私が息子を連れて家を出る…という夢を見ました。
つまり、離婚だと思います。
それを主人に話すと
「それで?その続きは?その先が肝心やんか」
と言われました。
勿論、うちの家特有のブラックユーモアで。
思えば夫婦の縁とは本当に不思議なものです。
主人とはお見合いで出会いました。
性格はまるで正反対。
主人は営業畑をずっと歩いてきた人です。
大学卒業後、大阪では商売の一番きつい場所と言われている
立売堀で修行を積み、義父の会社に戻りました。
義父は昔気質な人でしたので、息子を現場の小遣い扱いから始め、
結婚が決まり、お客様や周囲の人からの薦めもあって、やっと
専務という肩書きに据えました。
立売堀の会社ではトップセールスマンだったのが
義父の会社では一番下っ端扱い。
最初は戸惑った事もあったそうですが、
この会社で自分にしかできないものは何だろう?
という事を考え探し、そして、見つけたあたりから
仕事に前向きに取組めるようになったそうです。
片や私は引っ込み思案でとても人としゃべる仕事は無理と
ずっと事務畑を歩いてきました。
何をするにも自信が無くて、落ち込んでばかりの日々でした。
学校でもいてもいなくても全然わからない存在だったと思います。
職場でも失敗ばかりの毎日でしたが、周囲の方の暖かさに助けられ
やがて少しずつ仕事にも自信がついていきました。
社交的な主人と一人の世界に浸る事が好きな私。
そんな二人がお見合いで出合って、なぜか、意気投合して
とんとん拍子に話が進み結婚となりました。
今や、主人とは夫婦であると同時に、共に戦う同志でもあります。
どちらかというと、同志という感覚の方がしっくりきます。
この広い世界で夫婦としての縁を結ぶというのは奇跡だと思います。
きっと何か意味のある深いつながりがあるのでしょう。
これからも協力しあっていたわりあって進んでいけたらいいなあと
思います。