4月の読書記録を残しておきます。
目標の17冊には届きませんでしたが、決算で忙しい中、よく読めた方だと思います。
そしてユキが3歳になりました。
これからも元気に長生きしてほしいものです。
それから4月29日には息子と甲子園球場に阪神ー横浜戦を観に行きました。
チケットが当選したおかげで、本当に十数年ぶりくらいに行きました。
そんな事でもない限り、なかなか遊びに出かけることは出来ません。
仕事優先ですから。
ハラハラドキドキの試合でしたが、阪神が勝つ事が出来て良かったです。
楽しい思いをさせてもらいました。
感謝。
2016年4月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:2669ページ
ナイス数:1573ナイス
WING―野鳥生活記の感想
表紙の雀たちの姿に毎朝うちのバルコニーにセキセイインコの餌のおこぼれを食べにやってくる雀たちの事を思い浮かべ、図書館で借りました。鳥たちの可愛らしい姿が載っているのかと思いきや、違いました。和田さんは、鳥たちが恋をし子供を育て、争い、食べ、そして死んでいく、そんな「生きる美しさ」を撮りたかったとの事。最後の「非業の死」とタイトルのつけられている雀の姿には絶句しました。自然の厳しさの中で懸命に生きる野鳥たちに、私も負けないよう生きていきたいと思います。
読了日:4月30日 著者:和田剛一
森のハヤブサ―ナニワの空に舞うの感想
生駒山系にハヤブサが生息していたなんて知りませんでした。夫婦で子育てする様は勉強になりました。メスが休息しているオスに早く狩りに行けと催促する姿に、なんだか人間の夫婦の姿を重ねてしまいました(苦笑)一番衝撃を受けたのは、巣立った幼鳥が誇らしげにセキセイインコを捕らえて食べる姿。セキセイインコを飼っている身としては辛かったです。でも、彼らだって生きていかなければならない。運命だったのですよね。そして絶対うちの子達をそんな目に遭わせないように、外に逃がすなんて失敗をしないようにしようと、強く心に誓いました。
読了日:4月28日 著者:与名正三
フクロウ URAL OWL HANDY EDITIONの感想
宮崎さんは本当にフクロウが大好きなのだと感じました。フクロウの事を真剣に考え、その生態を撮影し謎だった数々の事を発見し、写真と共に解説してくださっています。フクロウの生態なんて全く知らなかったので、勉強になりました。一番驚いたのが、卵を抱きながら、母親と卵の中の雛が会話している事です。鳥は皆、そうなのだろうか?と思いました。母鳥と雛との絆が感じられて胸が熱くなりました。
読了日:4月27日 著者:宮崎学
高野山の案内犬ゴン―山道20キロを歩きつづけた伝説のノラ犬 (ドキュメンタル童話・犬シリーズ)の感想
和歌山県九度山町にある日現れた野良犬のゴン。やがて慈尊院から高野山まで参拝者を案内する姿が見られるようになります。そして慈尊院の御住職の飼い犬になります。この本を読むまでゴンちゃんの事を知りませんでした。作中にも登場しますがゴンちゃんお守りを持っていながら…。お守りを手にしたのは全くの偶然でした。もう十数年も前、真田庵に行く為に九度山を訪れたところ、弘法大師縁の慈尊院にもお参りしようとなり、このお守りが可愛らしかったので何も知らずに購入したのです。何かの御縁があったのでしょうか。お守りは今も持っています。
読了日:4月26日 著者:関朝之
シャイニング〈上〉 (文春文庫)の感想
漸く上巻を読み終えました。若かりし頃読んだ作品を順番に読んでいっているのですが、やっぱりスティーヴン・ギングの作品は面白いですね。どんどん引き込まれていきます。勿論映画も観ました。ジャックがだんだん狂気に取りつかれていく予兆、でも、引き返す事が出来るチャンスもあったりして、ハラハラドキドキします。そしてダニーが可愛らしくていじらしくて仕方がありません。下巻へ進もうと思います。【第61回海外作品読書会】参加作品及び『ガーディアン1000冊』の内の1冊。
読了日:4月26日 著者:スティーヴンキング,StephenKing
いのちの時間―いのちの大切さをわかちあうためにの感想
絵本ですが、とても大切な事を、濃密に教えてくれました。生き物にはすべて『いのちの時間』があり、そして、長くても短くても、その間には生きてる時間が満ちている。命の大切さをシンプルにとてもわかりやすく、教えてくれる素敵な絵本です。
読了日:4月24日 著者:ブライアンメロニー
お水の花道 パラダイスの感想
このドラマを見て上川隆也さんのファンになり、一時ファンクラブにも入っていました。明菜さんと石崎オーナーとの恋がどうなるのか?と言う事と知らないお水の世界を知りたくて見ていました。その後この本を購入しました。懐かしく読み返しました。実際のお水の世界が、この頃と同じなのか、変わってしまっているのか、私にはうかがい知れない事ですが、このドラマは好きでした。人と人の絆、仕事への愛情など一般社会でも通用する内容だったと思っています。
読了日:4月24日 著者:
オトナの片思いの感想
