2020年11月の読書記録

11月の読書記録を残しておきます。

義母の本棚から佐藤愛子さんの著書を借りて読みました。

後は図書館から写真絵本を借りて読みました。

子供向けの本ですが、知らない事が結構多くて勉強になりました。

 

 

11月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:3390ページ
ナイス数:1801ナイス

ヘビのひみつ (ふしぎいっぱい写真絵本)ヘビのひみつ (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
「蜘蛛の後は蛇かい!」と息子に突っ込まれながら読了。蛇ってなんか神聖な感じがするのですよね。昔の家にはアオダイショウがいたし、動物園で首に巻いてもらった事もあるし、わりかた蛇は平気なのです。マムシやヤマカガシは御免こうむりますが。まぶたがないのにどうして目が乾かないのだろう?と不思議に思っていたのですが、理由が分かりました。
読了日:11月29日 著者: 
クラゲゆらゆら (ふしぎいっぱい写真絵本)クラゲゆらゆら (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
クラゲって水族館で眺めるぶんには気持ちが癒されますが、海では出来れば出会いたくないものです。クラゲにもいろいろ種類があってウリクラゲは名前通り瓜みたいだし、アンドンクラゲも昔の行燈のようです。昔の人のネーミングは面白いです。以前浜に打ち上げられたクラゲを見た事があったのですが、カツオノエボシだったのだとこの本で初めて知りました。クラゲの赤ちゃんの誕生シーンはテレビで見た事がありましたが、やっぱり可愛いですね。
読了日:11月29日 著者:楚山 いさむ
それでもこの世は悪くなかった (文春新書)それでもこの世は悪くなかった (文春新書)感想
面白かったです。義母が健在の時に読みたかったです。義母と感想を話し合えただろうから。佐藤愛子さんは義母とよく似ていると思いました。気性がです。義父と会社を起こしてやってきた姿を思うと、どちらかと言えば、義母の方が会社を支えていたと思えるので。女性の方が肝がすわっているのかもしれませんね。
読了日:11月28日 著者:佐藤 愛子
火竜の山: 南アルプス山岳救助隊K-9火竜の山: 南アルプス山岳救助隊K-9感想
又夏実とメイに会えました。静奈さんとも信頼関係が出来上がっていて素敵でした。ただ、今回は火山の噴火と誘拐事件と無責任な登山者の話が絡み合って相変わらずドキドキハラハラさせられました。御岳山の噴火はまだ記憶に鮮明に残っています。火山である以上いつ何時噴火するかなんてわからない。自然の力は強大です。その事にもっと登山者は畏怖の念を持たないといけないのではないでしょうか?そう思いました。夏実と深町さん、微笑ましいです。そして静奈さんにもどうやら春が来たようで、今後が楽しみです。
読了日:11月26日 著者:樋口 明雄
太陽はひとりぼっち太陽はひとりぼっち感想
『太陽はひとりぼっち』『神様ヘルプ』『オーマイブラザー』の3編。相変わらず花ちゃん母娘は楽しい。そんな花ちゃんに突然祖母が登場。ハチャメチャな祖母に閉口するも寄り添おうとする姿が健気です。三上君も登場し元気そうで何よりでした。花ちゃんへ思いがなかなか通じずちょっと可哀想ですが。そして木戸先生。なぜオカルトに詳しくなったのかが分かります。その理由らしきものが私にとっては、なんだかなあとモヤモヤしてしまって腑に落ちませんでした。木戸先生のお兄さんの失踪した理由に納得がいかなかった。ちゃんと話せばいいのに。
読了日:11月23日 著者:鈴木 るりか
クモのいと (ふしぎいっぱい写真絵本)クモのいと (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
くもの糸に注目した写真絵本。ジョロウグモの巣は子供の頃よく見かけました。他には面白い形の蜘蛛の巣を張る種類もあるのだなあと知りました。たくさんの子グモたちが糸を出して風に乗って飛んでいく。こうやって小さな命が繋がっていく。蜘蛛の本を見ていたら、蜘蛛嫌いの息子が「蜘蛛好きの女子なんてありえへん」と言いながら後ろを通っていきました。ありえへんのかなあ。好きな女子はいると思うけれど。
読了日:11月22日 著者: 
ちいさなハンター ハエトリグモ (ふしぎいっぱい写真絵本)ちいさなハンター ハエトリグモ (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
大好きなハエトリグモの写真。目の輝きがまるでナウシカのオームのよう。我が家も事務所もハエトリグモの赤ちゃんたちがたくさんいます。頑張れよ!って思いながらいつも見ています。ピョンピョンと飛ぶ姿が可愛いです。ハエを食べて退治してくれる良い子ですものね。
読了日:11月22日 著者: 
あかり野牧場あかり野牧場感想
日本の競馬界の流れがよく分かりました。小さな生産牧場の大変さも分かりました。生産牧場も育成牧場も厩舎も調教師も騎手も、そして馬主も大変な事に変わりはないのですよね。そうすると生まれてきたサラブレッドの仔馬の幼い肩にとてつもなく大きなものがのしかかっているように感じてしまいました。お話自体は感動的でしたが、そちらの重しの方が気になってしまいました。全ての誠実に頑張っている人たちを応援したくなりました。
読了日:11月20日 著者:本城 雅人
ばけたま長屋ばけたま長屋感想
独立した指物師の弦次が引っ越してきた長屋は幽霊が出ると言う曰くつきの物件だった。そこで知り合った三五郎と幽霊の絵を描くために引っ越した来た絵師の朔天。弦次と三五郎は朔天が幽霊画を描けるように協力していく。弦次は真面目、三五郎はお調子者、朔天は変わり者。3人が幽霊を求めて様々な場所に出かけていくのはちょっと滑稽でもありました。普段はちゃらんぽらんな三五郎が意外に鋭くて本当は何者?と思いました。ラストはナルホドと思いました。
読了日:11月17日 著者:輪渡 颯介
ぼくじょうにきてね (ふしぎいっぱい写真絵本)ぼくじょうにきてね (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
5歳の少女が語る、自分の家がやっている牧場の日常。兄と共にお手伝いをする健気な姿が可愛いです。乳牛を飼育していて、ある日子牛が生まれます。少女は一生懸命お世話をするのですが、お別れがやってきます。雄の牛は牧場には必要ないから売られたのです。現実の厳しさを知った少女。そんな彼女にお父さんは優しく話しかけます。良い親子です。
読了日:11月15日 著者:星川 ひろ子,星川 治雄
ちょっと今から人生かえてくる (メディアワークス文庫)ちょっと今から人生かえてくる (メディアワークス文庫)感想
『ちょっと今から仕事やめてくる』に登場した人たちのその後のお話。青山の先輩の五十嵐のその後を知る事が出来てホッとしました。前作では五十嵐に対してモヤモヤが残っていたので。登場人物たちが各々先へ進んでいて良かったです。ヤマモトは相変わらず人の世話ばっかりやいていました。そのヤマモトも青山の計らいで先へ進めそうで良かったです。
読了日:11月13日 著者:北川 恵海
W (ダブル)W (ダブル)感想
競馬界の事が詳しく書かれてあってそれは良かったのですが、行われた悪事に気持ちが悪くなりました。そんな事で人が死ななければならないの?巻き込まれた馬たちが可哀想でした。悪事に手を染めた人間たちの事なんでどうでもいいと思ってしまいました。確かに不幸な境遇はどれだけしんどかったことだろうと思えるけれども、人を羨んでも仕方がありません。自分に恥じない生き方をするしかないでしょう。
読了日:11月12日 著者:本城雅人
路地裏ビルヂング (文春文庫)路地裏ビルヂング (文春文庫)感想
辻堂ビルヂングのテナントと大家と管理人と1階のお店の謎の店員にまつわる連作短編集。『道祖伸』『紙飛行機』『サナギマン』『空回り』『風穴』『居残りコースケ』の6篇。『道祖伸』では狡賢い大人の洗礼を受けた加藤達若者が可哀想に思えたけれども、その加藤が全編登場してきて、なんだか最初のイメージと違ってはじけてしまっていて、何があったのだろう?と思った。テナントの人たちのお話はまあ、よくあるお話が多かったけれども、管理人の最終話はちょっと読むのがしんどかった。
読了日:11月09日 著者:三羽 省吾
まちのコウモリ (ふしぎいっぱい写真絵本)まちのコウモリ (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
子供の頃、夕空に蝙蝠の飛ぶ姿を見ながら家路についたものでした。嫁いでからも公園の近くだったせいか、蝙蝠をよく見かけましたが、いつの頃からか、見なくなりました。私が気づいていないだけでこの町のどこかで今も生き続けているのかな?そうであってほしいなあ。
読了日:11月08日 著者: 
ごめん。ごめん。感想
様々な人たちの『ごめん』にまつわる短編集。少しずつ登場人物が繋がっている。「ごめん」と素直に言えない気持ちはよくわかります。私もなかなか言えない。素直に言える時とそうでない時があります。困った人間です。日常ありえると思われるパターンが多くて、お話にすっと入っていけました。亡き義母から、男というものは「ハイハイ」と言う事を聞いておけばいいのよと言われていたのに、ついつい社長である夫に反論してしまう可愛くない女です。ごめんと言ってうまく立ち回れるようになりたい。
読了日:11月05日 著者:加藤 元
なんにもない部屋の暮らしかたなんにもない部屋の暮らしかた感想
ナルホドと思いました。捨てたい人と捨てたくない人が同居する家族。共有部分だけルールを決めて、後は自分の部屋は自由にするというのはいいですね。参考にします。
読了日:11月03日 著者:ゆるりまい
さくらい動物病院の不思議な獣医さん(3) (双葉文庫)さくらい動物病院の不思議な獣医さん(3) (双葉文庫)感想
ミニブタが可哀想でした。ブームだからと飼って手に負えなくなって捨てるなんて酷いです。生き物を飼うのなら最後まで面倒をみる覚悟を持ってほしい物です。それにしてもオスには牙があるなんて始めて知りました。手塚君の愛犬リクの事が分かり、ホッとしたものの切なかったです。誰も悪くない。そういうめぐり合わせだったのでしょう。優生にいったい何があったのでしょう?心配です。
読了日:11月03日 著者:竹村 優希
馬のきもち HOW TO THINK LIKE A HORSE馬のきもち HOW TO THINK LIKE A HORSE感想
著者は幼い頃馬の真似をして、訪れた人からまるで馬みたいだと言われた事があるそうだ。それぐらい馬が好きなのだろう。本書は彼女の体験談などを交え、馬の事を分かりやすく解説してくれている。馬の体の事、気質、調教、馬の一生など。馬の事が益々好きになった。
読了日:11月01日 著者:チェリー・ヒル

