2019年4月の読書記録

2019年4月の読書記録を残しておきます。  

 

 

4月の読書メーター
読んだ本の数:23冊
読んだページ数:4538ページ
ナイス数:2985ナイス

ペンギンが教えてくれたこと ある一家を救った世界一愛情ぶかい鳥の話ペンギンが教えてくれたこと ある一家を救った世界一愛情ぶかい鳥の話感想
ペンギンというからてっきりペンギンの話だと思ったら、カササギフエガラスのペンギンという名前の鳥とある一家の実話でした。旅先で事故に遭い下半身不随になってしまったサムは絶望の淵にいました。夫と3人の息子たちは彼女を愛していたし、いてくれるだけでいいと思っていたけれども、本人は辛いですよね。そこに現れた救世主がペンギンでした。巣から落ちてしまった雌の雛鳥を自然に帰すまで世話をする事に。ペンギンとご家族の写真がとても良いです。オーストラリアという地域性もあるのでしょうが、ペンギンが自然に帰った後もサムの所に行き
読了日:04月28日 著者:キャメロン ブルーム,ブラッドリー・トレバー グリーヴ
世界の美しいハチドリ世界の美しいハチドリ感想
106属340種。ハチドリってこんなにもたくさんの種類があるのですね。平均に雄の方が鮮やかな姿で雌が地味ですが、中には雌雄とも派手だったり、地味だったりする種類もありました。お気に入りはラケットハチドリ、オナガラケットハチドリ、尾羽が本当にラケットみたいです。フキナガシハチドリも尾羽が吹き流しのように細く長くて特徴的です。それとニジハチドリ、背中の模様が虹のようで綺麗です。【2019年花鳥風月読書会】
読了日:04月26日 著者: 
医師・村上智彦の闘い―夕張希望のまちづくりへ医師・村上智彦の闘い―夕張希望のまちづくりへ感想
村上医師が夕張の病院へ行かれるという事は当時、テレビで知りました。でもその後の事は全く知りませんでした。村上医師だけではなく、たくさんの方々が関わって夕張の医療を、高齢者を、患者さんを、住民の方々を支えて改革していったのですね。ほとんど寝る間もない激務に皆さん、医療ミスを起こさずによく耐えられたものだと、頭が下がります。情熱があれば、それに協力してくれる人も現れるものなのですね。それにしてもお役所、政府、官僚の情けないことといったら…。今調べたら2017年に亡くなられていたのですね。御冥福をお祈り致します
読了日:04月25日 著者:川本 敏郎
ターシャ・テューダー最後のことば―ラスト・インタビュー「人生の冬が来たら」 (MOE BOOKS)ターシャ・テューダー最後のことば―ラスト・インタビュー「人生の冬が来たら」 (MOE BOOKS)感想
ターシャさんの言葉の数々が心に素直に入ってきます。そして彼女の御子息夫妻やお孫さんの御夫妻から見たターシャさんについて書かれてあります。けっして平坦な人生ではなかったからこそ、ターシャさんは自分流の素敵な人生をみつけたのだと思いました。「大切なのは、それを成し遂げるという意志です。本当に何かをしたいと望めば、きっとうまくいくはずですよ」という言葉が、今の私には一番心に響きました。一つずつと自分に言い聞かせながら毎日を送っている私にとって一番の贈り物でした。ターシャさん、ありがとうございます。
読了日:04月23日 著者:ターシャ テューダー
余命4ケ月のダビデ余命4ケ月のダビデ感想
作者が初めて飼った猫のダビデ君の最期までの日々を綴った作品。余命4ヶ月と宣告される辛さ。そして何よりも病と闘うダビデ君のその苦しさ、辛さを思うと涙が出そうになりました。最期まで本当に良く頑張ったと思う。生き物は生きることに前向きだ。人間と違って思い悩む事がない。ダビデ君、天国で幸せに。そして作者さん御夫妻のことを見守っていることでしょう。
読了日:04月22日 著者:的場 千賀子
エドガー・アラン・クロウ―ターシャ・テューダー・クラシックコレクション (ターシャ・テューダークラシックコレクション)エドガー・アラン・クロウ―ターシャ・テューダー・クラシックコレクション (ターシャ・テューダークラシックコレクション)感想
