2012年1月の読書記録

ブログをなかなか書けない今、私のストレス発散と楽しみはもっぱら読書となっています。
就寝前、早朝、仕事や家事の合間、暇さえあれば本を手にとっています。
外出する時も本を持って行き、時間待ちの間に読んでいます。
外出と言っても、銀行や通院が主ですが…σ(^_^;)



基本、図書館から借りていますので、1月はほとんど日曜日ごとに図書館通いをしていました。
読書メーターのおかげで知らなかった本をたくさん知る事ができて、私の読書の世界も広がりました。
ブロ友さんのゆうさんに感謝です。
ゆうさんが読書メーターをされていたので、試しに登録してみたのが始まりでした。
今月で読書メーターに登録して1年になります。



1月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1975ページ
ナイス数:305ナイス

しゃばけ (新潮文庫)しゃばけ (新潮文庫)
江戸有数の廻船問屋の若旦那、一太郎はとても体が弱く、両親から過保護にされている。仁吉と佐助という二人の手代にもあれこれと世話を焼かれ守られている。ところがこの二人の手代、実は妖怪。一太郎には秘密があり、妖怪達を見る事もでき話す事もできる。ある夜独りで出かけた一太郎は殺人事件と遭遇してしまう。いろんな妖怪達が出てきて面白い。特に人と感覚がずれているという所が気に入っている。後書にもあるが日本人が八百万の神々を信仰し、森羅万象や古い物には魂があると畏怖の念を持っている世界観がベースにある。私の好きな世界観だ
読了日:01月31日 著者:畠中 恵
青空の卵 (CRIME CLUB)青空の卵 (CRIME CLUB)
頭脳明晰で引きこもりの鳥井、お人好しで何よりも鳥井の事が好きな坂木。2人の奇妙な関係に最初は戸惑ったけれど、坂木が連れてくる人々や謎によって2人の世界が広がっていく過程にだんだん引き込まれていった。『春の子供』の中に出てくる言葉、「幸せに、おなり」には、全くそのとおり!親は子供の幸せを一番願ってる!と共感した。人が死なないミステリーっていいなあと思う。
読了日:01月26日 著者:坂木 司
放課後 (講談社文庫)放課後 (講談社文庫)
読みやすくて面白かった。女子高で起こった殺人事件。犯人は途中で解ったけれど、動機が最後まで解らなかった。動機が解った時は衝撃を受けた。主人公の前島が奥さんにした仕打ちが許せなくて、好きになれなかった。奥さんが前島を裏切っているであろう事は、文章の端々から読み取れたけれど、最後にそうきたか!とちょっと驚いた。ただ、最後の前島の奥さんへの思いには、人間らしさが見えて少し気持ちが救われた気がする。でも奥さんのした事には、何もそこまでしなくてもいいのにと思う。
読了日:01月20日 著者:東野 圭吾
和菓子のアン和菓子のアン
これといった目標もなく高校を卒業して百貨店の和菓子屋のみつ屋でアルバイトとして働き始めた杏子。個性的な店長や同僚やお客さん達と過ごす内にだんだん和菓子の世界にどっぷりつかっていく。和菓子に絡んだ謎解きが面白い。そして、なによりも和菓子の説明を読んでいるだけで、もう食べたくて食べたくて仕方がなくなってくる(~_~;)最後の椿店長に絡んだ謎解きの章では杏子や立花さんと一緒になって泣きそうになった。お薦めの1冊です!
読了日:01月17日 著者:坂木 司
いまはむかし―竹取異聞いまはむかし―竹取異聞
いまはむかし、竹取の翁といふ者ありけりー。かぐや姫をめぐる壮大な物語。家出した弥吹と彼を追ってきた幼馴染みの朝香。月守の2人の少年。ひょんな事から共に旅する事になった4人の成長の物語でもある。各々が自分の運命と対峙する様には胸が熱くなった。彼らの未来はきっと明るい。
読了日:01月13日 著者:安澄 加奈
私を猫と呼ばないで私を猫と呼ばないで
ちょっとミステリー仕立ての短編集。山田正紀さんってこんな作風だったっけ?って思った。表題作は軽快な流れの話で面白かった。消えた花嫁も好きな作品だ。お祖母ちゃんと稲川さん、どちらも素敵な方々で楽しいお話だった。
読了日:01月07日 著者:山田 正紀

2012年1月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター