』夫婦の危機が免れてホッとした。アクアマリンのペンダント、やっぱり幸せな結婚のシンボルでしたね。
読了日:07月04日 著者:辻堂 ゆめ
なんで私が適応障害!?: 暗闇の中で光を見つけた私。なんで私が適応障害!?: 暗闇の中で光を見つけた私。感想
作者が適応障害になった経緯と寛解するまでをマンガで非常に分かりやすく書かれてありました。会社の対応は酷すぎる!とても辛かっただろうなあと思いました。でも彼氏が理解があって良かったです。私も子供の声や外のちょっとした音にイライラしたり、前は出来たのにどうして出来ないのか?情けないと自分を卑下したり、何をするのも億劫で仕方がない時があったので、共感出来ました。夫に対しても、しゃべりかけないでくれ、ひとりにしてほしい、私が話しかけるまでほっておいてほしい、なんて言っていた時期もあったので。治って良かったですね。
読了日:07月03日 著者:乃樹愛
私、コスモの目になる!―盲目の馬と少女のこころの交流私、コスモの目になる!―盲目の馬と少女のこころの交流感想
タカラコスモスと華苗さんの事は随分前にニュースで知りました。映画にもなり、当時話題になっていました。今回この本で華苗さんが失明して苛立っていたタカラコスモスとどのように心を通わせていったのかがよく分かりました。華苗さんの事を尊敬します。本当に馬が好きで努力家で凄い人です。私だったら途中で挫けていたと思います。華苗さんの御両親も良い方で華苗さんへのアドバイスに娘さんと馬への愛が感じられます。コスモの出産と子育て、そして別れ、目の奥がじわっと熱くなりました。
読了日:07月02日 著者:橘内 美佳
「しあわせ」になれないのは、あなたのせいじゃない!――人生を覚醒にみちびく「たましい」の秘密 (スピリチュアルの教科書シリーズ)「しあわせ」になれないのは、あなたのせいじゃない!――人生を覚醒にみちびく「たましい」の秘密 (スピリチュアルの教科書シリーズ)感想
今まで読んだスピリチュアル本の中でもちょっと違う雰囲気の本でした。でも仰っている事は共感できる部分もありました。宇宙のシステム(かみさま)はしあわせになりたいというストレートな言霊はそのまま認識するけれども、不幸せになりたくないでは、不幸せだけが認識されて、なりたくないは否定文なので認識されないーという点です。言葉には力があるから、否定的な言葉よりも肯定的な言葉の方が良いと思ってきたので、それは納得できました。とても独自の世界観をお持ちの方と思いました。
読了日:07月02日 著者:真仲 桃ノ介

読書メーター

 

8月12日から一泊二日で四国へ行ってきました。

緊急事態宣言中でしたが、義母の分骨の為、私たち家族と夫の従姉の4人で行ってきました。

義母の実家のお墓なので、従妹の許可を貰わないといけない為、一緒に行って貰いました。

時々雨脚が強くなる中、3年近く行ってなかったので、荒れ放題のお墓を掃除して

無事に分骨を終えました。

宿は『旅宿にった』さんでした。

旅宿にった  tabiyado-nitta

やはりキャンセルが相次いだとの事で、私たちの他にもう一組のお客様だけでした。

高台にある為、海を見下ろす事が出来て良かったです。

ロフトのあるお部屋で、とても気持ち良かったです。

 

 

2021年6月の読書記録

6月の読書記録を残しておきます。

 新型コロナワクチンの予防接種ですが、なかなか思うように進みませんね。

実家の両親は2回とも済みましたが、我が家では夫が1回目を終わったばかりです。

私は7月に1回目、8月に2回目の予約をかかりつけ医にしてありますが、

ここへきてワクチンが足りないなんて話も出てきて

いったい政府は何をやっているのでしょう?

オリンピックもいいけれども、もっと国民の事を考えてほしいものです。

 

6月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2032ページ
ナイス数:1812ナイス

怪談実話傑作選 磔 (竹書房怪談文庫)怪談実話傑作選 磔 (竹書房怪談文庫)感想
怖かったです。久しぶりに怖さを感じられる本に出会えました。実話との事で、筆者なりにルールをもうけて書かれてあるだけに今まで読んだ事のないお話が多かったです。ただ、『草爺』だけは切なかったです。この方の作品を引き続き読んでみたいと思います。
読了日:06月30日 著者:黒木 あるじ
丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。5 (角川文庫)丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。5 (角川文庫)感想
とうとう一哉さんの事と吉原家の呪いの件が解決しましたね。まさか白砂神社と繋がっていたとは。途中から何となく犯人の予想はついていましたが、悲しいですね。そして次郎と澪は新しい一歩を踏み出しました。良かった。巻末の晃くんと美優さんの話は切なかったですね。
読了日:06月27日 著者:竹村優希
写真集「ねことじいちゃん」写真集「ねことじいちゃん」感想
ねことじいちゃんの映画があったなんて知りませんでした。しかも監督が岩合さん!この写真集はその映画に登場した大吉さんやタマや島の風景などで、とても癒されます。それにしてもタマ役のベーコン、落ち着いたものですね。立派な役者ですね。良かったです。
読了日:06月26日 著者:岩合光昭
ひきこもり図書館 部屋から出られない人のための12の物語ひきこもり図書館 部屋から出られない人のための12の物語感想
今の時期にピッタリだと思い、読みました。引きこもりにちなんだ作品のアンソロジー萩尾望都さんの『スロー▪ダウン』とエドガー▪アラン▪ポーの『赤い死の仮面』は既読でした。その他の作品は初めて読んだものばかりでした。その中でも『フランケンシュタインの方程式』には笑ってしまいました。『私の女の実』は衝撃的でした。
読了日:06月25日 著者:萩尾 望都,萩原 朔太郎,フランツ・カフカ,立石 憲利,星 新一,エドガー・アラン・ポー,梶尾 真治,宇野 浩二,ハン・ガン,ロバート・シェクリイ,上田 秋成
ねことじいちゃん(4) (メディアファクトリーのコミックエッセイ)ねことじいちゃん(4) (メディアファクトリーのコミックエッセイ)感想
島のお店が閉店し店主夫妻が島を出ていかれた。大吉さんが島外へタマの餌を購入しに行こうとしたら、島の皆から頼まれた物をたくさん買う羽目になってしまって、過疎とか、高齢者ばかりの地域の現状はたぶん同じなのだろうと思った。じいちゃんとばあちゃんと猫の島。自然が豊富で素敵だけれどもそれだけではどうしようもない現実もある。子供たちがテグスで魚釣りをしている場面では、息子が幼い時に四国でやったことを懐かしく思った。大吉さんがキンパをお裾分けされた場面では、昨夕食べたばかりだったので偶然にちょっと驚いた。
読了日:06月20日 著者:ねこまき(ミューズワーク)
無名騎手無名騎手感想
『女騎手』の続編。夏海が騎手としてストイックに頑張っている姿には偉いと思った。しかし、時代背景のせいなのか?女性騎手に対する周囲の対応があまりにも酷く感じられた。厩務員までわざと夏海が落馬するかもしれない手抜きをするなんて酷すぎる。天才と言われながら落馬事故で体を壊して姿を消した騎手の自殺から始まった一連の事件。今回も犯人の動機とトリックになんだかなあと思ってしまいました。そんな事出来るの?というのが正直な感想です。それにしてももっと夏海には競馬で活躍してもらって父親の鼻を明かしてもらいたいと思います。
読了日:06月17日 著者:蓮見 恭子
老犬たちの涙 “いのち”と“こころ”を守る14の方法老犬たちの涙 “いのち”と“こころ”を守る14の方法感想
年老いたから、病気になったから、身勝手な理由で犬たちを死に追いやる。酷いです。私は年齢的にも環境的にも無理なので犬や猫を飼う事はありません。最後まで責任をもって飼えない以上それが正しいと思っています。私たちに出来る事。終生飼養の覚悟。介護サポーターを見つける。困ったときは早めに相談。犬の為の貯蓄。犬の健康管理。正しいしつけ。鑑札と注射済票、迷子札をつける。行方不明になったらすぐに捜索。犬の老化現象や老犬がかかりやすい病気、介護サポートについて学ぶ。老犬の気持ちを理解する。続く
読了日:06月13日 著者:児玉 小枝
ねことじいちゃん3 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)ねことじいちゃん3 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)感想
大吉さんとタマの日常に癒されます。タマは賢いね。大吉さんを上手く利用している。都会育ちのイケメン先生(お医者さん)、島の女性に大人気ですね。ただ、島の人から頂いた食材に苦戦されていますが。
読了日:06月13日 著者:ねこまき(ミューズワーク)
ねことじいちゃん (2) (メディアファクトリーのコミックエッセイ)ねことじいちゃん (2) (メディアファクトリーのコミックエッセイ)感想
相変わらず良いですね。大吉さんとタマのゆったりとした日常。ただ、タマが行方不明になった時は心配しました。戻ってきた時はほっとすると共にその後の展開に笑ってしまいました。
読了日:06月12日 著者:ねこまき(ミューズワーク)
空色バトン空色バトン感想
母親を突然亡くした兄妹。その亡くなった母親のお通夜にやってきた同級生たちから、中学生時代にマンガの同人誌を作った事を知らされる。母親と同級生たちの過去の話。夢見る中学生たちの同人誌作り。各々に青春だなあと思える。マンガや絵の事が出てくるので、色々な『色』が登場します。
読了日:06月11日 著者:笹生 陽子
さくらいろのりゅうさくらいろのりゅう感想
役に立たないと村人から言われ、こいしと呼ばれていた少女。いつもひとりぼっちだった。ある日山の中のいずみで龍と出会います。「なんてきれいなりゅう!」とこいしがりゅうの鼻先をなでます。その日から少女はひとりぼっちではなくなりました。それにしても欲に目のくらんだ村人たちの酷い事。龍とこいしが可哀想だ。龍とこいしはその後どうなったのだろう?幸せに過ごせたのだろうか?少し切ないラストだった。
読了日:06月05日 著者:町田 尚子

読書メーター

2021年5月の読書記録

毎日暑いですね💦

5月の読書記録を残しておきます。

ゴールデンウイークは調子よく読めていたのですが、途中で失速してしまいました。

 

 