読書メーター

2020年10月の読書記録

体調も悪くてバタバタして9月の読書記録をブログに残せませんでした。

で、飛んで10月の読書記録です。

 

 

10月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2349ページ
ナイス数:1644ナイス

さくらい動物病院の不思議な獣医さん(2) (双葉文庫)さくらい動物病院の不思議な獣医さん(2) (双葉文庫)感想
シリーズ2作目。相変わらず人の感情の機微に疎い亜希。手塚君との距離が縮まってきた。ライバルと思える優生も手塚君の事を認め始めた。優生の私生活も謎だらけだが、手塚君の事も何も知らないと気づいた亜希がストレートに尋ねる所が可愛い。動物の方はミニチュアホースが登場して亜希と同じくらいテンションが上がった私です。馬は集団で生活するものね。ミニチュアホースのそらの気持ちが晴れて良かった。
読了日:10月28日 著者:竹村優希
さくらい動物病院の不思議な獣医さん (双葉文庫)さくらい動物病院の不思議な獣医さん (双葉文庫)感想
動物と会話できる獣医の亜希。動物の事が大好きな看護師の優生。二人がやっているさくらい動物病院にひょんなことからやってきた大学院生の手塚君。3人の日常に動物にからんだちょっとした事件が起こりますが、最後は解決します。動物と話す事が出来るなんて羨ましいです。手塚君も同じように思っているのですよね。亜希はその秘密を隠しおおせてると思い込んでいる所が可愛いです。亜希をめぐる二人の男性(優生と手塚君)の静かなバトルが面白いです。
読了日:10月23日 著者:竹村 優希
デッドエンドの思い出デッドエンドの思い出感想
「幽霊の家」「おかあさーん」「あったかくなんかない」「ともちゃんの幸せ」「デッドエンドの思い出」の5編。よしもとばななさんらしい世界が広がっていました。物寂しくて、静かで、切なくて、でも応援したいと思える女性たちでした。
読了日:10月21日 著者:よしもと ばなな
三鷹台おでん屋心霊相談所 (ハルキ文庫 こ)三鷹台おでん屋心霊相談所 (ハルキ文庫 こ)感想
霊が見えるけれどもその存在を否定する天哉。霊を信じているけれども見えない陽太。幼馴染の二人が出会い、一緒に怪奇現象を解決する相談所を開く。そのお客だったおでん屋の小和。偶然で出会ったような3人だったが、やがてその秘密が明らかになっていく。読み始めた時はちょっと思っていた展開とは違って失敗したかなあと思ったのですが、後半は3人の過去の事が分かってきて、そしてホッとできる結果になったので良かったです。軽く読める部類に入ると思います。
読了日:10月19日 著者:木間のどか
怪談和尚の京都怪奇譚 (文春文庫)怪談和尚の京都怪奇譚 (文春文庫)感想
三木大雲和尚さんが相談を受けた数々の心霊現象及びご自分の体験談。怖いお話が多かったです。お坊さんなのに霊が怖いんだ!と思ったのですが、考えてみれば和尚さんだって人間ですものね。丁度義母が亡くなったばかりだったので、四有(しう)の説明はありがたかったです。「生有」「本有」「死有」「中有」の四つで「四有」。「中有」が満ちるから満中陰。孤独死したおばあさんの放置されていたお骨を本堂で供養したら、おばあさんの霊がお線香の煙を一生懸命食べていた、という和尚さんの目撃談は身につまされました。
読了日:10月13日 著者:三木 大雲
ふたつめの月ふたつめの月感想
『賢者はベンチで思索する』の続編。良かったです。赤坂氏と久里子が再会して、又、久里子が色々相談して、様々な事を経験する事になります。嫌な思いもするのですが、久里子の受け止め方が良いなあと思います。赤坂氏と久里子との関係が素敵です。「ふたつめの月」そういう事だったのか!と思いました。赤坂氏の正体って。。。とちょっとミステリアスなラストでした。
読了日:10月10日 著者:近藤 史恵
賢者はベンチで思索する賢者はベンチで思索する感想
好きな仕事に就くことが出来ずに、ファミリーレストランのロンドでアルバイトをしている久里子。ふとしたことから、ロンドの常連の国枝と親しくなり、相談するうちに、知らず知らずのうちに様々な謎や悩み事が解決されていくことになる。21歳の女性と不思議な老人とのやりとりが良かったです。虐待の話はちょっと辛かった。犬も子供も守られる存在であってほしい。
読了日:10月07日 著者:近藤 史恵
あおいアヒルあおいアヒル感想
良かったです。迷子のワニの子供を助けたアヒルは、ママになってワニを育てます。やがて大きくなったワニは、衰えたアヒルを、自分がしてもらったのと同じようにお世話をしていきます。世界一幸せな親子だと思いました。
読了日:10月04日 著者:リリア
サイレントステップサイレントステップ感想
面白かったです。12年前、落馬事故で命を落とした父。あれは本当に事故だったのか?疑念を抱いた息子の和輝は騎手になり、父と同じ厩舎に入った。覚悟を持って。競馬ミステリーですが、人間ドラマでもありました。父が息子を思う気持ちに胸が熱くなりました。
読了日:10月04日 著者:本城 雅人
逃げ出せなかった君へ逃げ出せなかった君へ感想
短編がそれぞれ少しずつ繫がりあって最終章へとだんだんひきこまれていきました。夏野君の事はとても辛かったです。身近な人を自死で失っているので、大友君や村沢君の気持ちが痛いほど分かりました。ブラック企業パワハラから逃げ出せない人はたぶんマインドコントロールされてしまっていて、それしか道がないと思い込まされてしまっているのでしょう。ナガツ君のように。ナガツ君は救われて良かった。ブラック企業パワハラはきっとなくなることはないのでしょう。だから、そこから逃げていいのだと知る事、気づく事が大切だと思いました。
読了日:10月01日 著者:安藤 祐介

