師走の交通事故

昨日、うちのビルの前の交差点で又交通事故がありました。
なんとなく違和感を覚えて事務所の窓辺に寄り、外を覗きこむと、女性が横断歩道を少し外れたところで倒れていました。
歩道よりに不自然に止まったワゴン車があり、思わず
「事故や!」と叫んでいました。
直ぐに社長と義母が事務所を飛び出して行きました。
苦しそうにされている女性を、近所の方が抱え上げて歩道に運ぶ姿が見えました。
おそらく女性が渡っていたであろう横断歩道は青信号。
そして、車が侵入してきたであろう方向も青信号。
車が右折する時に横断歩道上であたったらしい事が見て取れました。



そこまで見届けてから手近にあった座布団と自分がしていた膝かけを持って、私も外にでました。
とりあえず、座布団を女性の頭の下に置き、膝かけを足元にかけました。
「救急車呼んだから、もうすぐ来るから大丈夫やから」と声をかける人や
「連絡先は?」と声をかける人など、たくさんの人が集まってきていました。
さすが世話やきの大阪人。
私は又すぐに居たくの方へ行き、毛布をとってきて女性にかけました。
冷たいコンクリートの道路の上では体が冷えるでしょうし、かといってあまり動かすわけにもいきません。
意識はしっかりしていましたが、大量の鼻血をだしていたので、頭をうっていないかが心配でした。


日本の救急車はやっぱり優秀ですね。
ものの10分もたたないうちにやってきました。
おまわりさんも自転車でやってこられました。
後で、女性は骨折していたが命に別状はなかったと聞かされました。
本当に不幸中の幸いで良かったです。



事故をおこした車の運転手さんも、一生懸命女性を気遣っていらっしゃったので、双方ともに本当に気の毒です。
信号はやはり歩車分離式信号にしてもらえないものかしら?と思います。
『人』と『車』を、完全に信号で分けてしまえば、今回のような事故も減るのではないでしょうか。
ここの交差点は本当に事故が多いのです。
ずっと前には小学生が事故に遭ったこともあります。
なんとかならないものかしらと思います。