5月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:1760ページ
ナイス数:2863ナイス

Roman 2 (ヤングジャンプコミックス)Roman 2 (ヤングジャンプコミックス)感想
アナタが 今 生きている それが『私が生きた物語の証』イヴェールの長い物語の終わりと始まり。どんな状況であれ、女性は子供へと命を繋ぐ。大切な我が子。そこにロマンはあると思う。
読了日:05月28日 著者:桂 遊生丸
Roman 1 (ヤングジャンプコミックス)Roman 1 (ヤングジャンプコミックス)感想
生まれてくる朝と死んでいく夜の物語。イヴェールから始まってイヴェールにつながる物語。人々の儚くも強く輝く命の歴史。つなげていこうとする意志。ロマンですね。
読了日:05月28日 著者:桂 遊生丸
おじさまと猫(7) (ガンガンコミックス pixiv)おじさまと猫(7) (ガンガンコミックス pixiv)感想
ジョフロワさん、見た目でちょっと怖かったんだけど、良い人でした。まさか子猫を拾う事になるとは。。。ジョフロワさんのお父さんも素敵な方ですね。父子の関係がこれから良くなりそうですね。それにしてもラストには驚いた!おじさま、娘さんがいたの?詳細を早く知りたい。次巻が待ち遠しいです。
読了日:05月18日 著者:桜井海
四文字の殺意 (文春文庫)四文字の殺意 (文春文庫)感想
義母の本棚から借りました。『ひめごと』『ほころび』『ぬれぎぬ』『うらぐち』『やぶへび』『あやまち』の6編。不倫がらみの話が多い。『ひめごと』私にとってはあり得ない話。『ほころび』は家庭を顧みない夫にたいしてした妻のいたずらにちょっと溜飲が下がった。『ぬれぎぬ』柴犬のタローに拍手。『うらぐち』それは御利益がないと思われても仕方がない。『やぶへび』は慎重な人ほど陥るものに面白さを感じた。『あやまち』平凡な日常ほど幸せな事はないと、私には思えるのだけれどもそれでは満足できない種類の人がいるのだなと思った。
読了日:05月15日 著者:夏樹 静子
おじさまと猫(6) (ガンガンコミックス pixiv)おじさまと猫(6) (ガンガンコミックス pixiv)感想
森山君、良かったね。まさか冬樹(おじさま)が手助けしてくれるとは。奏さんも影中さんも。セッション、楽しそうでした。仲間の為ならば舞台に立てると知ることが出来て良かった。ふくまるもマリンと一緒に過ごせて幸せそう。マリンも優しい。マリンにゾッコンの奏さんも可愛いです。森山くんの弟の雅人君。兄弟のわだかまりがとけて良かった。ジョフロワさんという新たなキャラが登場。次巻が気になります。
読了日:05月13日 著者:桜井海
陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫)陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫)感想
義母の本棚から借りました。『二百六十二匹の黄金虫』『鬼小槌』『棗坊主』『東国より上る人、鬼にあうこと』『覚(さとる)』『針魔童子』の6編。読みやすかったです。源博雅は色々な事に不思議を感じる、感受性の強い人ですね。安倍晴明は彼のそんな所が好きなのかもしれませんね。二人のやり取りが面白いです。
読了日:05月10日 著者:夢枕 獏
女騎手女騎手感想
2009年横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞作。『薔薇と言う名の馬』から改題。今でこそ女性騎手が複数誕生して活躍もしていますが、数が少なかった頃の競馬界での女性騎手の立ち位置が分かりました。ミステリとしてはイマイチですが、競馬界の事を知る上では良かったと思います。競走馬は経済動物なので仕方がない面もありますが、だからこそ引退馬たちに目がいくようになってきたことが少し嬉しいです。
読了日:05月06日 著者:蓮見 恭子
写真集「Merci ALMOND EYE」写真集「Merci ALMOND EYE」感想
アーモンドアイの写真集。本当に可愛い顔をしています。彼女の活躍の裏には、チームアーモンドアイの素晴らしい連携と惜しみない愛があったのですね。彼女の初仔が楽しみです。
読了日:05月02日 著者:シルク ホースクラブ
優しい音楽優しい音楽感想
『優しい音楽』亡くなった兄にそっくりな人を恋人に出来るものだろうか?永居さんが嫌な気持ちになったのは分かる。けれどもその後の展開がしっくりこない。ちょっと残念。『タイムラグ』不倫相手の女性に子供を預ける男の気が知れない。でも深雪さん、人が良すぎる。千波ちゃんの願いを聞き入れて、恋敵の奥さんの弁護までしてしまうのですから。深雪さん自身の幸せを掴んでほしい。『がらくた効果』絶対あり得ない。全くの他人のホームレスのおじさんを家に連れて帰ってくるなんて!小説だからこそのお話だと思います。
読了日:05月02日 著者:瀬尾 まいこ

読書メーター

2021年4月の読書記録

5月になりましたね。

4月の読書記録を残しておきます。

 

 