読書メーター

2020年8月の読書記録

9月は色々ありすぎて、8月の読書記録を上げるのがすっかり遅くなってしまいました。

 

 8月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3402ページ
ナイス数:2002ナイス

霊感検定 春にして君を離れ (講談社文庫)霊感検定 春にして君を離れ (講談社文庫)感想
今回は人間の厭らしさに腹がたった。安田といい、夏目を悪く言う人たちといい、霊よりも人間の方がやっかいかもしれない。清貴がひょっとしたら?という終わり方、凄く気になる!
読了日:08月29日 著者:織守 きょうや
霊感検定 心霊アイドルの憂鬱 (講談社文庫)霊感検定 心霊アイドルの憂鬱 (講談社文庫)感想
心霊スポットに撮影の為に行くというアイドルを守る為に協力する事になった修司たち。ストーカーや悪霊やらで大変だったけれども、ラストは胸にじんわりと温かいものが広がった。肉親の愛情の強さ。修司たち皆優しい。空をめぐっての修司と晴臣とのやり取りは笑える。霊感がないはずの馬渡先生がなぜ心霊研究会を作ったのか?その理由を知った時、驚くと共に納得もした。素敵な関係だと思う。
読了日:08月27日 著者:織守 きょうや
霊感検定 (講談社文庫)霊感検定 (講談社文庫)感想
大阪から転校してきた修司は実は霊が見える事を隠して生きてきた。生活費は自分で稼がないといけない為、アルバイトをしていたがそこで拾ってしまう。そのことがきっかけで高校の心霊研究会に巻き込まれてしまった。同じように視える仲間が出来て、良かったのかもしれない。第四章の話は良かった。傍から見れば笑える図なのだが、ユカちゃんがそれで満足してくれたのならば、修司たちも良かったのではないかと思う。
読了日:08月25日 著者:織守 きょうや
パーフェクト・ブルー (創元推理文庫)パーフェクト・ブルー (創元推理文庫)感想
元警察犬のマサの視線で語られる物語。今は蓮見探偵事務所で加代子の相棒を務めているマサ。犬だけれども、人間の言葉や行動や心理まで理解していて凄すぎる。そして物語自体はとても哀しいものでした。子供たちが哀れです。
読了日:08月23日 著者:宮部 みゆき
ともに戦える「仲間」のつくり方ともに戦える「仲間」のつくり方感想
ビズリーチの創業者、南氏の著書。いかにしてビズリーチを軌道に乗せたのか。そこには心強い仲間の存在がありました。自分の夢を語り続け、賛同してくれる仲間を見つけていく。凄く幸せな事だと思いました。彼が若いからこそ、若くて有能な人々が集まったのでしょうね。私にはもうそこまでの体力も気力もありません。もっと若い頃に彼のように、自分の気持ちを周囲にぶつけて、勉強して努力していれば、と思ってしまいました。今、共に戦える仲間は家族しかいません。家族を大切にしようと思います。
読了日:08月20日 著者:南 壮一郎
([お]12-2)みつばの郵便屋さん 先生が待つ手紙 (ポプラ文庫 日本文学)([お]12-2)みつばの郵便屋さん 先生が待つ手紙 (ポプラ文庫 日本文学)感想
今回もほんわかした気持ちになりました。ミスをした後が大事。その通りですね。今更ながら肝に銘じました。そしてトラブルメーカーの谷さんの登場。秋宏が谷さんにはっきりものを言ったことで、かえって距離が縮まりましたね。悪い人ではないのだけれども、私は苦手なタイプです。秋宏を尊敬します。春行と百波にもこの先の明るさが伺えます。
読了日:08月17日 著者:小野寺 史宜
これは経費で落ちません! 5 ~落としてください森若さん~ (集英社オレンジ文庫)これは経費で落ちません! 5 ~落としてください森若さん~ (集英社オレンジ文庫)感想
スピンオフ。4巻を読んでから時間が経ってしまっていたので、思い出しながら読んだ。真夕ちゃん可愛い。山崎柊一にそんな特技があったとは!平松由香利、忘れかけていたので思い出せて良かった。そういうことだったのね。男性社員の仕事での女性蔑視の厭らしさが本当に嫌で仕方がなかった。でも希梨香が大逆転してすっとした。勇さんは織子にいいようにされているなあと思った。沙名子はやっぱり沙名子だなあ。
読了日:08月16日 著者:青木 祐子
兵隊さんに愛されたヒョウのハチ兵隊さんに愛されたヒョウのハチ感想
この本を知るまでハチの事は知りませんでした。中国にいた部隊の成岡さんが野生の豹の子供を保護して、部隊で世話をしたら、すっかり懐いてしまったなんて驚きです。人を信じ切っていたからこそ、その後のハチの悲劇が胸に突き刺さります。戦時下、動物園の動物たちがどんな目にあったかは知っていましたが、ハチも又同じだったのですね。剥製になったハチは今も皆に戦争の悲惨さを伝え、決して二度と戦争をしてはいけないと、警鐘を鳴らしているのでしょう。
読了日:08月15日 著者:祓川 学
耳鳴り、難聴、めまいは耳キワさすりでよくなる!耳鳴り、難聴、めまいは耳キワさすりでよくなる!感想
ストレス性の耳鳴りが少しでもましになればいいなあと思って読みました。目をよくするためにも耳のツボを刺激する事を本で学びましたが、やはり、こちらも基本的には耳のツボを刺激する事によって改善をはかる方法が書かれてありました。目も耳も全身と繋がっているのだなあと改めて思いました。目の方と一緒に耳もこちらの方法を試してみようと思います。
読了日:08月14日 著者:内田 輝和
こどもホスピス―限りある小さな命が輝く場所こどもホスピス―限りある小さな命が輝く場所感想
ホスピスと聞くと手の施しようのない患者さんが最後を過ごす所と思いがちですが、こどもホスピスは違います。難病の子供たちが親や兄弟や祖父母などの家族や他の難病を抱えている子供たちやその家族、子供たちの願いを叶えるために力を貸して下さる方たちが楽しく過ごす場所。病院で辛い治療に耐え続けている子供たちが社会と繋がる場所です。子供たちが子供らしく振舞う事の出来る子供たちの大切な居場所です。お子さんを難病で亡くされた著者が奔走されて作ろうとされているこどもホスピス。もっと日本にも増えてほしい。
読了日:08月07日 著者:田川 尚登
ねこ背が治って心も体も強くなる! : 全身の疲れがとれて「いいこと」いっぱい! (王様文庫)ねこ背が治って心も体も強くなる! : 全身の疲れがとれて「いいこと」いっぱい! (王様文庫)感想
本当にこれで猫背が治るのかな?半信半疑ですが、一応やってみます。先日読んだ視力回復法の本でも酸素不足とあったのですが、この本でも酸素不足について触れられてありました。普段の呼吸では実はちゃんと呼吸できていなかったとは。。。とにかく頭痛が治って姿勢が良くなるのならば藁をも掴む思いでやってみます。
読了日:08月05日 著者:小池 義孝
しあわせになった猫 しあわせをくれた猫しあわせになった猫 しあわせをくれた猫感想
タイトル通り、幸せになった猫や幸せをくれた猫たちが登場。猫も自分が産んだわけでもないのに、子猫を育てる事がるのだと感動しました。なんて優しい。傍に置いてもらいたくて崖を上ってきた猫にも胸が熱くなりました。なんと健気な。。。やっぱり猫は可愛い。
読了日:08月03日 著者:佐竹 茉莉子
丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。3 (角川文庫)丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。3 (角川文庫)感想
シリーズ3作目。次郎の遠い親戚で強烈な個性の持ち主の玲奈が登場。澪と張り合うことに。別に張り合わなくていいのになあと思った。だって玲奈も澪もおのおの凄い能力を持っているわけだし、その力を合わせればいい方向へ進むのになと思ったから。ラストはちょっとその兆しが感じられてよかった。次郎の兄の一哉の足跡を求めて皆で調査するけれども謎は深まるばかり。次郎と高木さんと一哉さんの巻末のエピソードを読む限り、一哉が良くない事に手を染める人間には思えない。続きが気になります。
読了日:08月02日 著者:竹村優希

読書メーター

まるでドラマのような

やっと落ち着いて時間を持てたので、頭の中を整理しながら、記録しておく事にします。

 

 

9月6日、義母が亡くなりました。

その日、お昼になっても起きてこないので部屋へ覗きに行くと

「38℃の熱があるねん」

と言ってベッドに横になっていました。

直ぐに氷枕をしました。

氷水が飲みたいと言うので飲ませました。

額も冷やしてほしいと言うので、保冷剤をタオルで包んで額にのせました。

寝かせておいた方がいいのだろと思い、部屋を後にしました。

 

 

日曜日なので、3時には皆でお茶をするのですが、その日、夫は仕事でした。

覗きに行くと義母は寝ていました。

胸が上下するのを確かめました。

なんとなく不安だったのです。

 

 

夕方、息子と買い出しに行きました、

私自身も少し疲れ気味だったので、息子に手伝ってもらったのです。

義母にはウドンとスイカを購入しました。

帰宅後、まだ義母は寝ていたので、私たちだけで先に夕食を済ませました。

夫がお風呂から上がって義母の様子を見に行きました。

その直後、夫から呼ばれました。

「顔色悪ないか?」

私は慌てて近寄り義母の腕をつかみました。

とても冷たくて驚きました。

「救急車呼んで!」

息子にそう叫んだあと、心臓マッサージをし、呼びかけ続けました。

しかし救急隊が到着してみてくださった時、死亡が確認されました。

救急隊員はこういう場合は警察に引き継ぎをしなければならない事を丁寧に

説明してくださいました。

 

 

そこからがまるでドラマを見ているような、別世界の情景が続きました。

刑事や鑑識が来て、現場写真を撮ったり、部屋の中の調査をされました。

私たちは別室に移され、その日の事を順番に説明しました。

夫は複雑なビルの構造を説明する為図面を持ってきたり、ビル内を案内して回りました。

 

 

自宅で亡くなった場合、事件性が無いかを調べなくてはならないのです。

何か取られたものはないか?

義母の部屋に入れるルートは?

義母の持病は?

生年月日に始まって住所、本籍地、家族構成等々。。。

おまけに中国人留学生たちがいるので、彼らまで疑われました。

直接彼らに事情を尋ねる事はありませんでしたが。。。

 

 

義母は警察に運ばれていきました。

監察医に診て頂くためです。

そしていつ帰ってくるのかが分からなかった為

通夜を9月10日、告別式を9月11日に予定していただきました。

 

 

翌7日午後、警察から電話があり、事件性が無い事は分かったが、

義母の死因を特定するため、CTなどの検査をするとの事。

それでも分からない時は行政解剖になるとの事でした。

夕方、警察から、義母の死因が分かったのでご遺体を返しますとの

連絡がありました。

葬儀屋さんと夫が監察医事務所へ向かいました。

夫は死体検案書を受け取り、葬儀屋さんには義母を引き取っていただいて

棺に納めてから、家へ連れてきていただくことになっていました。

義母の死因は『急性大動脈解離 スタンフォードA型』でした。

監察医事務所の方は夫に

「この病気の場合、たとえ医師がすぐ横にいても助ける事は難しいです。

なのでご自分を責める事はないですよ」

と慰めてくださったそうです。

 

 

義母は綺麗な薄いピンクの棺に収まって帰ってきました。

7日の夕方から10日の午後3時半まで、自宅で過ごしました。

棺の傍で私たち3人は寝ました。

義母はエンディングノートを残していました。

しかも孫である息子にしか伝えていませんでした。

遺影にする写真を探している時にふいに息子が思い出したのです。

エンディングノートというよりは、ノートの頁1枚に書かれた義母の思いを

知る事が出来ました。

 

 

義母の思いを酌み、又コロナの事もあったので、家族葬で本当に大阪にいる身内だけで済ませました。

町会長やケアマネージャーには話しましたが、周囲には話しませんでした。

会社関係にも知らせず、夫は仕事を続けながら、葬儀の打合せなどをしていました。

現場は協力会社にまかせていたのですが、あまりにも夫が来ない事を不審に思われたので、何人かのお客様には事実をお伝えしました。

 

 

昨日葬儀と初七日が済み、今日はお世話になっていたクリニックの先生へご挨拶に行ったりして、(先生には当然警察から問い合わせがあったそうです)漸く少し時間が出来ました。

 

 

妹はとてもいい葬儀だったと言ってくれました。

家族に愛されていたことがよく分かったと。。。

 

 

 

2020年7月の読書記録

随分遅くなりましたが、7月の読書記録を残しておきます。

 

 