『ラジオ文芸館』で『Enak!』を聴いて良かったので原作が載っているこの本を図書館で借りました。活字で読んでみてもやっぱり『Enak!』は良かったです。様々な大人の片思い(恋?)が綴られてあります。基本的に恋愛物が好きでない私ですが、全体的にさらっと読むことが出来ました。ドロドロ感が無かったからかもしれません。男女のドロドロした情念が苦手なのです。『Enak!』以外では『わか葉の恋』『からし』『やさしい背中』が気に入りました。
読了日:4月19日 著者:石田衣良,栗田有起,伊藤たかみ,山田あかね,三崎亜記,大崎知仁,橋本紡,井上荒野,佐藤正午,角田光代
五体不満足の感想
昔読んだのですが、今、乙武さんの事が話題に上っていたので本棚の奥から取り出してきて改めて読んでみました。とても元気で前向きな幼少期から青年までの乙武さんの姿がありました。これを読んでみてもヤンチャで負けず嫌いで目立ちたがり屋と御自分でも書かれてあるように、かなり肉食系の感じを受けます。昨今の報道には御夫婦にしかわからない御事情もおありでしょう。ですが、この本を書かれた時の原点の気持ちを、乙武さんには取り戻して頂きたいと思いました。
読了日:4月17日 著者:乙武洋匡
道のむこうの感想
『道のかなた』が良かったのでこちらも図書館で借りました。今、とても心が疲れているのでこういう美しい写真には救われます。さらに道は未来を感じさせてくれます。この先はどこまで続いているのだろう?どうなっているのだろう?見てみたい!というように。引き続きこの方の『道』の写真を見ていきたいと思います。
読了日:4月16日 著者:ベルンハルト・M.シュミッド,BernhardM.Schmid,アイディ
砂浜に坐り込んだ船の感想
ラジオ文芸館で『上と下に腕を伸ばして鉛直に連なった猿たち』を聴いてもうひとつ理解出来なかったので、図書館で借りました。短編が8編。「先に逝ったひとへの哀悼に満ちたかつてない短編小説集」と書かれてあるのですが、私にはどうも合わなかったようです。どの作品も確かに不思議な世界観の作品なのですが、何を伝えたいのかが、伝わってきませんでした。私の読解力不足なのかもしれません。と書いて一晩寝て今朝、若くして亡くなった友人の事を思い出しました。彼女とは一度も同じ組になったことなくどんなきっかけで知り合ったのかも↓続く
読了日:4月13日 著者:池澤夏樹
道のかなたの感想
ただ、いろんなバージョンの『道』の写真が載っているだけなのに、とても心惹かれ癒されます。この道の先はどうなってるんだろう?何があるのだろう?と想像力を掻き立てられます。山と黄色い花が好きなので、緑のトンネルになっているような道や、たくさんの向日葵にかこまれている道、菜の花畑の道が印象に残りました。舗装された道もいいけれども、ほとんど人も車も通らないような、雑草におおわれた道もいいものですね。
読了日:4月10日 著者:ベルンハルトM.シュミッド
5分で読める! ひと駅ストーリー 猫の物語 (宝島社文庫)の感想
猫に関する短いストーリーが33篇。これだけ揃うとやっぱり好みの好き嫌いがあります。お気に入りは『ピートの春』大好きなハインラインの小説【夏への扉】の猫と同じ名前の猫が登場します。ピートと主人公との絆が感じられて温かな気持ちになりました。『月の瞳』も好きです。姫はきっとアルフォンスに助けて貰った命を大切に強く生きていくだろうと思いました。『猫の恋』『キャット・ループ』『ニャン救大作戦』も良かったです。
読了日:4月9日 著者:
2品で献立。さぁ、ごはん!―おいしいおかずの簡単組み合わせ (まあるい食卓シリーズ)の感想
料理が豪華です。これならば確かに2品の献立で十分ですね。ボリュームもあるし。うちは少食ですが、いろんなおかずが少しずつあるのを好む。いわゆる居酒屋風。お酒は全く飲めないけれども、おかずだけで十分外のお付き合いも出来ます。う〜ん、チャレンジするかどうかは微妙かもしれません。
読了日:4月6日 著者:有元葉子
ツレと私のコドモ時代くらべの感想
面白かったです。本当に全く違う環境で生きてきたお二人が出会って結婚して、ツレさんの“鬱”を一緒に乗り超えてこられたのだなあと思いました。私も学校給食ではツレさんと同じで、パンはそのままで個包されてませんでした。で、食器はアルマイトでしたね。牛乳は勿論ビンでした。ただ、私の所ではソフト麺は無かったです。おやつも母の手作り。といってもホットケーキとかお団子とかそんなんでしたが…。なんだか昭和ののんびりとしたいい時代を思い出して懐かしくなりました。
読了日:4月3日 著者:細川貂々
冠・婚・葬・祭の感想
冠婚葬祭それぞれに関するお話。少々ありえないでしょう?と思える箇所もあるけれども、全体的には面白いと感じた。嫌いではない。とりわけ『葬』に登場する宇都宮さんの過去が気になる。そしてそれを想像する直之も良い人だなあと思った。そして『祭』に登場する奇妙な人々。現実とこの世のものではない者たちとの交わり。古い家で行われる最後のお盆祭りに皆つられて出てきたのだろうか?と思えた。こういう世界観は好きです。
読了日:4月2日 著者:中島京子
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