 4月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:3142ページ
ナイス数:2338ナイサウ

花まんま花まんま感想
『トカビの夜』『妖精生物』『摩訶不思議』『花まんま』『送りん婆』『凍蝶(いてちょう』の6篇。どれも大阪を舞台にしたノスタルジーあふれる作品だった。差別や貧困、DVなど暗い部分もあるけれども、そういった事と不思議な事が同居していた時代だったと思う。朱川さんらしいお話でした。
読了日:04月29日 著者:朱川 湊人
幸福な食卓幸福な食卓感想
いきなり父親が父親であることを辞めると宣言する所から始まり、戸惑ったけれども、だんだん事情が飲み込めた。皆がバラバラでいるようで繋がっている不思議な家族。母親が家を出たわけも私は理解できた。でも兄の直ちゃんは綱渡りしているような生き方だなあと感じた。途中で変わってきたけれども。小林ヨシコさんのお蔭で。強烈なキャラクターの持ち主だけれども、救世主なのかもしれない。佐和子と大浦君とのやりとりは微笑ましくて好きだ。だから突然の事に呆然としてしまった。
読了日:04月28日 著者:瀬尾 まいこ
聞こえているのに聞き取れないAPD【聴覚情報処理障害】がラクになる本聞こえているのに聞き取れないAPD【聴覚情報処理障害】がラクになる本感想
APD (聴覚情報処理障害)という症状を全然知りませんでした。読んでみて自分はたぶん違うだろうと思いました。「聞こえているのに聞き取れない」事があるので読んでみたのですが、チェック項目には当てはまりませんでした。元々左耳の聴力が弱かったのですが、今年の検査では更に悪くなっていました。ストレスで発症した耳鳴りの影響もあるようです。APD の人も周囲の協力を得られれば、普通に暮らせると書かれてありました。APD の事がもっと広く知られるようになれば、生きづらさを抱えて悩む人も減るのだろうと思いました。
読了日:04月26日 著者:平野 浩二
ねことじいちゃん (メディアファクトリーのコミックエッセイ)ねことじいちゃん (メディアファクトリーのコミックエッセイ)感想
大吉じいちゃんと猫のタマの日常。とてもほっこりしました。お料理上手ですね。奥さんの三回忌に息子さんだけしか帰ってこないなんて薄情では?、と思ってしまいました。猫の集会はあるあるですよね。大吉さんが倒れたときはどうなることかと気をもみましたが助っ人登場でほっとしました。
読了日:04月25日 著者:ねこまき(ミューズワーク)
今日もお疲れさま パンとスープとネコ日和今日もお疲れさま パンとスープとネコ日和感想
相変わらずしまちゃんはシオちゃんに手厳しい!もう少し優しくしてあげてもいいのにと思うのはいけない事でしょうか?仕入れ先のパン屋さんが諸事情で閉めることになり、新しくお付き合いすることになったパン屋さんがとても素敵です。個人経営は【人】が頼りだから難しいですね。アキコもしまちゃんが休んだ時にそれを痛感する。うちも零細企業だから誰かが倒れたら本当に大変なので。住職の訃報はちょっと複雑でしたね。奥様は元気そうでホッとしましたが。
読了日:04月25日 著者:群ようこ
すぐわかる水墨画の見かたすぐわかる水墨画の見かた感想
『線は、僕を描く』を読んで水墨画に興味を、ほんの少しですが持ったので、図書館で借りました。とても初歩的な説明をされてあるのですが、やっぱり私には難しいです。『線は、僕を描く』でも出てきますが、筆遣いを体感できないと理解は難しいと感じました。そんな中にあって、久隅守景(くすみもりかげ)の「納涼図屏風」の親子3人の絵には心魅かれました。家族が崩壊して自身も破門になりながら描いたこの絵には、彼の家族団らんへの思いが感じられ切なかったです。
読了日:04月22日 著者: 
廉太郎ノオト (単行本)廉太郎ノオト (単行本)感想
音楽の授業で瀧廉太郎さんの事を本の少し習う程度でよく知りませんでした。作曲家としての瀧さんの方を習った程度でピアノ奏者としての瀧さんを知りませんでした。若き天才の喜びや悲しみ、悲嘆、絶望が胸に迫ります。又幸田露伴の妹の延や幸が天才バイオリニストだった事も知りませんでした。明治の時代に凄いですね。作詞家東くめと作った幼稚園唱歌、いいですね。皮肉屋の新聞屋に廉太郎の気持ちが伝わって良かった。
読了日:04月21日 著者:谷津 矢車
続々・怪談和尚の京都怪奇譚 (文春文庫)続々・怪談和尚の京都怪奇譚 (文春文庫)感想
『天眼』『嘘』『孤独』『憑依』『現身』の5つのテーマで書かれてありました。怪談ですが、仏様の教えでもあります。今この世で努力して完成できずとも、来世でその続きが出来るのならばいいかもしれませんね。今の努力は決して無駄ではないのだと思えると希望がもてます。