7月の読書メーター
読んだ本の数:22冊
読んだページ数:4440ページ
ナイス数:2770ナイス

丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。2 (角川文庫)丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。2 (角川文庫)感想
シリーズ2作目。澪も少しずつ成長しているようで良かったです。黒水晶、頼りたくなる気持ちもよーくわかります。でも水晶は良い物も悪い物もその効果を強めてしまうから私は遠慮しています。。。今回の中では花枝さんのお話が心に突き刺さりました。事故の多い踏切、怖い。教団の話も哀れでした。やっぱり生きてる人間の方が恐ろしいと思う。次郎と高木さんとの出会いの話が良かった。
読了日:07月31日 著者:竹村優希
ぼーん・とぅ・びー競馬ファン (広済堂・競馬コレクション)ぼーん・とぅ・びー競馬ファン (広済堂・競馬コレクション)感想
面白かったです。私の知らない頃活躍したウマたちの事を知る事が出来ましたし、競馬ファンのあるあるが満載で、気が付けばウンウンと力強く頷いている自分がいました。
読了日:07月27日 著者:よしだ みほ
樹木希林 120の遺言 ~死ぬときぐらい好きにさせてよ (上製本)樹木希林 120の遺言 ~死ぬときぐらい好きにさせてよ (上製本)感想
樹木希林さんの生き方を如実に表した言葉ばかり。お顔の事を悪く仰っていますが、若いころのお姿など拝見すると私はとても可愛いと思いました。チャーミングで魅力的です。そして、とてもいい年の取り方をされたと思います。お顔に現れています。言葉の数々も深く心に突き刺さりました。落ち込む日々が続いていたのですが、本書を読んでから少しずつですが日常の事が出来るようになりました。この調子でもっと身軽になれるように、物を捨てていこうと思います。本当にやりたい事、好きな事を死ぬまでの間にする為に。
読了日:07月26日 著者:樹木 希林
私は幽霊を見た 現代怪談実話傑作選 (文庫ダ・ヴィンチ)私は幽霊を見た 現代怪談実話傑作選 (文庫ダ・ヴィンチ)感想
いろんな方の幽霊談。一番怖かったのはやっぱり稲川淳二さんのお話。以前テレビで見たことのあったお話でした。新倉イワオさんのお話は切なかったです。柴田錬三郎さんのお話は、石屋の娘さんが気の毒で、そして佐藤嘉久夫は酷いと思った。
読了日:07月24日 著者:平山蘆江,火野葦平,水木しげる,山田野理夫,阿川弘之,新倉イワオ,石原慎太郎,稲川淳二,佐藤春夫,長田幹彦,富沢有為男,徳川夢声,池田彌三郎,平野威馬雄,三浦朱門,遠藤周作,柴田錬三郎
アライバルアライバル感想
とても不思議で美しくもあり、恐ろしくもある世界が広がっている。妻と娘を置いて一人で異国へやって来た男性がその世界に少しずつ慣れていき、最後には妻と娘を呼び寄せる。家族が再会して抱き合う姿が美しい。そして娘が新しくやって来た人に道を教えている姿に繰り返される歴史を感じる。文章は一切ない。絵だけでストーリーを感じさせ、気持ちを揺さぶる。素敵な絵本。
読了日:07月19日 著者:ショーン・タン
なんにもできなかったとりなんにもできなかったとり感想
何をするのにも上手くできない鳥。一生懸命工夫してみてもやっぱり出来ない。そんな鳥にお母さん花が声をかける。そしてー。鳥はこれで幸せだったのかな?誰かの役に立てて幸せだったのかな?温かいお話ではあるけれども、切ないお話でもある。
読了日:07月19日 著者:刀根 里衣
丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。 (角川文庫)丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。 (角川文庫)感想
憧れの丸の内の大企業、吉原不動産に就職する事が出来た澪だが、配属された部署は心霊がらみの物件を扱うところだった。自分に霊感がある事を知らずに生きてきたなんて凄い。上司の次郎が謎だらけなので今後が楽しみ。次郎の幼馴染の高木さんが面白すぎます。澪に懐いたマメが可愛い!
読了日:07月18日 著者:竹村優希
淀川八景淀川八景感想
「あの橋のむこう」「さよならホームラン」「婚活バーベキュー」「ポロロッカ」「趣味は映画」「黒い犬」「自由の代償」「ザリガニ釣りの少年」淀川に絡めた8篇。う~ん、特にどうという感想はない。よくある日常、平凡な感じ。淡々とした、普通の人々の日常。それはそれでいいのかもしれない。
読了日:07月14日 著者:藤野 恵美
おじさまと猫 (5) (ガンガンコミックスpixiv)おじさまと猫 (5) (ガンガンコミックスpixiv)感想
ペットショップで一緒だったモジャを追いかけてふくまるが外へ飛び出してしまった!必死に探す冬樹さん。そして皆が協力してくれた。モジャが冬樹さんに保護されて無事に飼い主の元へ。良かった。そしてふくまると冬樹さんとの感動の再会。森山君のライブを見に行くことになった冬樹さん。それにしても森山君にいったい何があったのだろう?なぜバンド仲間は来なかったのだろう?冬樹さんが舞台に上がった。奏さんも協力するみたい。続きが気になる~!
読了日:07月13日 著者:桜井 海
おじさまと猫(4) (ガンガンコミックスpixiv)おじさまと猫(4) (ガンガンコミックスpixiv)感想
ふくまる、お姉ちゃんに会えて良かったね。小林さんとライブにいった冬樹さん。ライブが楽しいと思えて良かった。しかもあの人に会えたしね。そして、ふくまるもペットショップで一緒だった猫と遭遇。いったいその猫に何があったのか?次巻へ。
読了日:07月12日 著者:桜井 海
夜明けの図書館(6) (ジュールコミックス)夜明けの図書館(6) (ジュールコミックス)感想
ひなこが昔関わった彼が登場。立派になっていたけれども、相変わらずひなこを頼りにするところがちょっと可愛かった。パン屋さんのお話。商標登録って早い者勝ちなんですよね。でも先使用権というものがあって良かった。勉強になりました。暁月で一番美しいところ。私の好きな鷺草が出てきたし、三島先生が又意欲を出してくれてよかった。ぬいぐるみ、子供の頃はお気に入りの子を抱きしめていたっけと思い出させてくれました。オオサンショウウオのぬいぐるみ、可愛いです。
読了日:07月12日 著者:埜納 タオ
99のなみだ・夏 (リンダパブリッシャーズの本)99のなみだ・夏 (リンダパブリッシャーズの本)感想
「四人家族」「眠れない夜のFAQ」「パパに会いたい」「三つのかばん」「母と共に」「星のかけら」「はじめの一歩」「真夜中のピアノ」「ここではないどこか」「下手をすれば」「曲がり角の向こうで」「余生」の12編。大半は胸にぐっとくるお話でした。自分にも経験のある事やこれからそうなるかもしれないと思える事は、読んでてきつかったです。でも、泣き笑いで終われるお話には救いがありました。
読了日:07月12日 著者: 
必死すぎるネコ ~前後不覚 篇~ (タツミムック)必死すぎるネコ ~前後不覚 篇~ (タツミムック)感想
表紙の猫ちゃんもですが、もう笑わせてくれる猫ちゃん満載です。どうしてそうなったの?と聞いてみたい。可愛いです。
読了日:07月12日 著者:沖 昌之
おじさまと猫(3) (ガンガンコミックスpixiv)おじさまと猫(3) (ガンガンコミックスpixiv)感想
森山さんが冬樹をコンサートに誘ったことで、冬樹の過去が分かり、辛くなりました。ふくまると母猫とのシーンも兄弟猫との事も切なかったです。親友の小林さんが良いですね。話題のピアニストとして登場した日比野奏氏。猫を飼う事になり、冬樹と遭遇。そして冬樹の自宅へ。この後どうなるのだろう?気になるけど続きは我慢。やるべきことをやってから読みます。
読了日:07月10日 著者:桜井 海
おじさまと猫(2) (ガンガンコミックスpixiv)おじさまと猫(2) (ガンガンコミックスpixiv)感想
冬樹(おじさま)の少年時代の事が少し分かりました。猫を飼いたいと言った奥様の事を本当に愛していたのだなあと思いました。ふくまるがピアノに嫉妬する様が可愛いです。猫を飼った事がないのですが、ふくまるのいろんな行動は、猫を飼っている方から見れば、猫アルアルなのかな?と思いながら読みました。
読了日:07月10日 著者:桜井 海
おじさまと猫(1) (ガンガンコミックスpixiv)おじさまと猫(1) (ガンガンコミックスpixiv)感想
kindleで読んですっかりはまってしまい、1巻から5巻まで纏め買いしてしまいました。そして勉強そっちのけで1巻から3巻まで一気に読んでしまいました。ま、なんとかなるでしょう。。。ふくまるの種類の猫を調べてみました。確かに鼻ペチャでした。ここから先のふくまると冬樹さん(おじさま)との事が気になります。
読了日:07月10日 著者:桜井海
目がよくなって心も体も超スッキリ!: 0.2から1.5までアップも!カンタン視力回復法 (王様文庫)目がよくなって心も体も超スッキリ!: 0.2から1.5までアップも!カンタン視力回復法 (王様文庫)感想
最近どんどん老眼が進んでしまって困っている。遠方はよく見えるのに、近くを見るのに一々眼鏡をかけるのが面倒くさい。以前うちにいた職人さんが70歳を過ぎていても老眼ではなく、とても目がよかったことを不思議に思っていた。この本を読んで、70歳を過ぎていても目が良くなる可能性がある事を知った。さらに老眼も近眼も良くなるらしい。騙されたと思ってやってみようと思う。
読了日:07月10日 著者:今野 清志
楽しかったね、ありがとう楽しかったね、ありがとう感想
長生きしたワンちゃん、ネコちゃんのお話。「誰にも、どんな犬や猫にも、すばらしい物語があるのです」その通りだと思う。ここに登場する子たちは飼い主さんと素晴らしい物語を紡いでいる。私は犬や猫は飼った事がないけれども、セキセイインコとの別れは経験してきた。看取る事が出来たのは3羽だけ。他の子は朝起きてケージを覗いたら落鳥していた。そういうお別れだった。だから最期を看取れた方、看取れなかった方、各々の気持ちが少しはわかる。そして皆さんが全力で愛したことも。
読了日:07月07日 著者:石黒 由紀子
認知症の人を理解したいと思ったとき読む本  正しい知識とやさしい寄り添い方 (心のお医者さんに聞いてみよう)認知症の人を理解したいと思ったとき読む本 正しい知識とやさしい寄り添い方 (心のお医者さんに聞いてみよう)感想
認知症の事が易しく分かりやすく説明されてありました。良かったです。そして何の知識もなく、義母に向き合ってきたやり方が間違ってなかったとほっと出来ました。経験は教師ですね。まだ義母は認知症と診断されたわけではないけれども、この本で得た知識を元に付き合っていこうと思います。段階が進んだあとの事も分かったし、今、打っておくべき手も分かったので良かったです。助かりました。
読了日:07月05日 著者: 
食べているのは生きものだ (福音館の科学シリーズ)食べているのは生きものだ (福音館の科学シリーズ)感想
私たちが日ごろ口にしているものは【生き物】だという事を写真で分かりやすく見せてくれる。私が5歳の頃、田舎で叔父が鶏を絞めるところを見たことがある。それは私たちに御馳走する為にした事で、その日の夕食に並んだ。なので幼心にも食べる為に生き物を飼っている事を理解した。当然食べ物を残す事はもったいないし、命を奪っておきながら、許されることではないと思ってきた。昨今、スーパーで買ってきた姿しか知らないから粗末にしやすいのだと思う。この本で生き物の命を頂いている事を知ってほしいと思う。
読了日:07月05日 著者:森枝 卓士
はみだしっ子 (第6巻) (白泉社文庫)はみだしっ子 (第6巻) (白泉社文庫)感想
いよいよクライマックス。この巻で一番心に響いたのは、サーニンがエルに言ったこの言葉「それなら クークー 何のためのに生まれて来たのサ?」グレアムは雪山事件を自らの手で始末しようとして阻まれて無気力になり、アンジーはその繊細さから傷つき、マックスは皆がグレアムを探しに行っている間、パムを守ろうと頑張る。グレアムからクークーの死について聞かされたサーニンが立ち直って良かった。そしてグレアムはジャックに雪山事件を語り始める。その後どうなったのかは読者の想像にまかされた形。大丈夫。ジャックなら受け止めてくれる。
読了日:07月03日 著者:三原 順
はみだしっ子 (第5巻) (白泉社文庫)はみだしっ子 (第5巻) (白泉社文庫)感想
怒涛の如く様々な事件が起きる巻。マックスがリッチーの標的にされて、庇ったグレアムが負傷。そして裁判へ。エルはキャシーの母親の画策で違う名前の馬と入れ替わってレースに出走しようとするが、なんとか止めた。そしてエルはクレーマー家へ。グレアムが雪山事件の事で動き始め、アンジーは自分が宛にされない事への苛立ちを覚える。リッチーの裁判で悉くやり込められた為、グレアムたち4人は有利になるように画策する。そしていよいよ最終巻へ。
読了日:07月01日 著者:三原 順