子供の頃に人間の男の子にさらわれて、そこの一家と暮らす事になったカラスのエドガー・アラン・クロウ。家族と引き離されてちょっと可哀想と思いました。でも皆に大事にされて良かったと思っていたら、何か自分に出来ることはないかと色々やっては怒られてしまうありさま。でも、最後には役に立つ事が出来て良かった。【2019年花鳥風月読書会】
読了日:04月21日 著者:ターシャ テューダー
これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ 1 (集英社オレンジ文庫)これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ 1 (集英社オレンジ文庫)感想
『風呂ソムリエ』と同じメンバーも登場して、主人公の森若さんが美月さんと同期だったのですね。あくまでも冷静にイーブンに仕事をこなす森若さんが格好良くて良かったです。きちっとしていて感情の揺れが少なくて私とは正反対の人です。見習わなくてはと思いました。仕事中は私情に揺さぶられないように、冷静に、一つずつと言い聞かせながら最近は仕事をしていたので、この本に出会えて丁度良かったです。太陽さんとうまくいけばいいですね。
読了日:04月19日 著者:青木 祐子
春のオルガン (Books For Children)春のオルガン (Books For Children)感想
『夏の庭』が好きで、湯本さんの本を読んでみましたが、こちらは少女の心の成長の物語と言ったところでしょうか。あとがきを読むと作者の実体験に基づいて書かれてあるようです。トモミが変な男に胸を掴まれた場面や、そのせいで外に行くのが怖くなる場面は、思わず昔の事が甦ってきて動悸がしてパニックを起こしてしまいました。弟のテツが姉思いでいいですね。そしておじいちゃんも一緒にバスで寝る場面が好きです。結局春のオルガンをおじいちゃんは直せませんでしたが、代わりにおばあちゃんの扇子が出てきたのが良かったように思います。
読了日:04月18日 著者:湯本 香樹実
ウオッカの背中ウオッカの背中感想
ウオッカを追悼して読みました。まさか読み終えた日に、シャケトラやヒシアマゾンの訃報に触れるとは思いませんでした。ウオッカの背中に跨った誰もが彼女に魅了されたのですね。まだ競馬をしていなかった頃、息子に教えられて日本ダービーで優勝した姿を見たのが最初で最後でした。その後のレースをリアルタイムで見たことはありません。それでも強く心に残った馬でした。皆から愛され、惜しまれつつ逝ってしまった彼女に敬意を表します。
読了日:04月17日 著者:河村 清明
うちの鳥の老いじたく: ~小鳥から大型インコまで~さいごの日まで幸せに暮らすための提案うちの鳥の老いじたく: ~小鳥から大型インコまで~さいごの日まで幸せに暮らすための提案感想
我家のセキセイインコのユキ(♀)は今月で6歳になりました。トワ(♂)は9月で7歳になります。子供の頃からセキセイインコをずっと飼っていたので、お別れも何度も経験しています。初めてお別れした時は涙が枯れるまで泣きました。過去の経験を踏まえ今の子たちには出来るだけの事を精一杯してやりたいと思い日々お世話をしています。その上でいつか必ずやってくるその時の為に少しでも勉強しておこうとこの本を手に取りました。鳥は最期の瞬間まで耳が聞こえていると知り、絶対声をかけ続けたいと強く思いました。【2019年花鳥風月読書会】
読了日:04月16日 著者:細川 博昭,ものゆう
幸せはあなたの心が決める幸せはあなたの心が決める感想