読了日:04月16日 著者:三木 大雲
散歩するネコ れんげ荘物語散歩するネコ れんげ荘物語感想
シリーズ4作目。キョウコの母親は脳内出血で認知症になってしまった。キョウコの事を全く覚えていない事に返ってほっとしながらお見舞いに行く姿になんだかなあと思ってしまった。コナツさんの我儘ぶりには呆れてしまったが、最後はまあなんとかなったようで良かった。ただ、おまけがついてきて驚いたが。問題はキョウコだと思う。母親の花器を義姉にお願いして勝手に持ち出して使うなんていいのだろうか?実の娘だから母親の許しが無くてもいいのだろうか?いくら認知症になっているからといってそれはないんじゃないの?と思ってしまった。
読了日:04月12日 著者:群ようこ
ネコと昼寝―れんげ荘物語ネコと昼寝―れんげ荘物語感想
シリーズ3作目。部屋にやってくるようになった猫に萌えるキョウコ。気持ちは分からないでもない。コナツさんには困ったものだと思った。でも適材適所ということもあるからね。コナツを食事に誘うキョウコはお人好しにも思えるけれども、基本的には世話好きなのかもしれない。キョウコの母親が倒れ、これからどうなるのかが気になるところで次巻へ。
読了日:04月11日 著者:群 ようこ
しょうたとなっとう (ふしぎいっぱい写真絵本)しょうたとなっとう (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
しょうた君は納豆が嫌いです。私も納豆は苦手だったので気持ちはよく分かります。おじいさんがしょうた君を畑に誘います。おじいさんの畑仕事を手伝っていくうちに納豆がどうやって出来るかを知ります。しょうた君、納豆が好きになって良かったね。私もお酢をかけると納豆を食べられるようになりました。
読了日:04月11日 著者:星川 ひろ子,星川 治雄,小泉 武夫
あおあお感想
可愛らしいお話でした。青いものが大好きなバーティー。可愛い犬と出会って飼う事になったけれども、犬は青くない。困った。どうしよう?彼が考えた事が可愛らしいです。想像はつきますが。。。
読了日:04月11日 著者:ポリー ダンバー
働かないの―れんげ荘物語働かないの―れんげ荘物語感想
れんげ荘での生活も3年となり、すっかりその生活に馴染んだものと思いきや、そこは真面目なキョウコ。悩みつつ生活していました。東日本大震災にもれんげ荘は無事で新しくチユキさんが入居。彼女もまた素敵な女性です。それにしても月10万円で、家賃3万円は固定費で出ていく残額で国保や年金も払いつつ生活できるものなのだろうか?役所から電話がかかってきた時はその件かと思ったら、働いて税金を納めてほしいという事だったか。ただ、今は健康でもいつ怪我や病気をするか分からないから、やっぱり備えは大切だと思ってしまう心配性の私です。
読了日:04月11日 著者:群 ようこ
線は、僕を描く線は、僕を描く感想
とても良かったです。高校生の時に両親を亡くし、叔父夫婦に良くしてもらいながらも、心の中が真っ白になって生きる気力を無くしていた青山霜介。大学に入って唯一出来た友達の古前君からある展示会のパネル設置のアルバイトを頼まれる。そこで出会ったのが水墨画の大家、篠田湖山だった。全くの素人の霜介になぜ声をかけたのか?それは物語を読み進めるうちに分かってきます。一人の孤独な青年の成長物語。生きるということを取り戻した青年のお話でした。
読了日:04月08日 著者:砥上 裕將
フラミンゴボーイ (児童単行本)フラミンゴボーイ (児童単行本)感想
戦争と差別と障害。とても良かったです。ヴィンセントと同じ気持ちでケジアに早く続きを語ってもらいたくて、はやる気持ちを抑えて、仕事や家事の合間に読みました。フラミンゴボーイ、素敵な言葉です。ロレンゾの不思議な能力(フラミンゴや動物の気持ちが分かる力と傷ついたものを癒す力)を羨ましく思いました。戦争や差別と戦った家族と、人の心を失わなかった兵士との素敵なお話でした。
読了日:04月04日 著者:マイケル モーパーゴ
動物警察24時動物警察24時感想
Tokyo Animal Police 通称TAPのメンバー璃々と涼太。そして警察官の天野。この3人が動物たちを救うために必死に行動する姿が描かれてある。璃々が熱くなりすぎるきらいがあるけれども、気持ちは凄くわかる。モノ言えぬ動物たちを酷い目に遭わせることは、私も許せないと思うから。無償の愛を注いでくれる動物たちは愛しい存在だ。
読了日:04月01日 著者:新堂冬樹