読書メーター

 

 

コミックが多くなりましたが、20冊越え出来ました。

やっと読書のペースが戻ってきました。

2020年6月の読書記録

6月の読書記録を残しておきます。 やっと読書のペースが戻ってきました。

毎年6月は息子がS君のお参りに行くのですが、 今年は新型コロナウイルスの影響で行くことが出来ません。

早く終息してほしいものですね。 最近感染者が又増えてきて心配です。  

どうぞ、皆様お気を付けてお過ごしください。 

 

6月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:4586ページ
ナイス数:2076ナイス



はみだしっ子 (第4巻) (白泉社文庫)はみだしっ子 (第4巻) (白泉社文庫)感想
いよいよ4人が養子になる話が登場。ジャックもパムも素敵な人。この二人の登場で物語に幅が出来ました。養子になった4人にも様々な感情が渦巻き、葛藤があります。でも良い家族になれそうな雰囲気があります。
読了日:06月30日 著者:三原 順
おじさまと猫 1巻【期間限定 無料お試し版】 (デジタル版ガンガンコミックスpixiv)おじさまと猫 1巻【期間限定 無料お試し版】 (デジタル版ガンガンコミックスpixiv)感想
ペットショップで売れ残っていた猫が素敵なおじさまに買い取られ、一緒に過ごすお話。自分なんて不細工で誰も選んでくれないと思い込んでいた猫が、家族に迎えてくれたおじさまに甘えまくるのが、健気で可愛いです。おじさまにも、猫を飼うにあたって何か事情があるように見えます。
読了日:06月28日 著者:桜井海
はみだしっ子 (第3巻) (白泉社文庫)はみだしっ子 (第3巻) (白泉社文庫)感想
社会の偏見と差別が露になる『奴らが消えた夜』でもマックスの思いがヴァトゥに通じて良かった。マックスが成長したと思える。そしてグレアムと心が通じて良かった。サーニンがエル(競争馬)と気持ちが通じていく様が好き。キャシーの母親のように感じる人もいるのだと衝撃を受けた話でもある。私はサーニンと一緒で馬が好きだから、キャシーの母親が昔は嫌いだった。今はそういう人もいるかもしれないと思える。『バイバイ行進曲』グレアムと父親との確執。ただ、グレアムの気持ちもエイダの気持ちも分かる。フーちゃんとアンジーが良い感じ。
読了日:06月28日 著者:三原 順
はみだしっ子 (第2巻) (白泉社文庫)はみだしっ子 (第2巻) (白泉社文庫)感想
一番辛い巻。雪山での事件。この後4人がバラバラになる。雪山に行かなければ、バスが運行しなければ、と思ってしまう。あの事件は不可抗力では済まされないのだろうか?分別のつかない幼い子供が起こした事件なのだから。グレアムとアンジーが可哀想。
読了日:06月27日 著者:三原 順
はみだしっ子 (第1巻) (白泉社文庫)はみだしっ子 (第1巻) (白泉社文庫)感想
懐かしいはみだしっ子。昔読んでいた時はグレアムが大好きでした。どこか陰のある彼に魅かれていました。読み進むうちに4人とも大好きになりました。両親から見捨てられた過去や大切な人を失った過去を抱えながら、逞しく生きる彼ら。子供だけで生きていけるはずはないと思いながらも彼らを応援していました。三原さんの心理描写は凄いと思います。引きつづき読んでいこうと思います。
読了日:06月25日 著者:三原 順
絶対に出る 世界の幽霊屋敷絶対に出る 世界の幽霊屋敷感想
知っている建物も載っていました。エピソードを知るとそんな残虐な事が行われていたのか、と思ったのですが、写真からは人間の哀れさや愚かさが伝わってきて、今も彷徨う幽霊を気の毒に思ってしまいました。
読了日:06月24日 著者:ロバート・グレンビル
ビジュアルストーリー 世界の秘密都市ビジュアルストーリー 世界の秘密都市感想
世界には様々な事情で作られた都市があるのだなあ。地下に作られた都市はまさに秘密都市。でもカナダの地下都市には圧倒された。秘密都市というよりも近未来都市みたい。立ち入り禁止の隔絶された都市。杭上の都市。砂漠の都市。映画の撮影の為に作られた都市。宗教的理由で作られた小さな都市のような修道院。閉鎖都市。ただ、写真と文章とがずれている箇所があって分かりにくかったです。
読了日:06月23日 著者:ジュリアン・ビークロフト
ナミヤ雑貨店の奇蹟ナミヤ雑貨店の奇蹟感想
とても不思議なお話でした。だんだん引き込まれていき、最後に全ての繋がりが分かった時、いいお話だなあと思いました。ただ、藤川博の両親の事だけがとても辛かったです。彼自身もどんなに辛い事か。大人になってから両親の事を知った衝撃はきっと彼の心に強く残り続ける事でしょう。ナミヤ雑貨店が起こした奇蹟はこれで終わりなのでしょうね。ちょっと寂しい。
読了日:06月22日 著者:東野 圭吾
図書室のバシラドール図書室のバシラドール感想
表題のバシラドール、スタインベックの造語で「目的地に急ぐより旅そのものを楽しむ人」との事。今回、この言葉が一番心に残りました。普段、夫から、私はすぐに結果を求めると注意を受けていたので、結果に至るまでにもっと考える事を教わった気がします。『夏休みのバシラドール』『文化祭のビブリオバトル』『来年度のマジックシード』の3篇。メディアリテラシーについても考えさせられました。すぐに鵜呑みせず、自分なりに調べる事、考える事、大切な事ですね。モヤモヤはありますが全体としては良かったと思います。
読了日:06月19日 著者:竹内 真
あなたの人生、片づけますあなたの人生、片づけます感想
一気読みでした。読みやすかったです。いわゆる汚部屋で心が不安定で片付けられない人や自立していなくて娘に頼りっきりの人、大きな家に今は独りぼっちでいつか昔みたいにたくさん人が来た時の為にと買いだめばかりしている人、子供を亡くした日から時が止まってしまった人、など様々な人生模様と片付けられない理由が登場します。やっぱり心って大事だと思いました。生活状況に精神状態は大きく影響するのだと思います。大庭十萬里さん、面白い人です。
読了日:06月14日 著者:垣谷 美雨
三原順傑作選 (’80s) (白泉社文庫)三原順傑作選 (’80s) (白泉社文庫)感想
はみだしっ子でグレアム達を養子にしたジャックとその友人ロナルドの幼い頃から大人になるまでのお話『ロングアゴー』3篇と他に6篇。はみだしっ子大好き。どの作品も三原さんらしく、人の心のブラックな部分と社会への警鐘とユーモアがあります。
読了日:06月13日 著者:三原 順
([お]12-1)みつばの郵便屋さん (ポプラ文庫)([お]12-1)みつばの郵便屋さん (ポプラ文庫)感想
タレントの春行を兄に持つ、郵便屋さんの秋宏が主人公のお話。秋宏の性格がのんびりしていて真面目で大丈夫かな?と心配になる。彼女が出来たいきさつも、え?といった感じでした。でも、類は友を呼ぶなのか、秋宏の周りには良い人がたくさん。穏やかなお話でした。
読了日:06月13日 著者:小野寺 史宜
魔法使いの嫁 13 (BLADEコミックス)魔法使いの嫁 13 (BLADEコミックス)感想
相変わらず校外学習に来てまで危険な目にあうチセ。湖水馬に髪の毛を渡すところが好き。馬だからかなあ。ルツも好き。ルーシーの一族の悲劇。襲った側にも何か事情がありそう。一筋縄ではいかない。消えた禁書。次巻でわかるのかな?
読了日:06月10日 著者:ヤマザキコレ
おじいちゃんがおばけになったわけおじいちゃんがおばけになったわけ感想
切ないけれどもほのぼのしました。突然亡くなってしまった お爺さんが孫の所にお化けとなって現れます。なぜおばけになったのかわからないというお爺さんと一緒に原因を探します。理由が分かった時、切なくもあり、ほのぼのとしました。
読了日:06月07日 著者:キム・フォップス オーカソン
おいで… (ゾッとする怪談えほん)おいで… (ゾッとする怪談えほん)感想
こ、これは怖い!さすがにこれは幼い子供なら泣くでしょう。乳母車と杖が不気味さを倍増させます。トイレの床が水浸しなのも嫌な感じです。
読了日:06月07日 著者:有田 奈央
明るい夜に出かけて明るい夜に出かけて感想
深夜ラジオを聞いた事がなくて、最初はリスナーである主人公の富山君の気持ちが理解できず、しまったなあと思ったのですが、佐古田さんが登場した当たりから引き込まれていきました。接触障害で人とコミュニケーションスが取れなくて、辛いトラウマを抱える富山君。幼馴染の永川君、バイト仲間の鹿沢さん、強烈な出会いをした佐古田さんと徐々に繋がっていく様が良かったです。職人という言葉も初めて知りました。職人と言えばうちの会社では現場で働いてくれる人の事を指すので、最初は意味が分かりませんでした。ラストは良かったです。
読了日:06月06日 著者:佐藤 多佳子
東京ホタル東京ホタル感想
良かったです。5人の作家が『東京ホタル』というイベントに絡めて書かれた短編集。どの作品も良かったのですが、小松エメルさんの「宙色三景」と原田マハさんの「ながれぼし」に特に心を動かされました。「宙色三景」は祖父、父、息子、孫とのパラレルワールドのような展開に驚きました。「ながれぼし」は母と娘の感情の機微に心を揺さぶられました。
読了日:06月04日 著者:小路幸也,原田マハ,中村航,小松エメル,穂高明
明日の記憶明日の記憶感想
まだまだ働き盛りの年齢で若年性アルツハイマーにかかってしまった主人公。受け入れがたい気持ちが痛いほど伝わってきます。メモ作戦、備忘録。でも周囲には異常な姿として映り、病気が発覚し会社を辞める事に。自分の記憶が失われていく恐怖、妻に迷惑をかける事になるおそれ、自分がいなくなった後の事。いえ、自分の人格が失われていく恐怖。どれだけの人がこの病気で苦しんでおられるのだろう?明日は我が身かもしれない恐怖がこみ上げてきて辛かったです。ただ、奥さんが最後まで寄り添おうとする姿に感動しました。
読了日:06月03日 著者:荻原 浩