昨年11月に骨折してからというもの、環境が大きく変わり、ストレスのせいで関節痛に苦しみ今に至った全ての出来事を受け入れる気持ちになれました。確かに人生は思い通りにならないのが当たり前ですよね。「人生は思い通りにならないからこそ安心して生きられるのだ」「失ったものではなく得たものに目を向けて生きよう」「依頼心や甘えを捨てた時力が生まれ道がひらける」「自分を愛し自分の価値に目覚め他の人もたいせつに」「ほんの少しの優しさ、温かいまなざし、ほほえみ、言葉がけが、淋しい人を救う」など心に響く言葉の数々がありました。
読了日:04月15日 著者:渡辺 和子
これからはじめる人のための楽しい乗馬ビジュアルテキストこれからはじめる人のための楽しい乗馬ビジュアルテキスト感想
乗馬のテキスト。写真つきで優しく解説してあります。初心者向き。ブリティッシュスタイルの馬術競技は知っていましたが、ウェスタンスタイルでも馬術競技があるなんて初めて知りました。
読了日:04月15日 著者:ジョー・バード
猫が教えてくれた大切なこと (~心温まる物語シリーズ)猫が教えてくれた大切なこと (~心温まる物語シリーズ)感想
猫と人と犬との心温まるお話。それにしても簡単に猫を捨てる人のなんと多いことか。怒りを覚える。でも、反対に必死に猫たちを救おうとしてくださる方々には頭が下がります。アニマルコミュニケーターって凄いと思うし、良いなあとも思います。動物たちの気持ちが分かるなんていいなあと。私も動物の気持ちが分かるようになりたい。
読了日:04月14日 著者:フェリシモ猫部
ネネコさんの動物写真館 (理論社ライブラリー)ネネコさんの動物写真館 (理論社ライブラリー)感想
動物写真館をしているネネコさん。様々な依頼が入ります。キリンと少年の話が良いですね。『月にハンティング』も好きです。ダルさん、月に行きたかったのかな?小林さんとはやっぱりそういう事になりましたか。『夕やけこやけ』の写真、とても良かったですものね。最後のページの写真を見て、ネネコさん、良かったねと思いました。
読了日:04月13日 著者:角野 栄子
お手がみくださいお手がみください感想
曾祖母と曾孫との関係がとても良かった。曾祖母のかずさんが孫の浩一郎さん宅に一緒に住む事になり、曾孫の眞子ちゃんは大喜び。だって両親は仕事で忙しくいつもほったらかしにされていたから。音読の宿題をかずさんに聞いてもらいサインをしてもらうあたりから、かずさんの事情が見えてきます。眞子ちゃんの参観での、かずさんの態度が痛快でなんて素敵な人なんだろう!と面白かったです。眞子ちゃんがかずさんに出していたお手がみ。最後のシーンが胸にジーンときます。
読了日:04月12日 著者:髙森 美由紀
余命10年 (文芸社文庫NEO)余命10年 (文芸社文庫NEO)感想
衝撃的なタイトル。しかし、作者は刊行を待たず2017年2月に逝去されている。『生きてさえいれば』を読みたくて登録したらこちらが先に図書館から順番が回ってきました。若い女性が余命10年と宣告される残酷さ。でも主人公の茉莉はやりたいことを精一杯やりきって旅立っていった。そう思いたい。和人も又これからを精一杯生きていくことだろう。茉莉にとっても和人にとっても、お互いに出会うべくして出会ったと思える。二人で残した図画工作室の伝説が心に残った。
読了日:04月11日 著者:小坂 流加
産声のない天使たち産声のない天使たち感想
私の身近にも生まれたばかりの赤ちゃんを直ぐに亡くしてしまった方がいます。この本にも書かれてありますが当時原因は不明と言われたとの事でした。無事に生まれてくる事は本当に奇跡です。息子も先天性心疾患で生まれてきました。入院していた病院で他のお母さんが「どうして!」と泣き崩れる姿も見ました。入院していた赤ちゃんたちが何人も亡くなっていきました。以前、死産や流産でとても小さな赤ちゃんに着せるベビー服を縫ってプレゼントするボランティア活動の事を知り、感動した覚えがあります。そこまで私は思い至る事が出来ませんでした。
読了日:04月09日 著者:深澤 友紀
アメージング・グレースアメージング・グレース感想