読書メーター

2021年3月の読書記録

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3月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:3950ページ
ナイス数:2341ナイス

れんげ荘れんげ荘感想
45歳で会社を辞めて無職になって家賃3万円の古いアパートで一人暮らしを始めたキョウコ。貯めた貯金から毎月10万円だけ引き出して生活すれば80歳位までは暮らしていけるという計算。随分思いきった事をしたものだと思いました。母親から逃げたかったのは理解できる。あんな母親は嫌だ。でもれんげ荘はちょっと住めるレベルでは無いような。。。湿気の酷さとカビは絶対無理です❗(>_<)
読了日:03月27日 著者:群 ようこ
体内の「炎症」を抑えると、病気にならない! : クスリに頼らず全身の臓器を元気にするコツ (単行本)体内の「炎症」を抑えると、病気にならない! : クスリに頼らず全身の臓器を元気にするコツ (単行本)感想
出来るだけ易しく解説してくれているように感じました。野菜や魚の調理の仕方や油の摂り方が間違っていたことに気づくことが出来ました。ゾンビ体操には笑ってしまいましたが、早速やってみました。面白いです。お風呂でグーパーもやってみようと思います。
読了日:03月25日 著者:池谷 敏郎
アンと愛情アンと愛情感想
アンちゃん、成人式なのですね。高校を卒業してなんとくみつ屋でアルバイトで働きだしてから、本当にたくさんの事を学んで成長したなあと感じました。みつ屋の皆さんも素敵です。はなびら餅は関西では普通に新年のお菓子であったので、関東では近年出回り始めたと知って驚きました。やっぱり東西で違うものですね。巻き柿は知りませんでした。検索してどんなお菓子か見ました。相変わらず面白いお客様が多くてその度に寄り添うアンちゃんが良いですね。立花さんとはいったいどうなんだろう?アンちゃんの続きの物語が楽しみです。
読了日:03月24日 著者:坂木司
続・怪談和尚の京都怪奇譚 (文春文庫)続・怪談和尚の京都怪奇譚 (文春文庫)感想
シリーズ2作目。『無念』『供養』『呪い』『巡る』『禁戒』の5章。運のよい人、悪い人の違い、それは言葉―。運のよい人は言葉が綺麗で、言葉の悪い人は運がよくない。そして正しい行い。言葉と行いが両方揃って運がよくなる。和尚さんの言葉に納得しました。
読了日:03月21日 著者:三木 大雲
丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。4 (角川文庫)丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。4 (角川文庫)感想
又々変なキャラが登場。自ら心霊物件に住んでサイトまで立ち上げているなんて異常としか思えない。それが高木さんの後輩でやたら人懐こい晃。憑かれているというのにお構い無し。でもほっとけないのが澪。それにしても澪の回りはイケメン揃いですね。マメは相変わらず可愛い。澪にメッセージをよこした次郎の兄、一哉は果たして?謎は解ける様子が無い。
読了日:03月20日 著者:竹村優希
少年と犬少年と犬感想
泣きました。健気な動物の話には弱いです。多聞という名の賢くて健気な犬に魅了されました。憐れな人間たちを癒しながら旅を続けてついに目的地に到達してほっとしたのも束の間、まさかそんな事になるとは。。。でも賢い多聞はきっとそういう事が起こることを予知していたのかもしれません。そう思うと余計に切なくて涙が出て止まらなくなりました。
読了日:03月17日 著者:馳 星周
リフォームスタイリストの世界リフォームスタイリストの世界感想
仕事の勉強の為に読了。昨今リフォームは勿論、リノベーションという言葉はよく聞かれるようになった。昔と違って古民家や中古住宅を購入して自分好みの家にリノベーションする事は、稀有なことではなくなってきた。その流れに乗ってリフォームスタイリストと言う資格が登場した。本書はリフォームスタイリストについての簡単な説明書。
読了日:03月15日 著者:リフォームスタイリスト普及推進協議会
「お手伝いしましょうか?」 うれしかった、そのひとこと「お手伝いしましょうか?」 うれしかった、そのひとこと感想
以前、大阪メトロの駅で白状を持った人をみかけたけれども、声をかける事が出来ずにいると、夫が声をかけました。正しい誘導の仕方を夫は知らなくてちょっと迷惑をかけてしまいましたが、一緒に電車に乗る事と降りる事が出来ました。声をかけた夫の勇気を凄いと思いました。この本で正しい声の掛け方が分かりました。これからは勇気をだして「何かお手伝いできることはありますか?」と声をかけようと思います。
読了日:03月14日 著者:高橋 うらら
NHK 世界で一番美しい瞬間 (単行本)NHK 世界で一番美しい瞬間 (単行本)感想
ラックローズ(セネガル)のピンクの湖が印象的でした。ブエノスアイレス(アルゼンチン)のハカランダの紫の花の並木道も素敵です。夕暮れのケーブルビーチ(オーストラリア)の海岸を駱駝に乗ってゆく姿は、自分も体験したいと強く思いました。
