くまぜみ

昨日は主人の父が交通事故に遭った日、そして、今日は祥月命日です。
毎年、この時期になると不思議な事がおこります。


昨日、主人の母が買い物から帰宅し、仏壇の前に花瓶に生けたお花を飾って、少し休憩しようとソファに向かった時、足先に黒いものがあることに気がついたそうです。
よく見ると、【くまぜみ】が、お義母さんの足先にしがみついていたそうです。
引き離すと、弱っていましたがまだ生きていたので、義母は仏壇の前に置きました。
私の顔を見るなり、義母はその話をして、仏壇の前にちょこんと鎮座している【くまぜみ】を見せました。
私はくまぜみに向かって、
「お義父さんを連れてきてくれたの?」
と話しかけました。
というのも、【くまぜみ】にはちょっとした縁があるからです。


義父が事故で亡くなった日、近所の方が、うちの家にしがみついて、たった1匹で必死に鳴いている【くまぜみ】を見かけて、こんな所で鳴いているなんて不思議だなと思い、印象に残っているのだと、後で話していただいた事がありました。
さらに、私達が、義父を病院へ運んだ救急隊員に話を訊きに行った帰りに、立ち寄った事故現場で、
道路上で1匹で死んでいる【くまぜみ】を見つけました。
まさに義父が引かれたその道路で死んでいました。


亡くなった方は蝶などの昆虫にその魂を乗せて現れるそうなので、うちの場合は【くまぜみ】がそうではないかと思っています。


お義父さん、何か私達におっしゃりたいことがおありなのでしょうか?
【くまぜみ】はお義父さんの化身なのでしょうか?