読書メーター

2020年5月の読書記録


5月の読書記録を残しておきます。

図書館が開館し、やっと読書のペースを取り戻しつつあります。

昨日(6月6日)中国人研修生から頂きものをしました。

親御さんが送ってくださったそうで、お礼のお手紙と共に手渡されました。

こちらの気持ちが伝わっていたのだと嬉しく感じました。

頂いたのはミニ屏風です。

こちらです↓

 

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ミニ屏風

可愛いパンダがたくさん(*^-^*)

 

 

 

5月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:2403ページ
ナイス数:2391ナイス

絶対に住めない 世界のゴーストタウン絶対に住めない 世界のゴーストタウン感想
ゴーストタウンを見ると人間の営みの隆盛や、人生の儚さや、自然への畏怖を感じずにはいられません。この本に載っているゴーストタウンのうち、多くは金鉱や炭鉱などで栄え、やがて堀尽くして人びとが去ってしまったものでした。とても危うくて切ない。勿論鉱山ばかりではなく、遥か昔の文明の跡、火山や洪水でのまれてしまった町、原発事故で死の町になってました土地、呪われた町として放棄されたり、軍に取り上げられたりなど、ゴーストタウンになった理由は様々です。人が作った物は結局自然には敵わないのかもしれませんね。
読了日:05月31日 著者:クリス・マクナブ
うつの人の風呂の入り方―精神科医からの「自分で治すための」46提案うつの人の風呂の入り方―精神科医からの「自分で治すための」46提案感想
実はお風呂に入るのがしんどかったのです。せめてシャワーだけでもと自分に言い聞かせて浴びていました。その次は顔と体と髪を洗って一度にシャワーで洗い流すようにしました。手間を省けるので。そして今はやっと湯船につかれるようになりました。この本を読んで、私のやり方はあっていたのだと思いました。考えても仕方がない事を考えない。目の前の事に意識を集中する事。
読了日:05月29日 著者:秋田 巌
アロワナを愛した容疑者 警視庁いきもの係アロワナを愛した容疑者 警視庁いきもの係感想
『タカを愛した容疑者』『アロワナを愛した容疑者』『ランを愛した容疑者』の3編。シリーズにだいぶ慣れてきて、犯人の目星がつくようになってきた。『タカを愛した容疑者』だけがちょっとモヤモヤが残った。亡くなった人間が誰なのかは一番最初に特定する作業が行われると思うのだけど、とモヤモヤしてしまったのです。『アロワナを愛した容疑者』の犯人は狡猾ですね。『ランを愛した容疑者』の被害者と奥さんの愛が素敵です。薄さんと須藤さんのコンピはますます連携がよくなってきましたね。
読了日:05月28日 著者:大倉 崇裕
知識ゼロからの脱収納の断捨離術知識ゼロからの脱収納の断捨離術感想
『断捨離』といっても、言葉は知っていても実際どうやるのか?具体的な事を知らなかったので、読んでみました。確かに、我が家も捨てがたい物であふれています。頂き物は特に。物主体ではなく人主体で暮らせば、すっきりとして気持ちよく楽に暮らせる。なるほどなと思いました。ワークシートを使って少しずつ、まずは自分の物から始めてみます。
読了日:05月26日 著者:やましたひでこ
なぜ私たちは「助けて」を言えないの?なぜ私たちは「助けて」を言えないの?感想
まさに今の私にピッタリの本でした。常に疲れているのは、そういうことだったのですね。「助けて」と素直に言えない。それは相手も忙しいのにこんな事をお願いしたら迷惑だろうという遠慮。でも遠慮だと思っていたのは大間違い。人間は社会的な動物。本来お互い助け合って生きるもの。そこが抜けていました。実家の母の介護問題は姉妹で助け合う事が出来たのに、仕事や自分の家庭ではそれが言えず、夫や息子に返って迷惑をかけていたことを分からされました。『助けてを言う為の7ステップ』を参考にまずはリスト作りから始めてみます。
読了日:05月24日 著者:M.Nora.Klaver
海とジイ海とジイ感想
瀬戸内海の島が舞台の3つのお話。3人のジイが登場し、各々、孫や従業員などの若い世代と関わり、導く、静かな作品。義母の実家のお墓が四国にあり、お墓参りによく行っていたので、知っている地名が出てきて親近感がわきました。ラストのお話ではいろんな石が出てきてパワーストーン好きとしては嬉しかったです。そんな博物館があるのならば行ってみたいです。最後に3人のジイに縁がある事がわかり、ああ、そうか、こう繋がっていたのか!と思いました。
読了日:05月23日 著者:藤岡 陽子
JIN―仁― 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)JIN―仁― 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)感想
ドラマの再放送を見て原作も読んでみました。ドラマの南方先生は線が細い感じでしたが、原作の方ではもっと逞しかったです。ドラマとも設定がかなり違ってました。ドラマにはドラマの良さがあり、原作には原作の良さがあると思います。どちらも好きかな。
読了日:05月22日 著者:村上もとか
風と木の詩 (第8巻) (白泉社文庫)風と木の詩 (第8巻) (白泉社文庫)感想
図書館がやっと開館し、借りてくることが出来ました。セルジュが腕を痛めた理由がわかりました。そうだったのですね。セルジュも辛いけれども、ジルベールも辛い。酷い事をする人間は絶対どこにでもいるけれども、オーギュの息がかかっているせいか、特に酷いと思う。
読了日:05月17日 著者:竹宮 惠子
瀬戸の花嫁 2 (ガンガンWINGコミックス)瀬戸の花嫁 2 (ガンガンWINGコミックス)感想
シリーズ2作目。夏休みが終わるので瀬戸内から自宅に戻った永澄君。当然お嫁さんである人魚の燦ちゃんと見張り役の巻が着いてきた。学校も始まり、ドタバタは続く。なんにも考えたくない時に、さらっと読めます。
読了日:05月14日 著者:木村 太彦
人柱案山子人柱案山子感想
死なない人間を、神の怒りを鎮めるための案山子にする。人間って身勝手。案山子と少年との関わり。なんだかほっとした。
読了日:05月06日 著者:吉田より
瀬戸の花嫁 1 (ガンガンWINGコミックス)瀬戸の花嫁 1 (ガンガンWINGコミックス)感想
なんか笑えるコミックを読みたいと言ったら、息子が貸してくれました。瀬戸内海に住んでいる人魚の少女に命を助けられた少年が、人魚界の掟に従っていきなり結婚話が持ち上がり、人魚の父親の猛反対に遭うドタバタギャグコメディ。なんにも考えずにさらっと読めました。引きつづき読んでいこうと思います。
読了日:05月05日 著者:木村 太彦
モザイク・ラセンモザイク・ラセン感想
好きな作品。子供の頃から夢に出てくる少年、そして夢を見る少女。成長すると共にやがて少年が災難に巻き込まれる夢を見て事態は動いていきます。ラセンの向こうの世界。ワクワクします。さすがは望都様。超能力だけではなく、人間ドラマがあり、好きです。黒の王はとても可哀想な人だと思います。ラドリとミラの初々しい恋が素敵です。
読了日:05月04日 著者:萩尾 望都
訪問者 (1981年)訪問者 (1981年)感想
久しぶりに引っ張り出してきました。『トーマの心臓』の登場人物、オスカーの子供時代のお話。『トーマの心臓』では大人っぽくてしっかりしていたオスカーでしたが、こんな辛い子供時代を送っていたのです。両親の不仲、そして自分の出生の秘密、子供には辛すぎます。でも、それでも、父を愛し、待っていたオスカーがとても哀れで愛おしいです。父親も母親も、してしまった事は間違っていると思うけれども、そこが人間の弱さなのでしょうね。悲しいです。
読了日:05月03日 著者:萩尾 望都

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