読了日:03月14日 著者: 
さかなだってねむるんです (ふしぎいっぱい写真絵本)さかなだってねむるんです (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
魚はまぶたがない。目を開けたまま眠ります。色を変えたり粘膜の糸で寝袋を作ったりイソギンチャクの中に入ったり、様々な工夫をして眠っている。泳ぎながら眠る魚も。自然て奥が深い。
読了日:03月13日 著者:嶋田 泰子,伊藤 勝敏
いその なかまたち (ふしぎいっぱい写真絵本)いその なかまたち (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
礒の潮溜まりに生息する生き物たち。透明なエビやカメノテは懐かしく見ました。フジツボも。小さな魚や貝や生き物がたくさんいるのですね。
読了日:03月13日 著者: 
旅と小鳥と金木犀―天然日和〈2〉 (幻冬舎文庫)旅と小鳥と金木犀―天然日和〈2〉 (幻冬舎文庫)感想
良かったです。石田ゆり子さんは若い頃からこんな風にしっかりとした考え方を持っていらっしゃったのですね。『天然日和』の時よりもよりハッキリと考え方だけではなく、感じ方やちょっと神秘的な一面も知る事が出来て、そう感じました。今でも美しくて若くてご活躍されている秘訣がここにあったのですね。
読了日:03月12日 著者:石田 ゆり子
0円で会社を買って、死ぬまで年収1000万円 個人でできる「事業買収」入門 (光文社新書)0円で会社を買って、死ぬまで年収1000万円 個人でできる「事業買収」入門 (光文社新書)感想
個人事業主である知人が休眠会社を購入して法人化するという話を聞いて、この本が目に留まりました。そんな方法があるのか?と思ったので。とても興味深く読みました。亡き義父やたくさんの中小企業の社長を見て来たから、本書に書かれてある創業者の事は分かります。引き継いだ2代目の夫の事も当てはまりました。『分社』の所でちょっと辛くなりました。大企業が各部門を分社するのはなんとも思わないのに、いざ中小企業でそれをやると負債だけを残された社長は悲惨すぎるなあと思ってしまったので。ドライに徹する事が出来ないとダメなのかも。
読了日:03月10日 著者:奥村聡
まっ黒なおべんとう (新日本にじの文学)まっ黒なおべんとう (新日本にじの文学)感想
広島の原爆で犠牲になった少年の実話をもとにしたお話。原爆資料館へ行った時にこのお弁当箱は見ました。こんな事情があったのですね。辛いですね。楽しみにしていたお弁当を食べることも出来ずに何が起こったかも分からずに亡くなったのでしょう。そんな少年▪少女がたくさんいたのでしょう。
読了日:03月08日 著者:児玉 辰春
津波の霊たちーー3・11 死と生の物語津波の霊たちーー3・11 死と生の物語感想
東日本大震災から10年になるので読みました。外国人記者の目線から、日本人の長所でもあり短所でもある、先祖への思いや風習やお上へ逆らうことへの躊躇などが書かれてありました。大川小学校の悲劇も人によって感じ方も行動も違っていく過程が丁寧に綴られてありました。難しいですね。ただ言えることは、大川小学校の悲劇を、失われてしまった子供たちの命を無駄にしないように、自分に出来ることをしていこう、と思います。それにしても教育委員会の対応のお粗末さに、だからイジメ問題も無くならないのだと感じました。
読了日:03月08日 著者:リチャード ロイド パリー,Richard Lloyd Parry
カラー版 マンガでわかる 会社の設立・運営カラー版 マンガでわかる 会社の設立・運営感想
会社の基本的な成り立ちなどを勉強したくて読みました。マンガをはさみながら書類の見本や書き方など易しく図解してありました。
読了日:03月07日 著者: 
呼び覚まされる 霊性の震災学呼び覚まされる 霊性の震災学感想
東日本大震災から5年後の調査記録。どの章も興味深いテーマで書かれてあったのですが、特に魅かれたのが1章の『死者たちが通う街』と6章の『672ご遺体の掘り起こし』でした。1章はタクシーの運転手に聞取り調査したもので、霊を乗客として乗せた事への恐怖よりも又遭遇したら又乗せると答える運転手たちの優しさがしみました。6章はそんな大変な事があったのか!と驚くと共にたった9人のチームでご遺体を仮埋葬し、その後掘り起こして正式に埋葬する作業をされた事に感謝の気持ちと尊敬の念を抱きました。
読了日:03月04日 著者: 
これは経費で落ちません! 6 ~ 経理部の森若さん ~ (集英社オレンジ文庫)これは経費で落ちません! 6 ~ 経理部の森若さん ~ (集英社オレンジ文庫)感想
穏やかな会社のはずの天天コーポレーションの部長たちや秘書のマリナに不穏な動きが。。。美華と共に探り始めた沙名子。結果はなんだかなあと思いました。沙名子が「落ちろ」と呟くのも同感です。それにしても面倒くさい社員が多いですね。沙名子や太陽も悩まされてばかり。そして沙名子の太陽に対する気持ちが変化してきていてちょっと面白かったです。
読了日:03月01日 著者:青木 祐子

