昭和43年8月18日午前2時11分、国道41号線で、豪雨による土砂崩れに観光バス2台が巻き込まれ、
飛騨川に転落、乗員乗客107名の内、104名(死者・行方不明者)の方の尊い命が失われました。
この事故が起きた当時、私は5歳。
まだ理解できるはずも無く、事故の事はずっと後になって知りました。
当時は携帯電話などは勿論なく、事故発生の第一報は約3時間半経ってから、バスの乗務員によってもたらされました。
助かったのはバスの運転手と添乗員、そして家族とバスツアーに参加していた中学生の合計3名のみ。
詳しくは下記URLを参照してください。
http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s11117/saigai_siryo/1968hidagawbasu/saigai1.htm
事故の1年後『天心白菊の塔』が建立され、一周忌法要が執り行われました。
その席で、助かった中学生が代表で言葉を述べたそうですが、その後、自殺されたと聞いています。
ひとりで生きていくには重過ぎるほどの心の傷を負われていたのでしょうか。
残念です。
今も、上麻生発電所職員によって清掃・献花が月例行事として行われているそうです。
事故で亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。
そして、事故が、この世から少しでも減ってくれることを、切に願います。