アメージング・グレース、とても美しい旋律、歌声の素晴らしさ、歌詞の意味は知らなくても耳に心地よくて聞くのが好きでした。讃美歌だったのですね。そして歌詞の意味も初めて知りました。この讃美歌を作った牧師のジョン・ニュートンは若い頃本当に我儘で自分勝手で散々悪事に手を染める人でした。それがこんな美しい讃美歌を作るに至った経緯が分かりやすく書かれてありました。ニュートンは言います。神様の悪口を言って神様を信じなかった自分を神様は見捨てずに救ってくださった。神様は全ての人を見捨てることはない。そうかもしれませんね。
読了日:04月08日 著者:中澤 幸夫
小さな恋の万葉集小さな恋の万葉集感想
先日読み友さんに、「私は恋とは遠いところにいます」と言ってしまったので、今ブームの万葉集でちょっと『恋』を味わってみることにしました。万葉の時代も現代も、人は恋によって苦しい思いをすることに変わりはないのですね。恋は甘美なものではあるけれども、とても苦しいものでもありますものね…。ただ、この本の特徴はその現代語訳です。思いっきりぶっ飛んでます(笑)
読了日:04月07日 著者:上野 誠,佐藤 秀明
ラストレターラストレター感想
さださんの本だからきっと心温まる作品なんだろうと思って読み始めたら、いきなり放送禁止用語の連発で読むのを止めようかなと思いました。挫折しそうになりながらも読み進めていくと、大越さんの人間味がやがて伝わってきて最後まで読むことが出来ました。特にラブラドールの件はとても好感が持てました。ちょっと気弱なアナウンサーの寺島さんが深夜のラジオ番組を持つことになり、皆が和気藹々と協力しながら作っていくチームワークの良さがいいなあと思いました。番組の中のラストレターのコーナーに読まれる葉書にはどれもほろりときました。
読了日:04月06日 著者:さだまさし
馬と遊び、馬に学ぶ  KIDS  BY  HORSE (児童ピース一般)馬と遊び、馬に学ぶ KIDS BY HORSE (児童ピース一般)感想
馬の事を説明したジュニア書。とても読みやすかったです。馬の種類や体の説明に始まって、乗馬の為の道具、厩舎や馬房、馬のエサ、乗馬のスタイルなど、写真付でとても丁寧に書かれてあります。中でも馬言葉は勉強になりました。道草を食う、はなむけ、馬が合う、御馳走、埒があかないなど、馬から生まれた言葉だったのですね。
読了日:04月04日 著者: 
じゃりン子チエ (18) (双葉文庫―名作シリーズ)じゃりン子チエ (18) (双葉文庫―名作シリーズ)感想
久しぶりに読んだので前回の事を思い出すのに時間がかかりました(汗)でも、ああ、そうだったと思い出せたのでまだまだ頭の方は大丈夫そうです。カルメラ兄弟が真面目に生きようとしているのに、相変わらずテツは彼らの不幸を大喜びしたりテツらしいというかどうかなんとも言えません…。相変わらずユリネさん(お好み焼き屋)はアントニオの事となるとお酒が入って恐ろしくなりますね。チエちゃんとヒラメちゃんの本をめぐるやりとりが面白かったです。いったいどんな内容の本なのだろうと、そっちが気になりました。
読了日:04月03日 著者:はるき 悦巳
ツバキ文具店ツバキ文具店感想
鎌倉で代書屋をしている鳩子の1年が綴られた作品。代書という仕事自体珍しいですが、紙やペン、字体などこだわりを持って、依頼者の気持ちにそって、丁寧に書かれてあって、なんて素敵な仕事だろうと感じました。ただ、先代(祖母)との間に出来た溝が切なかったです。先代は先代なりに鳩子を愛していた事が分かって、最後に鳩子が先代宛に書いた手紙が良かったです。先代はきっと入院中、たぶん来ないと思いつつも鳩子を待っていたように思います。切ないですね。身内よりも他人の方が本心を打ち明けやすいというのはそうかもしれませんね。
読了日:04月02日 著者:小川 糸

読書メーター

4月でユキが6歳になりました。 最近は夫の傍で過ごすことは元より、義母にも寄っていく事が増えました。 彼女なりに何か感じることがあるのかもしれません…。