読書メーター

 

ユキが今月(4月)で8歳になりました。 本当に早いものです。

2021年2月の読書記録

3月3日、今日はひな祭りですね。

2月の読書記録を残して起きます。

 

 

2月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:3348ページ
ナイス数:1949ナイス

いのちのカプセル まゆ (ふしぎいっぱい写真絵本)いのちのカプセル まゆ (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
繭って美しいと思う。蚕の繭は知っていましたが、この本に載っている虫たちの繭は知りませんでした。あの小さな体でたくさんの糸を吐いて繭を作る姿は健気です。モスラを思い浮かべました。せっかくサナギになっても成虫になるまでには苦難が続くのですね。他の虫に寄生されたり食べられてしまったり。自然の厳しいところですね。
読了日:02月28日 著者:新開 孝
精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉感想
ゲイで精神科医でコラムニスト。ご自分の事をそう自己紹介されているTomyさん。とても腑に落ちる言葉が並んでいました。いいですね。私が長く苦しんだ結果、見つけた方法も言葉として書かれてあって、ああ、同じように感じる方がいらっしゃるのだと思い、なんだか同志を得た気がしました。
読了日:02月27日 著者:精神科医Tomy
阪堺電車177号の追憶 (ハヤカワ文庫JA)阪堺電車177号の追憶 (ハヤカワ文庫JA)感想
良かったです。大阪に阪堺電車という路面電車が走っているのですが、その177号が昭和8年から平成29年までを回想する形式で物語が語られます。登場人物も少しずつ繫がりがある短編集です。
読了日:02月26日 著者:山本巧次
青空のむこう青空のむこう感想
交通事故で亡くなってしまった少年ハリー。亡くなる前に姉と喧嘩して酷いことを言ってしまった事をとても後悔していた。今まで読んだ本に出てくる死後の世界とは違っていて、でも良かったです。ハリーが学校を訪ねた時は彼の気持ちを思うと切なかったです。そして家族の様子を知ってなんとか自分の気持ちを伝えようとする場面も切なかったです。ハリーの性格のせいもありますが、全編明るい雰囲気があり、ラストは希望があります。
読了日:02月23日 著者:アレックス シアラー
ねこ歩きねこ歩き感想
猫の日』に読了。表紙の子のなんとも言えない表情に癒される。岩合さんの手にかかると猫も安心して色んな表情を見せてくれる。猫はやっぱり可愛い。
読了日:02月22日 著者:岩合 光昭
むしのかお (ふしぎいっぱい写真絵本)むしのかお (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
あまりにも小さな虫の顔。子供の頃は観察した事がありましたが、こんなにたくさんの種類の虫の顔を見たことはありません。表紙の子といい、可愛いです。
読了日:02月21日 著者: 
たんぼのカエルのだいへんしん (ふしぎいっぱい写真絵本)たんぼのカエルのだいへんしん (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
子供の頃アマガエルを飼っていた。オタマジャクシがカエルになる事は知っていてもどんな風に足がはえてくるとかは知りませんでした。この本で知ってビックリしました。まさかそんなところからはえてくるとは。。。面白かったです。
読了日:02月21日 著者: 
天然日和天然日和感想
女優の石田ゆり子さんが30代の頃書かれたエッセイ。良かったです。ご自分の事をせきららに綴っていらっしゃって親しみがわきました。石田さんは職人さんが何かを作っている所をじっと見るのが好きなんだそうです。実は私もそうです。人が何かを作っている姿は美しいし飽きずにじっと見ていられます。猫3匹と犬1匹との生活。仕事の事。本の事。(凄い読書家でもいらっしゃいます)こだわりの品々。気が付けば物であふれていた事。そしてそれをフリーマーケットで販売した事など。続きがあるみたいなので読んでみようと思います。
読了日:02月20日 著者:石田 ゆり子
南の子供が夜いくところ南の子供が夜いくところ感想
恒川ワールド。でも今回はちょっと違っていました。一家心中しようとしていた家族を助けた謎めいた女性ユナ。助けられて南の島で教授と暮らす事になったタカシ。その南の島々の歴史のような、幻想的な、恐ろしくもあり、悲しくもあるお話の数々。不思議すぎてちょっとついていけませんでした。
読了日:02月17日 著者:恒川 光太郎
涙猫~私とネコの心あたたまる11の物語~涙猫~私とネコの心あたたまる11の物語~感想
猫が出てくる短編集。10代まで、20代から40代まで、50代から70代までと分かれている。猫の恩返し的なハートフルなお話が多いけれども、私は『彼によろしく』のミュウが猫らしくて良いなあと思う。颯爽と生きていて生命力の強さを感じられる。泣ける話が多かったけれども、私は残念ながら涙は出ませんでした。
読了日:02月15日 著者: 
善人は若死にをする (1971年)善人は若死にをする (1971年)感想
高校生の頃、読書家のご近所の方から頂き読みました。今回は図書館で借りました。昔読んだ時も衝撃を受けましたが、すっかり内容を忘れていた今回も同じでした。1970年代にこれが書かれたなんて凄いなと思います。ブラックユーモアもしくは風刺のきいたショートショートといった感じです。
読了日:02月14日 著者:大西 赤人
金色機械金色機械感想
面白かったです。時代劇ですがSFです。宇宙船が爆発して帰れなくなり、迎えを待ちながらひっそりと暮らしていた幽禅家。そこに仕える金色の異形の者。(私の頭の中ではスターウォーズのC3POが浮かんでいました)金色様と呼ばれていました。その金色様と不思議な能力を持った人間たちとの切なくも壮大な人間ドラマ。恒川さんらしい世界が広がっていました。
読了日:02月11日 著者:恒川 光太郎
さくらい動物病院の不思議な獣医さん(4) (双葉文庫)さくらい動物病院の不思議な獣医さん(4) (双葉文庫)感想
優生に何があったのか?は分かりましたが、どうもスッキリしません。手塚君が怒るのも無理はありません。亜希のおじいちゃんには困ったものですね。人をそんな風に試す?のってどうかと思います。試練を与える?違うでしょう!と言いたくなりました。
読了日:02月09日 著者:竹村 優希
犬がいた季節犬がいた季節感想
捨てられて高校に受け入れられた犬のコーシローと、共に過ごした高校生たちの連作短編集。コーシローの世話をするコーシロー会。初代のメンバーの優花と光司郎の淡く切ない関係。最後の章に繋がっていて嬉しかった。アイルトン▪セナは私も好きだった。『セナと走った日』のサッチャンとタカヤンの関係がすごく良い。私が通っていた中学にも犬がいたので、昭和▪平成▪令和、それぞれの時代の高校生たちに気持ちを重ねながら読む事ができた。良いお話でした。
読了日:02月07日 著者:伊吹 有喜
陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)感想
面白かったです。嘘を見抜く達人の成瀬、演説の達人の響野、天才スリの久遠、正確な体内時計を持つ雪子という個性的な4人が銀行強盗をするのですが、なぜか憎めない。そしていつもは百発百中で成功させるはずが盗んだお金を横取りされた事から変な事に巻き込まれていく。不謹慎ですが、彼らを応援している自分がいて、なかなか痛快でした。
読了日:02月04日 著者:伊坂 幸太郎

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