2020年3月の読書記録とユキ

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ユキ

 

ユキが今月で7歳になりました。

人間でいうと50歳代後半。

でもまだまだ甘えん坊で夫にべったりです。

そしてトワに対しては相変わらずツンデレです。

困った娘です(^_^;)

 

随分遅くなりましたが、3月の読書記録を残しておきます。

新型コロナウイルスでしんどくなってしまい、

冊数が極端に減ってしまいました。

 

 3月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1480ページ
ナイス数:2918ナイス

サボテン島の風サボテン島の風感想
子供の頃に読んで忘れられず、図書館で探して何回も読んだ本。今回も図書館で借りました。戦後それほど経ってない頃に書かれた本なので、今では差別用語になるような言葉も出てきますが、根本は自然を愛し、仲間を愛し、共に幸せに過ごす事を願って書かれたお話です。石黒さんはサボテンを愛し、自分が購入した島で小さな集落の貧しい人たち、子供たちと苦楽を共にしています。差別や貧しさや自然災害や色々な問題が降りかかってきますが、皆で力を合わせて乗り越えていく、逞しいお話です。
読了日:03月15日 著者:武田 幸一
図書室のピーナッツ図書室のピーナッツ感想
『図書室のキリギリス』の続編。詩織には超能力があるのではないか?と生徒から疑われたが、なんとかごまかす。でもやがてその力が不思議なご縁を結んでくれることになる。図書室のなんちゃって司書から、本当に図書館司書の資格を取る為に勉強を始めた詩織に、偉いなあと思えた。仕事しながら勉強するのは大変だ。でも若いからまだ間にあうと思う。素敵な出会いもあり、生徒たちの成長もあり、こんな風に図書室で過ごすことが出来るなんてちょっと羨ましかった。高校生の頃、こんな風に過ごしたかったなと思ったので。
読了日:03月13日 著者:竹内 真
風と木の詩 (第10巻) (白泉社文庫)風と木の詩 (第10巻) (白泉社文庫)感想
パリで暮らすセルジュとジルベール。お互いを思いながらも相いれない部分が存在し世間の偏見にも苦しめられ距離が開いていく。切ない。そして最悪の結末を迎える。天使のような存在だったジルベール。長生きは出来ないであろうことは想像できたが、可哀想な最期だった。自分を見失ってしまったセルジュ。でもその手に止ったのは鳥だったのか、ジルベールだったのか…。番外編はその後のロスマリネとジュールのお話。ピアノを弾くセルジュも登場し立ち直った様子がうかがい知れる。ジュールの妹に恋するロスマリネが可愛らしかった。
読了日:03月05日 著者:竹宮 惠子
風と木の詩 (第9巻) (白泉社文庫)風と木の詩 (第9巻) (白泉社文庫)感想
出版社が違ったので間が飛んでしまった。後日借りて読む事にしよう。深く結ばれたセルジュとジルベール。しかし周囲がほっておいてはくれなかった。学院から逃亡する計画を立てる。しかも友人たちが手助けをしてくれた上にロスマリネも手を貸してくれた。しかしパリで暮らし始めた二人に世間の恐ろしい魔の手が忍び寄る。
読了日:03月04日 著者:竹宮 惠子
廃園日和廃園日和感想
今日で閉園するという遊園地で過ごす人々のエピソード。老夫婦のお話が良い。息子に世那(セナ)と名付けた男性。レーサーになりたかったわけだ。後の話と繋がってきて息子と遊園地で過ごしたわけが分かった。それにしても浮気相手の奥さんの会社に勤めて何食わぬ顔をして同僚となり、友達になる女性に恐ろしさを感じてしまった。そんな人、絶対恐ろしくて友達になんてなれない。最後に救いのある出会いがあるけれども、なんだかしっくりこなかった。昔遊んだ遊園地がどんどん閉園してしまった事と重ねながら読んだ。寂しいものですね。
読了日:03月03日 著者:行成 薫

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